2015年1月24日土曜日

平和を祈る。


日本が、大変なことになっています。・・と書いてもいまいちピンと来ない人もいるかもしれませんが。イスラム国の件です。


日本人二人がイスラム国に拘束され、身代金2億ドルを要求されましたが、支払い期限の72時間はとうに過ぎました。今のところ二人の安否は不明ですが、少なくとも死亡との情報がまだ出ていないことは、ギリギリの救いです。


僕は、2008〜9年の世界一周の際に、中東にも一ヵ月ほど滞在しています。今回の件でわかるように、シリアはもはや入国できないほどの危険地帯になってしまいましたが、僕が尋ねた6年前の時点では、とても素晴らしい国だったのです。親日的な国民性で、みな優しく、フレンドリーで、たいへん居心地が良かったのです。

特に、今はイスラム国が制圧したと言われている北部の都市アレッポは、僕は当時、たくさんの友達ができましたし、よい思い出しかないような場所なのです。だから自分は特別だというわけではありませんが、他の方と比べれば、今回の件で心を揺さぶられているレベルは、かなり高いと思われます。


シリアでは、多くの現地人から、米英とイスラエルに対しての怒りを、受け取りました。過去も、現在も、こんなに酷い目にあっていると、必死に訴えられました。普段はとても親切で温厚な彼らが、米英とイスラエルに対してだけは、憎悪の塊と化すのです。僕は、なるべく中立的な目線で彼らの思いを受け取ろうと努めましたが、しかしやはりどうしても、米英イスラエルに対しての怒りの種は、確実に植えられました。

帰国後に、改めて中東関係の本をたくさん読みましたし、他にもアメリカ(主に)がこの100年間、世界中でどんなことをして来たのか、いろいろと勉強しました。そして、日本のメディア報道は、確実にアメリカ寄りのイメージを国民に植え付けている、という事実に気付きました。


皆さんは、サダム・フセインの名を聞けば、どうイメージしますか?
逆に、アウン・サン・スー・チーの名を聞けば、どうですか?


多くの方は、端的に言えば、「サダム→悪」「スー・チー→善」をイメージすることでしょう。僕もそれは、否定はしません。僕が言いたいのは「間違えていますよ」ではないです。「それはあくまで、アメリカ側の視点ですよ」です。

ヨルダン人の友人は、「サダムは、英雄だ」とはっきり言っていました。理由を聞くと、「パレスチナの解放に尽力した」等、いろいろ教えてくれました。1990年にイラクがクウェートに攻め入った湾岸戦争、僕は当時小学生で、報道を見てシンプルに「イラクって悪い国なんだな」と思いましたが、あの戦争だって、単なる侵略戦争ではないのです。ちゃんと勉強すれば、わかります。戦争を仕掛けたのはイラクですが、仕掛けるように仕向けたのは、米英です。 日本だって大戦前にABCD包囲網とかありましたよね。あれと似たような構図です。

逆に、「スー・チー女史が必ずしも善とは言い切れない」は、これまた説明が長くなりますので、割愛します。興味のある方は、ご自身で調べて下さい。


というわけで、日本で当たり前のように設定されている「イスラム国=テロリスト集団」も、僕はあくまでアメリカ側の視点だ、と捉えているのです。といいますか、冷戦後のアメリカは、自国に都合の悪い存在をとにかく「テロリスト」と名付けます。そして、「テロリスト=悪」「悪を倒すことは正義」となり、お得意の正義(自国)vs悪(都合の悪い存在)の構図をでっち上げるのです。「テロリスト」という言葉ほど、使い勝手のいい洗脳ワードはありません。


もう、このフェイク、いい加減にしませんか? いつまで騙され続けますか?



僕は決して、イスラム国を肯定はしていません。「テロリスト」の括りにしていないだけです。彼らはあくまで、戦争をしていると考えるのです。正義 vs 悪では、ありません。

欧米諸国から利用と搾取をされ続けた、長い歴史に終止符を打とうとしているのです。それは、彼らなりの正義です。やっていることは、テロリストと呼ばれても仕方のないことが多く、僕も許せないのですが。「爆弾を抱えて突撃する」に「悪」をイメージしてしまう人には、「空爆で街ごと破壊する」にも、怒りを覚えてほしい。邪魔な相手を勝手に「テロリスト」呼ばわりし、それを正義面しながら駆逐しようとする連中にも、怒りを覚えてほしい。


日本は、歴史的にも、今現在も、中東問題にはほとんど関わっていません。ムスリムの方々の憎悪の対象は主に米英とイスラエルであって、そこに日本は含まれていません。

しかし今回、日本の安倍首相は、よりにもよってイスラエルでアメリカの共和党議員たちと握手し、「テロと戦う」と宣言し、支援を約束した。首相の後ろには、日本国旗とイスラエル国旗が並んでいた。

最悪です!!本当に最悪!!! 完全に一線を越えましたよ。日本は、関係のなかった戦争に自ら首を突っ込み、「片方の味方をする」という宣言をしたわけです。戦争への参加を表明したのと、同じことです。「あくまで人道支援だ」とかのたまわっても、支援金を何に使うのかは自由ですし、なんなら空爆のミサイルに使われます。あのイスラエルでの会見で、多くの中東の人々は傷つき、日本に失望しています。イスラム国が日本を、十字軍の一員、すなわち “敵国” だとはっきり明言したことは、僕からすれば「そりゃそうなるわ!!」なのです。



日本には、憲法第9条があります。日本は、戦争をしない国、なのです。平和を追い求める国、なのです。僕はこれには、大きな誇りを持っています。僕は日本という国を、愛しています。右か左かと問われれば、確実に右です。それはひとえに、日本人が「平和を愛する」国民だからです。

メディア報道を鵜呑みにして、「相手はテロリスト(悪)」だと一方通行で決めつけているから、「首相は間違えていない」と錯覚するのでしょう。これは正義 vs 悪なのではなく、実は戦争なんだと気付き、首相がそれにわざわざ参加表明をしたと捉えれば、みなさんはどう思いますか? 憲法第9条に、反していると思いませんか?

今後、首相が「テロリストを倒すために」等のもっともらしい大義名分をつけ、集団的自衛権の名の下に、平和主義を放棄する可能性があります。もしそうなれば、僕は日本政府に、確実に失望します。そんな最悪な連中を選挙で選んでしまう、日本人にも、大きく失望します。


とにかく、イスラム国に拘束されている二人には、無事でいてほしい。今回は「自己責任」をはるかに超える、「政治のミス」です。日本政府は責任を持って、二人を救出してほしい。


いつか世界に、真の平和がおとずれますように!!


シリアのアレッポにて(2008年)




2015年1月4日日曜日

2014年 映画総括!!


2015年、あけましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。


お久しぶりです。前回の更新が8月末ですから、4ヵ月以上も放置してしまいました。忙しくて、それどころではなかった・・・わけではないです。飽きちゃった・・・わけでもないです。実は昨年7月からもう一つ、別のブログを書いているのです。


当ブログでは全く話題に出しませんでしたが、僕は今、新規事業を立ち上げる準備中なのです。それはボンヤリしたものではなく、今年3月に開始することが、既に決定しています。実はかなり前の時期から準備を始めておりまして、多くの資金を投入し、いろいろな方々の協力を受け(ありがとうございます!)、これまで順調に進んできています。長いこと、僕は無職の状態が続いていますが、無意味・自堕落に遊んでいたわけではないのです。ほとんどの友人には伝えていますので、これを読んでいる多くの方は、とっくに知っていることかとは思いますが。前職でご縁がありました、教え子たちやそのご父兄の皆さまには、お伝えしていませんでしたね。

しかし、4ヵ月も更新無しだったというのに、閲覧者数がむしろ増えていたという事実がありまして、とても不思議です・・・。
みなさん、どうもありがとうございます。




さて、今回は毎年恒例の自己満足、2014年の映画総括をしたいと思います。


2013年(182本)と同様に、僕は昨年も観賞本数を地道に数えておりまして、その数合計で316本。さらに、実際に劇場で観た(レンタルDVDでの観賞ではない)映画の本数も数えまして、そちらは75本。この一年、時間だけは有り余っていましたし、僕の休日の過ごし方は相変わらずもっぱら映画鑑賞ですので、気が付けばそんな数になっていました。6月はブラジル・ワールド杯があったので、その一ヵ月間だけは、ほとんど観ていませんが。


昨年の劇場公開作だけでも、対象が100本以上あるわけで、ベスト10の選考にはかなり苦労しました。特に下位は横一線でしたので、おしくも選外になった映画8本を、先に記そうと思います。公開が早かった順です。

★なんちゃって家族
★新しき世界
★愛の渦
★オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜
★キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
★ブルージャスミン
★ラストべガス
★ゴーン・ガール

う〜ん、どれもいい作品だったんだけどなぁ・・・。特に「新しき世界」には、韓国映画のクオリティの高さを、改めて思い知らされました。こちらはベスト10に入っていないというのに、DVDを購入済みです。


それでは、ベスト10の発表!! タイトルの後の(〜/〜)は、日本での劇場公開日と製作国です。ちなみにこれら10本は全部、僕は劇場で観ています。





10位

ショート・ターム(11.15/アメリカ)

少年少女の保護施設を舞台に、心の傷を抱えた子ども達が、生きる喜びや希望を見出していく姿を描いた作品。登場人物は多いのですが、一人一人を実に丁寧に描き、それぞれにきちんと物語があります。“引き算の妙” といいますか、あえて出来事を終わりまで全て見せずに観客に想像させる手法が、とにかく上手い。主人公と、その恋人の人間性も素晴らしく、観ていて清々しくなりました。






9位

バルフィ! 人生に唄えば(8.22/インド)

昨年の5位「きっと、うまくいく」に続いて、二年連続でのインド映画のランクインです。「きっと〜」もこの映画も、何も考えずに観れるシンプルさがいいですね。ド直球のエンタメと、ツボをきっちりおさえた感動。インド映画って、変なあざとさやカッコつけがなく、とことんピュア&ハッピーで人に優しいので、大好きです。
聴覚に障がいを持つが、とにかく明るくて人気者の青年バルフィと、彼との出会いから人生を大きく変化させる二人の女性の恋物語ですが、バルフィに結局選ばれなかった方の女性の、それを受け入れるに至る心理の描写が、特に素晴らしかったです。







8位

6才のボクが、大人になるまで。(11.14/アメリカ)

この映画、同じキャストたちが12年もの永きに渡り撮影された、という手法にまず注目が集まりましたが、決してアイデア一発勝負の作品というわけではなく、内容も素晴らしいものでした。
6歳から18歳まで、主人公が子どもから大人へと成長する姿を丁寧に描きますが、なんとこの映画、出来事が全くないのです。何かの大会に出場するとか、誰かライバルと切磋琢磨するとか、そういうのが一切ない。両親の離婚や失恋などはありますが、会話の内容から観客が推測できるだけで、実際に恋人が「別れましょ」なんて言うシーンもない。
「ショート・ターム」同様、こちらも引き算の妙。出来事がない上に、主人公は感情を表に出さないキャラクターなのですが、それでも成長が観客にはきちんと伝わる。
そんな秀逸な会話劇です。







7位

ディス/コネクト(5.24/アメリカ)

「アモーレス・ペロス」や「トラフィック」等、複数のストーリーが同時進行する形式は僕は元々好きなのですが、「バベル」あたりからは食傷気味に。しかしこの映画は、“それ系” の映画では、久々の大ハマリです。
SNS上で起こった事件をきっかけに、いろいろな人間たちの複雑な事情が錯綜していく様の、脚本構成がとにかく上手い。インターネットが普及し、人類が手に入れた便利さと、それによって希薄になってしまった “心の繋がり”。そんなアイロニカルなメッセージを巧みに訴える、強烈な作品です。






6位

光にふれる(2.8/台湾)

僕が4月に台湾の旅をする、きっかけにもなった作品。
僕は、「24時間テレビ」が嫌いです。あれは障がいを持つ方々に対して、「がんばれ!」の目線なので。僕は「がんばれ」ではなく、「一緒に遊ぼうぜ!」のスタンスで、いつでも彼らと接したいのです。
この映画はまさに、そんな僕のスタンスと、がっちりマッチング。目が不自由だが、天才的なピアノの才能がある青年と、彼をバンドに誘う友人たちや、夢を追うダンサーとの交流を描いた感動の物語。主人公が障がい持っていることを忘れてしまう位に、フェアーで優しい人間愛にあふれています。






5位

GODZILLA ゴジラ(7.25/アメリカ)

この映画は、公開初日に観に行き、それから+2回、計3回も観ちゃいましたよ!! まぁ、真夏で暑かったので避暑を兼ねていましたが。ホントはもっと上でもいいのですが、なんとなく5位が似合うと思いまして・・・。
実は僕は元々、ゴジラマニア。第1作〜22作までは、全て観賞済みです。特に中学時代にドハマリし、今は亡き雑誌「ゴジラマガジン」の、ハガキ職人をしていた位なのです。高校時代からは、サッパリと冷めていましたが・・。
というわけで、僕的には久しぶりのゴジラ熱の再燃でして。さすがはハリウッド。史上最大級のド迫力で、それだけでも観賞の価値有り!
昔のゴジラを知る者(僕)としては、製作者がそれらをよく研究し、日本の伝統のスタイルを踏襲し、きちんと “怪獣映画” になっていたことが、とても嬉しかったです。続編(決定済み)にも、大いに期待しています!!






4位

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2.28/アメリカ)※DVD購入済み

詐欺の手紙を信じ込み、100万ドルを受け取るための旅に出る老いた父と、それに呆れ返りながらも旅を共にする息子との、ロードムービー。父の「これからは金持ちだぜ〜」宣言を鵜呑みにして、ゴマすりタカりまくる町の輩や、とことん毒を吐き続けるものの、夫や家族への愛情溢れる妻(母)などの、周りの人物たちの描写がとにかく面白い。父から息子への愛と、息子から父への愛。決して感動を押し付けず、淡々と、じんわりと、「家族っていいなぁ〜」と感じさせてくれる、素晴らしい作品です。








3位

おやすみなさいを言いたくて(12.13/ノルウェー・アイルランド・スウェーデン)

世界中の紛争地に赴く、女性報道カメラマンのお話。紛争の実情を伝え、世界中の悲劇を少しでも減らしたいという使命感と、危険に飛び込む彼女を案じ「もうやめてほしい」と訴える、夫と娘たちとの家族愛。その二つの葛藤が軸となる物語ですが、なんと彼女の中毒性、“戦争でアドレナリンが出てしまう” 一面まで、きっちり描いております。
監督が実際に報道カメラマンの方なので、自身を投影し、冷静に分析した、リアル極まりない報道カメラマンの姿が、そこにあります。
テロリストを単に “悪” としては描かず、それを生む背景を糾弾しようとしている姿勢にも、胸を打たれる。そして強烈かつ、絶望的なラスト!
世の中の実情を垣間見るためにも、ぜひ皆さんに観ていただきたい作品です!!








2位

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~(9.27/イギリス)

ロングラン・ヒット中で、3ヵ月以上たった今でも、劇場で公開しています。
過去に遡る能力を持つ主人公が、タイムトラベルを繰り返しながら幸せを手に入れる・・・と書くとなんだか既視感がありますが、この映画にとってのワープ能力は、刺身のツマみたいなものでして。別にワープ能力を駆使して、何かの力を得るとか、事件を巻き起こすとか、そういうのではなく。
あくまで、人との出会いや別れ、結婚や出産の経験、いわゆる誰にでも起こり得る出来事を通して、主人公は普通の人間としての、成長を続けるのです。
大感動! というわけではないのですが、非常にポジティブ&ハッピーなので、自分まで一緒に幸せになれたかのような、そんな気持ちのいい気分にさせてくれます。
特に、プロポーズのシーンがよかった!「あら、ひざまずいてる」のセリフ、あれ、最高です!!







1位

アデル、ブルーは熱い色(4.5/フランス)※DVD購入済み

上映時間が非常に長い(3時間)ですし、内容的にも賛否両論、別れている映画ですが、僕の中ではこの作品が、2014年のno.1となりました。
物語は実に単純明快で、とあるレズビアンカップルの、出会いから別れまでを、シンプルに描いているだけです。
しかし、人物描写がとことん丁寧で、感情移入しまくり&心を揺さぶられまくりでした。いちおう僕にも昔、とある女性にとてつもなく激しい恋をし、いろいろあって別れた経験がありますからね。
「アデル(主人公)、わかる! わかるぞぉ〜、その気持ち!!」と、映画を観ながら何度も叫びたくなりましたよ。ここまで感情移入をしてしまった映画って、他にあったかなぁ・・・。
人を愛し、それを失った経験のある方には、きっと心に深く突き刺さる作品だと思います。







相変わらず邦画は、全然入りませんでした! 「愛の渦」以外、特に印象に残った映画もありません(邦画ファンの方、すみません)!!
僕にしては珍しく、10本中5本がアメリカ映画でしたね。選外の8本も、ほとんどがアメリカ製ですし。
しかし2014年は、大作シリーズ(僕の好きな)の続編が目白押しだったにもかかわらず、「X-MEN」も「スパイダーマン」も「猿の惑星」も、すべてが期待はずれでした。決してつまらなかったわけではなく、“物足りなかった” だけですが。前作の出来を超えたのは、「キャプテン・アメリカ」だけじゃないですかねぇ・・・。


僕は今年は無職を卒業しますし、実は明日から忙しい日々が始まるため、今後はあまり映画を観られないと思われます。それがわかっていたからこそ、2014年は大好きな映画を観まくる一年にしたわけです。

現実的に、100本くらい、観れればいいかなぁ。しかしそんな数では、僕にはとてもガマンができなさそうです・・・。とりあえず、「STAR WARS」の続編だけは、絶対に観ます! 12月が、待ち遠しい!!




2014年8月23日土曜日

善意の暴走。


ここ数日、テレビのワイドショーやインターネットで、「芸能人の〜〜が、スポーツ選手の〜〜が、氷水を頭からかぶった」というニュースをよく見ます。


これは、筋萎縮性側索硬化症 (ALS) という病の、研究支援への寄付を募ることを目的とし、アメリカから徐々に広まった、“アイス・バケツ・チャレンジ” という名の、慈善活動です。

ALSという難病をもっと多くの人に知ってもらうために、少しでも多くの寄付金を集めるために、世界中のたくさんの著名人たちが、この活動に参加しています。その志は、本当に素晴らしいことだと思います。


しかし僕は、反対です。この活動には、大きな違和感を覚えます。なぜ、氷水を浴びる必要があるのでしょうか? 世界には、飲み水がなくて、もがき苦しみながら困窮している人が、たくさんいます。そういった人々を救おうと、寄付を募っている団体もあります。寄付を集めるという、慈善の精神と、水を頭から浴びるという行動には、大きな矛盾があると思いませんか? もっと他に、効果的な方法はなかったのでしょうか? たとえば有名人が各々、変わった特技を披露するとか。



僕は3年前に、震災ボランティアに参加させてもらった際、期間が長かったので本部の所属になりましたが、一部の方々の行動には、本当に辟易していました。

自分が持ってきた支援物資を、許可なく被災者に配り始める者(ちゃんと順番があり、管理もしています)。

たくさんいた被災児童の、“一人にだけ” ニンテンドーDSを買い与えた者(当然、ケンカになりますし、せっかくボランティアとたくさん接していた子供たちが、以降はDSにのめりこみました)。

泥だらけの靴で、ズカズカと土足で勝手に避難所に入る者。

・・・挙げたら、キリがありません。


信頼していた仲間にも、被災者に軽トラックを寄付するプロジェクトを立ち上げた者がおり、僕も賛同して協力していましたが、いざ軽トラを寄付するという時に、そこにプロジェクトで作ったステッカーをペタペタ貼ると言う。「なんでわざわざ、そんなことするの?」と聞くと、「私たちの思いを残したいから」との解答。僕はそれが、非常に頭にきて、大げんかし、彼女とは完全に縁を切りました。



僕は、“善意の暴走” が、大嫌いなのです。「善いことをしよう」という志は、もちろん素晴らしいのですが、「善いことをしているのだから、文句は受け付けない」では、ダメなのです。

善意というものは、たくさんの配慮が必要です。柔軟な思考も必要です。善かれと思ってやってはみたが、批判意見が多かった。逆に人を、傷つけてしまった。
→・・・では、やり方を変えてみよう。
このバランス感覚が、大事なのです。


このALSの慈善活動でも、例えばタレントの武井壮は、水浴びの指名を拒否し、「この分はALSに限らない難病支援や、水不足や衛生に関する支援に回します」と表明しました。俳優の金城武は、あえて飲み水ではない排水を浴び、誰も指名せず、「チャレンジは必要ない。身の回りにいる助けを必要としている弱い立場の人々に、あなたの心からの思いやりが届きますように」と書きました。


こういう価値観、バランス感覚のある人と、僕は心を通わせたい。


インターネット上では、賛成派から否定派への意見には、「この活動を批判する奴は、心が貧しい奴だ」といった、人格否定のようなものが多い。

なんだか、タメ息が出ます・・・。



2014年6月27日金曜日

水無月の失望。


ブラジルワールドカップ、観まくっています。ここまでの48試合、見逃したのは2試合くらいですかね。今回のワールドカップは、点が入りまくりでエキサイティングな試合が多く、僕がこれまでライブで観た大会の中では、過去最高に楽しいと思われます。

大会前にも、各国の強化試合をチェックしていた(ネットで観られました)ので、6月に入ってからのこの1ヶ月、僕は完全にサッカーに支配されている状況です。全然、お出かけしていません。映画も、ほとんど観ていません。


日本代表については、別にツウぶっているわけではありませんが、これくらいの結果だろうな、と予想はしていました。本田選手の病気や首の傷跡のことも、同じくサッカー好きの友人とは報道されるだいぶ前から話題にあがっていましたし、率直に言ってこの4年間、日本と海外のサッカーのレベルの差は、むしろ大きく開いたという印象でした。日本も成長しているが、海外はもっと劇的に強くなっている、と。少し前までは海外の主要リーグの得点王ならば、だいたい20〜25得点くらいでなれましたが、最近はアルゼンチンのメッシなんて、50点ですよ、50点。次元が違います。

個人的には、今大会はイングランドに注目しており、友人にも「ベスト4には入るぞ!」と予言していました(直前強化試合の内容がよかったので・・)が、あっさりはずれちゃいましたね。しかし、アルジェリアやナイジェリアの躍進は、予想通りでした。コスタリカには、全く注目していませんでしたが。とにかく、波乱だらけのこの大会、僕はハマりまくりで、最高にエンジョイな毎日です。



しかし今朝、とても残念なことがありました。韓国がベルギーに破れ、これでグループリーグ敗退となったのですが、その後にネットを見てみると、その記事のコメント欄には「ざまぁ」「日頃の行いの結果だ」「アジアの恥」といった罵詈雑言の嵐で、韓国代表に対するねぎらいやリスペクトの欠片もありませんでした。あまりにガッカリしたので、僕はあえて「韓国を応援していたので、残念に思う」とコメントしてみたところ、それに対するリ・コメントでもクソミソに言われ。なんなんでしょう、(一部の)日本人の、このイヤ〜な感じ。

あげくの果てには、「在日だろ」や「キムチ臭い」等、僕を勝手に韓国人と認定し、どんどん増長してこの “架空の僕” をバカにしまくる。韓国を応援するのって、韓国人しかいないんですかね? まぁ、こんなのは相手にしていませんけどね。もちろん途中で読むのをやめましたよ。


僕の周りの人間には、そんなしょうもない連中はいないので、“あくまでネット内の、狂った社会の話” というのはわかっていますが。しかし一部の人間とはいえ、なんでこうなっちゃったんですかねぇ? 日本人が守るべき、大切なものを失ってしまった者が多すぎると思います。

「韓国人のここが許せない!」と言いながら、“そっちがそう来るなら、こっちも” で、同じことをしていては、何の解決になるんだ、という・・・。僕が安倍首相の靖国参拝に断固として反対していたのは、韓国政府からの嫌がらせ行為に反抗するのであれば、逆に日本政府はもっと高貴に、「こちらは相手の嫌がることはしない」を貫くことで、レベルの高い外交が実現できる、と考えるからです。



日本と韓国は、隣国ですし、歴史が歴史なので、ケンカをするのはしかたがない。これからも、お互いを本当に理解し合うことは、難しいのかもしれない。しかし、相手への最低限のリスペクトを忘れ、批判はおろか誹謗中傷をすることで自己満足の歪んだ正義感に浸り、生産的な未来を想像せず、しようともしない愚かな人間にだけは、なりたくないと僕は思います。



2014年6月12日木曜日

ワン!ダフルライフ。


先月末に、我が家に家族が増えました。



動物界 脊椎動物亜門 哺乳綱 食肉目 イヌ科 の一種。要するに、犬です。ほんのりキツネっぽくも見えますが、犬です。チワワと柴犬のミックスです。チワックス的に略して言えば、チバケンでしょうか(笑)? 



実は僕は一年ほど前から、愛犬ルディ君にもお友達をつくってあげたいな、と思うようになり、なんとなく探していたのです。ルディ君はもう4歳ですが、ず〜っっと僕だけにベッタリ寄り添う毎日で、僕以外の人間や他の動物と接する機会がほとんどなく、なんだか可哀想だな、と思いまして。それからこの一年間で5匹くらいのワンちゃんを見ましたが、やっと「この子だ!」と思える子と出会えたので、この度新しい家族として迎えました。


ミックスなので、今後どう成長するのかはさっぱり読めません。僕は別に小型犬が好きなわけではないので、ほどほどに大きくなって欲しいなぁとは思いますが。顔は生まれたての頃はまんまチワワでしたが、成長と共にマズルが伸びてきて、柴犬っぽい顔立ちになったそうです。



性別はオスで、名前は「どん」です。ボストンテリアの「ルディ」とチバケンの「どん」、犬種も名前も統一感がまるでありませんが、わざとそうしています。



ルディ君は、我が家の新しい住犬にまだ慣れきってはいませんが、ちょっとずつ自然にコミュニケーションをとれるようになってきました。どん君が来た当初は、興奮しすぎて暴れまくっていましたが。ルディ君は、人間も犬も、とにかく大好きなのです。


だいぶ慣れてきた















というわけで、僕は相変わらずの一軒家・独り暮らし。しかし2匹のカワイイ犬たちに囲まれながら、毎日楽しくワンダフルに過ごしています。



2014年5月11日日曜日

さぁさぁ、独り旅だ。


ゴールデンウィークは今年も映画ばかりだった、タクロウです。映画「アデル、ブルーは熱い色」、ムチャクチャよかったです(今のところ今年1位)。「アメイジング・スパイダーマン2」「ある過去の行方」は、かなり残念な出来でした。「アクト・オブ・キリング」にいたっては、不愉快すぎてお金を返してほしかったレベルです。

DVDでは、今さらながら「アバター」を観ました(笑)。想像していたよりは面白かったです。あとは実はまだ観ていなかった、はるか昔の名作「アパートの鍵貸します」。素晴らしいラブストーリーで、なぜ今まで観ずにいたのかと自戒の念を込め、その日は熱めのシャワーを浴びました。もちろん他にも大量に観ましたが、特に意味もなく今回は、“あ” から始まる映画だけを紹介しました。




話は変わりまして、昨日は鎌倉で大学時代の親友の、結婚式がありました。

おめでとうだぜ!!














彼と僕とは非常に気楽な関係で、面白い or つまんない、なんぞ全く気にもせず、お互いに話したいことを好き勝手に話せます。好きな人ができればすぐに報告し、ウキウキの共有。そのコとデートをすれば、ノロけ倒して呆れられ。そして結局フラレても、一緒に笑い飛ばせるという、そんな関係です。とてもいい奴ですが、皮肉や毒のバランスも僕と非常に似ており、たまったものを吐き出せる相手でもあります。よって一時期はお互い毎日のように、電話で話していました(コイビトか!)。

僕の恋愛遍歴をすべて知っているのは、彼くらいじゃないかなぁ。大学時代には、二人で1コマずつ交代し、ギャグ漫画を描くという、おかしな遊びにハマったこともありました。彼も絵が得意なのです。少なくとも挿絵のようなサラッとしたイラストに関しては、僕よりも確実にうまいです。


今までは互いに結婚をしておらず、「あいつもしてないし、俺もまだいいかぁ」という関係でもありました。彼以外に僕が今も仲良くしている友人たちは、全員とっくに結婚していますので、変な話、“最後の砦” だったわけです。それがあんなにもあっさりと、ゴールインするとはなぁ・・。運命とは、不思議なものです。


というわけで、他の友人たちの結婚式以上に、昨日は僕はしみじみと「み〜んな、行っちゃったなぁ」という気分になりました。モテる奴もモテなかった奴も、なんだかんだでみんな、とてもステキな恋人を見つけ、ちゃんと責任を持って結婚の決断をしますね。



よって今日から僕の、“独身・独り旅” が始まったわけです。誘える友人がいないので、もはや合コンにすら行けませ〜ん(笑)。こんな風に描くとセンチな気分になっていると思われるかもしれませんが、実はそうでもなく、これはこれで改めて、「よし、やったろうじゃないか」という心境です。


人からは意外だと言われますが、両親の幸せそうな姿を見て育ちましたし、僕にも結婚願望はそれなりにあるんですよ。まぁ、40の頃までにできればいいかな。その前にまずは、恋人どころか、好きになれる人から探さなきゃなぁ・・・。













2014年4月19日土曜日

いい国、台湾!!


先週〜今週にかけて、台湾に行ってきました。久しぶりの、“初めて訪問” の国です。


いやぁ〜台湾、聞いていた以上に、素晴らしい国でした。マイナスポイントを探しても、見つからないです。しいて言えば、景観としての「こりゃすげぇや!」な場所がなかったことくらいですかね。観光地としてよかった、というよりも、居心地が良すぎて、もはやそのまま住んでしまいたかったという、そんな国でした。


その理由としては、まず街がとにかくキレイなこと(衛生的に)。大げさではなく、ゴミが “全く” 落ちていません。夜市はとても活気があり、また、いたるところに屋台が出ていますが、それでもゴミは見当たらず。日本でお祭りがあれば、路上には割り箸やら紙皿やらのゴミが散乱しているもんですが・・。日本人としてのバイアスを抜きにしても、僕は日本の街のキレイさを世界有数だと自負しておりましたが、正直に言ってこれは、台湾の方が確実に上です!!















また、タバコを吸う人や、酒に飲んだくれる人も全く見当たりませんでした。みなさん、家の中で嗜んでいるのかもしれませんがね。さらに、中国では当たり前の “ツバ吐き” が、全く見られなかったこともよかったです(台湾では法律で禁止されているそうです)。僕は “タバコを吸う奴(マナーが良いなら無問題)” “道にツバを吐く奴” “ゴミをポイ捨てする奴” が大嫌いで、僕自身は人生で一度もしたことがありませんし、もし友人がそれをしようもんなら友達を辞めるレベルでの不愉快なので、これは台湾、本当に素晴らしかったです!!


そして、台湾は親日の国だとは聞いていましたが、全くその通りだったというか、むしろ台湾人は、根本的に心がキレイな人たちなのだと感じました。誰かに道など聞けばものすごく丁寧に対応してくれますし、お店でもニコニコと一生懸命に説明してくれ、結局何も買わなくても気持ちのよい「シェイシェイ!」で見送ってくれます。また、マナーの意識がものすごく高く、若者がお年寄りや妊婦さんを助けている場面も何度も見ました。本当に台湾人の優しさには、感動すら覚えましたよ! 東日本大震災で、国民全体で世界一の義援金を集めてくれたというのも、納得です(ありがとうございました)!!



あとは挙げれば、物価が安い(日本の半分くらい?)、

食がおいしい(臭豆腐もクサ旨かった)、

そこらじゅうに犬がいる (僕は生粋の犬好きなので・・)、


など、台湾を好きになった理由は山ほどあります。英語が通じる人が多いし、日本語もイケちゃう人もちらほらいるし、そもそも漢字なので僕にも意味が分かるしで。そんな特に不便のない生活ができる上に、人々のモラルレベルは日本以上に高い。そりゃあ、住みたくなっちゃいますよ!


いやホント、いい国でした(クドいですが)!! 中国とはすべてにおいて、比べ物になりません(中国は、これでよく属国扱いできるもんです)! タバコ&スマホいじり率の高さという不快ポイントのある韓国よりも、僕は好きです(もちろんそれ以外では韓国も大好きです)! 台湾へは今回もLCCで格安(片道8000円)で飛べたので、今後もまた安いチケットを見つけられれば、さらっと訪問しちゃうだろうなぁ〜。











2014年4月4日金曜日

春ですねぇ!!


気が付けば年度が替わっておりましたが、みなさま元気にお過ごしでしょうか?


僕は最近は本格的に時間に余裕ができましたので、とりあえず3月いっぱいは、遊んでばかりいました。30代半ばにしてなお、自由人という名の病をこじらせてしまっております(どうもすみません笑)。

遊んでばかり・・といっても、友人はほとんど仕事をしていますので、人と会えるのはもっぱら週末のみでして。月〜木は、僕は相も変わらずひたすらに、映画ば〜っかり観ていました。

3月だけで、50本超えちゃいましたよ(もちろん自宅観賞も含みます)。今年に入ってからの合計で言いますと、100本を超えています。このままのペースで行けば、今年の映画鑑賞総本数は400本を超えますね。一日3本なんて、ザラですし。先日は、一日で6本観ました。なんかもう、ここまで来ると周りから変な心配をされてしまうレベルです。僕は酒やタバコには一切、依存しないんですけどねぇ(タバコは吸ったことがありませんし)。映画は中毒みたいになってしまいました・・・。


というわけで、せっかくなのでここ三ヶ月の間に観た映画の中で、とりわけ面白かった作品(最近の作品のみ)をいくつかあげてみます。“×” は、“中・高生は観ちゃダメ” マークですよ。いちおう、念のため。

良かった順に書きます。


ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 :上映中だけど終わりそう

サウンド・オブ・ノイズ :レンタル・まだ新作だと思う

愛の渦(×):上映中だけど終わりそう

新しき世界 :上映中だけど終わりそう

ダラス・バイヤーズクラブ(×):上映中

ある愛へと続く旅 :レンタル・新作

凶悪(×):レンタル・新作

ブルーノのしあわせガイド :レンタル・まだ新作だと思う

キャプテン・フィリップス :レンタル・新作

飛べ!ダコタ :レンタル・新作


「ネブラスカ」は、本当に素晴らしい映画でした。こういう人間愛にあふれた作品は、大・大・大好きです。逆に、アカデミー作品賞の「それでも夜は明ける」や、個人的に期待値の高かった「LIFE!」や「マチェーテ・キルズ」には、ちょっとガッカリしました(3本とも、いい作品ですけどね)。


今月も、「ある過去の行方」「アデル、ブルーは熱い色」「アクト・オブ・キリング」あたりは、確実に観に行きます。「アメイジング・スパイダーマン2」なんかも、観てしまうかもです。全部 “あ” から始まる映画なのは、たまたまです(笑)。



それ以外にはまぁ、近況といたしましては、


先月は、近隣中学校の卒業式に参列してきました。

おめでとう!!














教え子の晴れ姿を見るのは、いつもとても感動的なのですが、それも今年で最後ですかねぇ・・。



そして、満開の桜を見に、目黒川に行ってきました。

人が多かった・・














中目黒は、昔、恋人とよく遊んだ懐かしい街です。



他にもいろいろ出かけましたが、きりがないので、これくらいで。僕は前述の通り、普段は映画観賞ばかりですが、僕なりに充実した春を過ごしていますよ〜。


来週からは、プラっと台湾に行ってきます。僕は中国の経験は何度かありますが、台湾はまだなのです。とても親日な国と聞きますし、食が美味しいとも聞きますし、とにかく楽しみにしています!!



2014年3月11日火曜日

3年という月日。


2011年3月11日に起きた東日本大震災から、3年が経ちました。

ふしぎなもので、“あれから2年” と聞いても「ちょっと前だな」くらいにしか感じませんが、“あれから3年” と聞くと、「ずいぶん経ったもんだ・・」という気持ちになります。オリンピックやワールドカップは4年周期ですが、個人的にはこの “3年” という区切りが、時間の経過を強く感じさせるものであります。


あの記憶を風化させてはいけない、とは僕ももちろん考えます。しかし正直に言いまして、僕の頭の中では確実に薄れてきてしまっているのは、否定のしようのない事実です。現に、

2011年 
仕事を除けば、完全に震災ボランティア活動中心の生活。人間関係もボランティア仲間中心。
2012年
継続中のボランティア団体に問い合わせたことがあるくらい(結局行かず)。ボラ仲間との関係もかなり希薄に。
2013年
ボランティアへの参加、ボラ仲間との交流、ともにゼロ。

と、僕と東北の繋がりはこの3年間でゆるやかにフェイドアウトして行きました。しかし、2011年にボランティアグループの一員として出会った仲間の中には、

そのまま被災地に住み続け、いまだに復興の手伝いを続けている者(子供も産まれ、楽しくやっているようです)。

今も定期的に被災地に通い、可能な限りのサポートをし続ける者。

“地域おこし” の魅力を知り、職を辞め正式に “ふるさと大使” として、地方の発展に尽力する者。

などがいます。


すごいことだと思います。カッコいいと思います。尊敬します。僕は彼らの足下にも及びませんが、せめて “いまでもボランティアをガンガンやっている人たちがいる” ということは、皆さんに知っていただきたいと思いましたので、ここに書きました。僕はもちろんのことながら、これを読んだ方々にも、改めて “自分にも被災地のためにできることが何かないだろうか” を考えていただけましたら、嬉しいです。



震災からは3年が経ちましたが、東京オリンピックまではあと6年です。これがあと3年もすれば、数字が逆転します。その頃には、日本政府も国民も、“被災地の復興 < オリンピックの準備” になってしまっているのではないかと、とても心配です。

日本国政府には、6年後のオリンピックを成功させて国民を喜ばせるのではなく、オリンピックが開かれるまでに、どれだけ被災地が復興し、どれだけ人々の笑顔が戻ったかで、世界中を感動させてほしいと、僕は切に願います。





2014年1月12日日曜日

2013年 映画総括!!


またまた久しぶりの更新となってしまいました。僕は相変わらず無職ですが、いろいろと生産的な活動をしておりますので、なんだかんだで、とても充実した毎日です。



さてさて、気が付いたらもう2014年に入ってしまっておりました。皆さま今年も、よろしくお願いいいたします。当ブログ、8月からはほとんど開店休業状態ですが、それでも毎日、ある程度の人数の方にはチェックしていただいているようでして、とても光栄です(あんまり更新せず、すみません)。いつもどうも、ありがとうございます。



さて、今年最初のブログは、僕の大好きな映画についてです。2012年は100本近くの観賞でしたが、実は2013年は観賞数を細かく数えておりまして、その数は合計で182本。二日に1本のペースで、いやぁ~いっぱい観ましたねぇ・・・。年を重ねるごとに、友人と会う頻度はどんどん減り、映画を観る以外の用事で街に出ることもほぼなくなり、すっかり孤独をこじらせてしまっております。昨年末のクリスマスイブも、全く用事がなく、独りで映画鑑賞でしたよ・・。映画館ではお客はなんと僕しかおらず、スケールの大きな “ぼっち” でしたが・・・。



ちなみに2012年のマイ・映画ランキングですが、昨年の発表後に他の作品をDVDでたくさん観た結果、ランキングが大きく変動しましたので、ここに訂正させていただきます!


2012年度 私的ムービーベスト10 (★は新しく入った映画)

10位   哀しき獣 (韓国)
9位  ★崖っぷちの男 (アメリカ)
8位     ダークナイト ライジング (アメリカ)
7位     ぼくたちのムッシュ・ラザール (カナダ)
6位  ★思秋期 (イギリス)
5位  ★そして友よ、静かに死ね (フランス)
4位     別離 (イラン)
3位     孤島の王 (ノルウェー)
2位  ★桐島、部活やめるってよ (日本)
1位     最強のふたり (フランス)


↑・・・豪快に変更しちゃいました。新しく潜り込んだ映画は、4本とも、すばらしく面白い作品だったのです!! この10本、作品によってはすでに旧作扱いで、大手レンタル店では100円で借りられますので、皆さんぜひ観てください!!




さて、それでは2013年のランキングですが、とりあえず言っておきたいのは、昨年は久しぶりにクオリティの高い映画と出会いまくった、素晴らしい一年だったということです。まぁ、観ている本数が過去最高なので、いい映画と出会う確率が高いのは、当たり前なのですが・・。しかしとにかく大豊作の一年で、トップ10に入らなくてもオススメしたい映画は、山ほどあります。





10位 

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 (アメリカ)


前作 「ブルーバレンタイン」(2011年のNO.1!!)が素晴らしかった、デレク・シアンフランス監督の待望の新作。この作品も同様に素晴らしい出来でしたが、今年は他にとんでもない作品が多すぎたための、10位です(例年ならば、3位くらいには入るレベルです)。
一人の犯罪者の “生き様” と、それを追う警察官の “生き様”。単なるクライムサスペンスではなく、人間の対比をしっかりと描いているので、心に突き刺さるものがあります。3部構成での、話の展開の仕方、盛り上げ方、収束の仕方。すべてにおいて上質です。














9位 

愛、アムール (フランス)


世界中の映画監督のなかで、僕のリスペクト・ベスト3に入る、ミヒャエル・ハネケ監督の新作。カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)作品です。
妻が病に倒れたことで、穏やかだった日常が変化していく老夫婦の姿を、ただひたすらに、とことん丁寧に、描写します。彼らのアパート以外でのシーンは、ほぼありません。物語もほとんどは、ただの介護の日常です。
しかしやはりハネケ監督は、“人間” を描く、天才です。その気品や哲学に、圧倒されます。
ただしこの作品は、重たすぎてなんだか気持ちがどんよりしたので、この順位となりました。




8位 

ジャンゴ 繋がれざる者 (アメリカ)


これまた大好きな監督、ご存じクエンティン・タランティーノの新作です(僕の過去の携帯orPCアドレスのほとんどは、彼の映画の登場人物の名前からとったものです)。
相変わらずツッコミどころ満載の、アラだらけの作品ですが、カッコいい演出はいつも以上に冴えわたっております。
僕がタランティーノ映画で一番好きなのは、“役者が最高に楽しそうに演じている” こと。観ていて気持ちがいいのです。今後もこの監督は、このままのスタイルで、突っ走ってほしい!!














7位 

アンコール!! (イギリス) ※DVD購入


めちゃくちゃ泣きました。中盤くらいから、泣き所だらけで涙腺が緩みっぱなしです。これまで僕が観た中で、最高に泣いた映画かもしれません。しかしなぜ7位なのかというと、“心が震えて泣いた” というよりも、どちらかというと “泣けるようによくできていた” という印象だからです。
無口で不器用、妻以外の家族との関係もギクシャクの頑固爺さんが、妻の死をきっかけにして合唱団に入団し・・・って、ストーリーを思い出しただけでもグッときます・・・。見事にやられたなぁ。
主人公の老夫婦の関係性が素晴らしく、僕の両親にも、こんな老後を過ごしてほしいと思いました。また泣きたくなったら観ようかと、DVDを購入済みですので、二人にも観せたいと思います。














6位

おじいちゃんの里帰り (ドイツ)


半世紀前にトルコからドイツへと移住した家族が、一家そろってトルコへ里帰りするというお話。現代のその話と並行して、家族の主(おじいちゃん)であるフセインの、ドイツで出稼ぎをする決意をしてからの50年の人生が、丁寧に描かれます。
僕は旅人ですが、異国の地に初めて足を踏み入れた時のあの、不安感やとまどい、しかし自身がその地に溶け込み、現地人と仲良くなっていく流れの中での、あの高揚感や感動。そんなものを、しみじみと思い出しました。
重くなりがちな移民の問題を、カラッとさっぱり、コメディタッチに仕上げたことにも好感が持てます。愛のあふれる、いい映画です。














5位 

きっと、うまくいく (インド)


超エリート大学でハチャメチャしまくった同級生3人組の内の1人、最も型破りで自由人のランチョーが失踪し、残りの2人が彼を探しに旅をする、という物語。180分の長尺映画(インドでは途中休憩が入ります)ですが、全く飽きさせることなく、盛りだくさんでもテンポよく、一気に走り抜けます。
後述の3位の作品でもそうですが、僕は本当に、“気持ちのいい映画” が大好きなのです。そして、“頭の良い人間がやる、バカな行動” も大好き。僕も昔は、こんな友人がいっぱいいたなぁと、懐かしくもなりました。
笑って泣いて、ワクワクして。インド映画らしい満点のサービス精神で、極上のエンターテインメントに仕上がっております。














4位 

ゼロ・グラビティ (アメリカ)


クリスマス・イブに観た映画が、これです。
実は僕は、3Dで映画を観るのは大嫌いなのですが、これはあえて3Dで。そしてその選択は、大正解でした!!
これほどまでに美しい映像の作品を、僕は観たことがありません。たまたま周りに人が全くいなかったことも手伝い、本当に宇宙空間にいるような錯覚におちいるほど、素晴らしい映像美に圧倒されました。
映像のレベルの高さだけでなく、人間ドラマとしてもしっかりしています(登場人物がほとんど独りのみ、だというのに!)。文句なし!!




3位 

人生、ブラボー! (カナダ) ※DVD購入


こちらは当ブログ、2013年4月19日のエントリーで熱く語りましたので、割愛します。





2位

シュガーマン 奇跡に愛された男 (スウェーデン・イギリス) ※DVD購入


衝撃のドキュメンタリー(実話)!70年代にアメリカでデビューするも、全く成功せず、すぐに消え去ったミュージシャンのロドリゲス。しかし彼のたった一枚のレコードが、遠く南アフリカの地で伝説的な人気となり、アパルトヘイトからの解放への礎となっていた!
ロドリゲス本人は死んだとされており、彼の消息を追うのがこの映画の核です。夢に破れた、しがない男が、自身の全く知らない場所で伝説となっていることを知る。そして人生を一変させたロドリゲスが、最後に選んだ道がまた、とても素晴らしい。そんな、最高にカッコいい男の映画です。





1位

偽りなき者 (デンマーク) ※DVD購入


僕のもう一人のリスペクト監督、トマス・ビンターベア監督の作品。
一人の少女の無垢な嘘がきっかけで、社会集団のすべてから迫害されてしまう男の、その生々しさと、ヒリヒリ感がすさまじい! ホラーでもないというのに、緊張のしっぱなしで、精神が擦り減らされます!!
この監督の描く、人間の “業(ごう)”、しかしそんな人間たちを決して見捨てない、そこはかない “希望” の描写、素晴らしすぎます!
ラストも秀逸! “人間” という存在をえぐり取ったという意味では、この映画はこれまでに観た中で、最高峰。何度でも観たい作品です。

















今年のこの10作品は、すべて映画館での観賞でした。邦画は相変わらず、全然ランキングに入りませんでしたね・・・。「風立ちぬ」 や 「舟を編む」 なんかは、とてもよかったのですが。ベスト10からは漏れました。

2013年は本当に、たくさんの良い映画と出会いました。僕の大好きな監督の新作公開が多く、彼らの作品がすべて、期待通りにやっぱり素晴らしかった一年、といった印象です。


今年もいっぱい、映画を観まくりますよぉぉぉぉ!!


 

2013年11月2日土曜日

もっと仲良くしようぜ!!

お久しぶりです! 7月いっぱいでいったんブログの休止を宣言してから、3ヵ月以上が経過してしまいました!! 以前勤務していた学習塾は8月末をもって退職しましたが、実はその後もネット環境が整わないまま、2ヵ月近くを過ごしていたのです。そして先日、ようやくインターネットを復活させましたので、それに合わせてこのたび、ブログも復活した次第です。



8月は学習塾で、毎日ひたすら授業をしていましたので(きっちり有給もとりましたが・・)、特別変わった出来事はなく。といいますか、もう2ヵ月以上も前になりますので、仕事以外に覚えていることがほとんどありません。


その後はスッキリ、“無職”になりましたので、とりあえず久しぶりに旅人モードに回帰しまして、2週間ほど韓国を旅してきました。別に今回は特別、韓国に行きたかったわけではないのですが(過去に何度も行っていますし)。とにかくどこへでもいいから海外へ、“できるだけ安いチケット” で行こうと探しまくったところ、片道5000円の成田→プサンが見つかり、それに飛びついたのです。ディズニーランドより安く海外に連れて行ってくれるとは・・・、恐るべし、LCC。




というわけで、9月の韓国の旅での写真をアップします。



まずは釜山(プサン)の宿で。ふつうゲストハウス(ホステル)というのは外国人の方が多く泊っているもんですが、なぜか僕の泊った宿のお客さんは、たまたま現地の人ばかりでして。よって僕が寝ていたドミトリーも、僕以外が全員韓国人。僕は海外では、“誰とでも仲良くなったろう!” なキャラですので、同部屋のコリアン・ナイスガイ達を皮切りに、宿のスタッフのみなさんや、とにかく出会う人々みんなと絡みまくります。その結果、毎晩のようにこんな感じの飲み会が開催されていました(僕以外、みんな韓国人です)。


大勢(韓国人)対1人(日本人)の状況では、さすがに会話のほとんどは韓国語で、わからないことだらけでしたが、それでもエンジョイ・コミュニケーションはとれるもんです。毎晩深夜まで飲みあかして、くだらないバカ話で盛り上がり、最高に楽しかったです。


意外だったのは、北朝鮮のこと。きょうびの日本では、“北朝鮮は脅威” といった認識がかなり根付き、多かれ少なかれ皆、危機感を抱いている印象ですが、僕と飲んだ韓国の若者たちは、北朝鮮のことなどは “どうでもいい” というスタンスでした。もはや “同じ民族” という意識も、ほとんどないそうです。滅ぶのは勝手だけれど、余計なこと(爆弾を落とすなど)はしてくれるなと、とにかくこのまま無関係のままがいいと、そんな話でした。

逆に、「日本では放射能汚染がとんでもないことになっていて、日本人は気が気じゃないのでは?」 というようなことを言われましたが、それに対する僕の回答は、「みんなあんまり気にしていないけど・・」。実際に、福島の人々ならばまだしも、ほとんどの日本人は気にしていない印象ですし。北朝鮮の問題も放射能の問題も、不思議なもので、当事者よりも隣人の方がよっぽど、心配しているようです。




釜山でしばらく過ごしてからは、北東へ移動し、北朝鮮との国境にある、束草(ソッチョ)という町へ。町自体、いわゆる田舎の港町といった風情でとてもよかったのですが、僕がここに来た目的は雪岳山(ソラクサン)という山に登るため。山の麓には大仏様がデデン!っと陣取っていましたが、韓国の大仏は、まさに日本のそれとそっくりでした。


大仏だけでなく、お寺もそっくりですしね。やっぱり日本と韓国は、切っても切れない深い関係なんだなぁと感じます。政府はケンカばかりしていますがね。

まぁ、そんなこんなで、山の頂上へ。


テェェェー・ハ・ミングッ!! 韓国バンザイ!!!

 ・・とか書いてしまうと、右寄りの人に怒られちゃいそうだな・・・。雪岳山の登山は片道2時間ほどでしたが、終盤になかなか急な絶壁があり、ほどよくハード・しかしアッサリで、とてもよかったです。日本人の観光客は、他に誰もいませんでしたが・・・。




束草で大自然を満喫してからは、首都、ソウルへ。


写真は光化門から、景福宮(王宮)に入ったところです。この写真の後ろの方に見える山にも、登りました。


釜山でもそうでしたが、ソウルはもう何度も訪れているので、観光スポットには特に改めての興味はなく。今回は、なんだか若者の街(日本でいうところの原宿のような)を探訪してみたくなり、毎日そんなエリアをブラブラしていました。しかし韓国にもなかなかオシャレな店が多いもので、韓国人デザイナーの洋服ブランドのレベルも驚くほど高く、ときめいてしまう服がたくさんありましたよ! 無職なので、ギリギリで購入を踏みとどまりましたが・・・。


ソウルの宿の宿泊客は、ほとんどが海外からのバックパッカーでしたが、今度はなぜか女性ばかり。仲良くなった女性の中には、フランス人でムスリム(けっこういるんだそうです)の姉妹がいまして、その姉妹とは毎晩遅くまでトークしていました(ムスリムなので、もちろんお酒はナシ)。彼女たちは韓国だけでなく、日本のこともとても愛していましたし、なんだか尊敬までしてくれていたので、ものすごくうれしかったです。



何度訪れても、韓国という国は、やっぱりいい国です。日本と韓国は、国家レベルでは仲が悪いと言わざるを得ませんが、日本人の僕が韓国を旅して、イヤな思いをしたことは、これまでで一度もありません。僕の価値観の形成元は、自分の体験と感覚がすべてですから、韓国人に対するマイナスの感情は、僕には全くありません。

これは推測ですが、韓国の人が日本に旅行をしても、きっと同じように「日本人って、思ったよりもいい人たちだな」と感じると思います。ネットの社会などではヒドい悪口だらけですが、僕の周りには韓国人を嫌っている人間は、一人もいませんし。ネットでの韓国バッシングは、決してマジョリティではないはずです。韓国 “政府” には、僕も腹が立つことが多いですが。



日本人と韓国人は、もっとお互いを理解し合い、もっともっと仲良くなれるはずです!! 首相が靖国を公式に参拝したり、大統領が竹島に上陸したり、どちらの国でも、権力者たちが民族対立を政治利用し、国民を騙しています。そんなくだらないフェイクに、僕らが振り回されてしまってはダメです!! 僕は僕の信念で、日本と韓国の間には素晴らしい未来があると、そう確信しています!!!



2013年7月31日水曜日

ありがとうございました!!


前回のブログにて皆さまにお知らせさせていただきましたが、私はこの8月末をもっての陽学舎からの退職が、決定しております。それに伴い、当ブログは “教室長の中園拓朗” としての更新は、今回が最後となります。なお、陽学舎と当ブログならびに井田前教室長ブログとのリンクの削除は、本日HP製作会社に依頼したばかりですので、あと一週間ほどはかかるかと思います。


今月上旬の夏期保護者面談にて、私の退職はご父兄の皆さまに報告させていただきましたが、途中、やむを得ない事情により報告をストップさせていただいていた期間がございます。よってその間に面談にいらしていただいた方には、私はその旨を直接お伝えすることができておりません。失礼をいたしまして、誠に申しわけありませんでした。




私が、東京の三鷹で初めて塾の講師の職に就いたのは、2003年の11月のことです。それから生まれ育った千葉に出戻り、2007年の12月からは、ここ佐倉市の陽学舎個別スクールに所属して教鞭を握っておりました。途中、世界一周の旅に出るなどしたため、2年ほどの空白期間がありますが、単純に2003年から数えますと、私が塾の講師になってからは、およそ10年の月日が流れたことになります。


直接の退職報告をさせていただいた皆さまからは、たくさんのありがたいお言葉をいただきました。ご父兄の皆さまだけでなく、かわいく、たくましく育った多くの生徒たちからも、私の退職をたくさん惜しんでいただきました。もうみんなの勉強をサポートできないことは、私としても非常に残念です。これからも生徒みんなの未来のために、みんなに勉強の楽しさを伝えるために、全力で仕事をがんばり続けたかったのですが・・・。



皆さまからいただいた、あたたかいお言葉の数々は、私は一生忘れません。何名かの生徒からいただいた、お手紙や絵の数々も、私は一生大切にします。皆さまからそう言っていただき、そう惜しんでいただけたことで、「私のこの10年は、素晴らしいものだった!」 と、私は誇りに思うことができました。



陽学舎の夏期講習は、もちろんまだまだ終わっていません。ではなぜ当ブログの最終更新を8月末の退職のタイミングに合わせなかったのかといいますと、単純にこれから1ヵ月間は、授業のみに集中しようと考えたからです。よって今後、陽学舎とのリンクが剥がれた後も、8月いっぱいは、当ブログの更新の予定はありません。9月以降はしばらくはヒマになりますので、また大好きな映画や旅の話などを、マイペースに更新させていただこうと考えています(よかったら寄ってみてください)。


陽学舎の生徒たち! ご父兄の皆さま! これまでどうもありがとうございました!! 一緒に汗を流した(?)講師の皆も、これまでどうもありがとう!! 陽学舎に関係なくても、当ブログを一度でも読んでいただいたことのある方(いるのでしょうか?)、どうもありがとうございます!!



中園拓朗は、これからの人生も “自由に・楽しく・自分らしく”、全力で駆け抜けます!


とりあえずの、一区切りです。皆さま、またお会いしましょう!!
これまで本当に、ありがとうございました!!!



2013年7月20日土曜日

さぁ、夏期講習!!


ブログの更新が滞ったまま、1ヵ月以上が経ってしまいました。先月は特別忙しいというわけではありませんでしたが、出来事としていろいろなことがあり、なかなかブログを書ける状態ではなく・・・。そしてそのまま、多忙の7月に突入しまして、気がつけばこんな時期になってしまいました。・・・どうもすみません。


しかし本日先ほど、夏期講習の準備がすべて完了いたしまして、生徒たち皆さまの時間割を、ただ今絶賛FAX送信中です!! 今年もたくさんの方にお申込みいただき、とても嬉しく思っています。どうもありがとうございました。




さて久しぶりのブログ、今日は私の “価値観” を、皆さまにご紹介させていただこうと思います。私は人からよく 「変わっている」 と言われますが、私自身、自分は変わっていると自覚しておりますので、きっと本当に変わっているのでしょう(笑)。


大前提として、私は超がつくほどの個人主義です。例えば友人たち10人でラーメンを食べに行ったとして、私以外の9人が同じラーメンを注文したとしても、私が「チャーハンのほうがおいしそうだな」と思えば、私ひとりだけチャーハンを注文します。私には “みんなと同じ行動をしなければ” という感覚は微塵もなく、“周りはこう言っている” にも興味はありません。悩みを人に相談することもなく、自分のことは、完全に自分で決めます。


自分がそんな性格なのに、相手にだけ同調を求めるようなことはありませんので、私は周りの人間に対しても、“自分で好きなように考えて、好きなように決定してほしい” と考えています。もちろん、これは友人などに対する話でありまして、塾で生徒からアドバイスを求められた際には、私の経験や知識をふまえ、私なりの助言はきちんとします。しかし逆に、私の助言に反するような意見も、他の方からどんどん聞いてほしいと思います。その結果、どの助言を採用するかは、その生徒が自分で考え、自分で決定するべきだと思います。


私は個人主義な家庭に育ちましたし、これまでチームスポーツのきちんとした経験もありませんので、“みんなで力を合わせて” の魅力を知らずに育ってしまったのかもしれません。私は2年前にはしばしば東北へ瓦礫撤去のボランティアをしに行っていましたが、そこでの “みんな仲間だ!” という空気には全く馴染めず、特に “絆” 感が丸出しのボランティアとは、完全に距離を置いていました。私は単純に、困っている人がたくさんいるからという理由で、東北へ通っていただけです。


そんな私の価値観は、事実上完成されてしまっておりますので、おそらくもう、死ぬまで変わりません。よって、私がどこかの組織に所属して、そこでの上司と私との倫理観や正義感、さらには “何のために働くのか” の価値観が違う場合には、私は自分自身をごまかして上司に合わせる、ということは全くしません。私は私の考えで、その組織の発展を目指し、私なりに精一杯の仕事をします。




陽学舎では7月より、夏期の保護者面談を開催しました。その際にほとんどの方にお伝えしたことですので、すでにご存じの方もたくさんおりますが、実は私は1ヵ月後の8月末をもって、陽学舎から身を引くことが決定いたしました。理由は話せば長くなりますが、ざっくりと言えば、私と塾長の根本的な価値観の違いが、一番の要因です。私としても、少なくともこのような中途半端なタイミングではなく、せめて高校受験の終わる2月までは継続したいと考えていたのですが。誠に遺憾ながら、そのような運びとあいなりました。


生徒の皆さま、特に受験生の皆さまには、たいへんなご迷惑をおかけすることになるかと思います。本当に、申しわけありません。私の後任には、小林悠樹という者が教室長を務めさせていただきます。小林には業務上の引き継ぎはもちろんのこと、仕事における私の考え方や、生徒たちの未来をいかに大切にするべきか、といったメッセージをたくさん伝えておりますので、きっとがんばってくれるだろうと思います。小林はまだまだ経験が不足しているものの、熱のある、信頼のおける人間ですので、皆さま今後とも陽学舎個別スクールを、どうぞよろしくお願いいたします。


というわけで、当ブログ、ならびに井田前教室長のブログは、今月末をもって、陽学舎個別スクール・ホームページからのリンクを剥がさせていただきます。当ブログ自体は、私自身、有意義な気持ちで書かせていただいておりましたし、定期的に読んでいただいている方もいらっしゃるようですので(いつも、どうもありがとうございます)、今後も継続をしたいと考えています(さすがにタイトルは変更しますが)。


私は8月末をもって退職いたしますが、それまでの間は、私にできる限りの最高の授業をし、とにかく生徒の成績の向上のために、努める所存です。また、生徒によっては私の世界一周の旅の話などを楽しみにしてくれていましたので、そのようなリクエストにも、最大限お答えしたいと考えています(もちろん勉強をないがしろにはしません!)。


本当に、どうもすみません! 夏期講習を、最後までがんばります!!!



2013年6月7日金曜日

“親vs子” を理解する映画。


今日も気持ちの良い青空で、すっかり暑いです。関東地方では先月末に梅雨入りが宣言されたというのに、梅雨の空はどこかへ行ってしまったようですね・・・。正式発表にはなっていませんが、どうやら先月末のしとしと雨は、梅雨ではなかったようです (梅雨のはしり、というそうです)。



もちろん陽学舎は、天気など全く無関係。毎日元気よく、授業をしています! 生徒たちは4月に学年が変わり、5月には修学旅行があったりでドタバタしていましたが、気がつけばもう、テストのシーズンです (南中に至っては、もう終わってしまいました)!! 今年の近隣中学校の第一回定期テストは、中学校ごとの日程がまるで違く、5月末~6月は毎週末にどこかの中学校でテストがある、といった状況です。


以前からしつこいほどに言っておりますが、受験生は “学校の定期テスト=私立入試” です。本当に、驚くほどに、内申点(通知表の成績)だけで合格がほぼ100%決まります。私立高校が第一志望の生徒はもちろんのことながら、たとえ滑り止めであっても私立校への受験を検討している者は、とにかく必死になって、ひたすらに勉強しましょう!! これが高校受験への最初の加速ポイントです! ここで一気にスピードに乗って、そのまま受験を走り切るのです!!!




さて話は変わりまして、僕は家では相変わらず映画ばかりを観ている毎日ですが、先日、なかなか魅力的な作品に出会いました。

“ローラーガールズ・ダイアリー” という、2010年公開のアメリカ映画です。



















僕は当ブログでは、普段は “僕が観ておもしろかった映画” を取り上げていますが、この映画はどちらかというと、陽学舎に通う生徒たちや、そのご家族の皆さまに観ていただきたいと、強く思った作品です。


ストーリーは王道といえば王道でして、17歳の少女がローラーゲーム(ローラースケートを履いて競争し、得点を競う、チームスポーツ)に出会い、その魅力にハマり、トレーニングを重ねながら、人間的にも大きく成長していくという物語です。ローラーゲームというスポーツは僕は初めて知りましたが、単純にそのスポーツ自体、観ていて非常にエキサイティングで楽しいものでした。スポーツとはいうもののどこかプロレス的な要素があり、乱闘があるわ、ノリノリの実況がいるわで。個々の選手にはリングネームのような名前がついていて、それらをひっくるめてエンタメとして、とても面白かったです(主人公のスケートネームは、ベイブ・ルースレスです(笑))。


この映画で特に素晴らしいのは、主人公の心の成長と、両親との関係を、非常に丁寧に描いているところです。主人公はまさに思春期の真っただ中におり、心は自分の未来に対する期待と不安と責任とが入り混じって、いっぱいいっぱい。“もうすぐ大人になってしまう” という現実と、必死に戦っています。対して彼女の両親は、自分たちの過去の失敗を娘にはさせたくないという思いから、娘の行動にとやかく口を挟み、両親にとっての “理想の娘” であることを強要します。


・・・リアルです。僕が陽学舎の教室長になってから、たくさんの生徒たちやそのご両親と接してきましたが、この映画のこのようなご家庭は、たくさん見てきた気がします。


思春期の子ども達の 「私は親の持ち物じゃない!」 も、その親の 「こうしないと幸せになれないわよ!」 は、僕はどちらも正解だと考えますし、どちらも否定するようなものではありません。僕が子供の頃、僕の両親はあまり自分の考えを押し付けるようなことはありませんでしたが、それでもたまに 「あぁしろ、こうしろ」 と言われたときには、僕も強く反発していました。しかし今になって考えると、親が僕に言っていたことはほとんどが正解でしたし、的確なアドバイスだったと思います。


しかし 「だから子ども達は、親に言われた通りに生きよう」 とは、僕は全く考えません。むしろどんどん、反発してもいいと思います。親の考えに反することをたくさんやって、たくさん失敗して、とことん失敗を重ねてから、親の正しさに気付く。成長とは、そういうものだと思います。


ここで言う親への反発とは、親「勉強しなさい!」、子「や~らない !!」というケースとは違いますよ。それは子ども側の甘えであり、ただの怠慢です。この映画では親の「女の子らしくしなさい」「ローラーゲームなんて不良の遊びよ」に対して、子の反発は 「私が楽しいと思うことをして、何が悪いの!?」 というものです (勉強はちゃんとしてます)。しかし、主人公の少女は反発しながらも、親の気持ちもよく考えており、理解がないわけではありません。親は親で、楽しそうにスケートする娘の姿を見て、娘の楽しみを奪うべきなのか・・・という葛藤があります。


結局この両親が選んだ判断、そしてそのご褒美のように、母親のもとに降りかかった感動。親と子の、普遍的な問題をリアルに切り取った、素晴らしい映画です。

この映画を観れば、子どもはきっと 「少しは親の言うことを聞こうかな」 という気持ちになりますし、ご両親は 「子どもが言うことを聞かなくても、楽しそうに一生懸命に生きているのなら、それを応援しようか」 という気持ちになります。

ぜひ、皆さまにも観ていただきたいです。



2013年5月31日金曜日

人、それぞれ。


最近、当ブログは更新頻度が少なくなった代わりに、一つ一つのエントリーがかなりの長文になってしまっております (どうもすみません)。週1ペースでの更新は守りたいと思っているのですが、書き始めるとなんだかんだで熱が入ってしまい、なかなか書き終わらせることができないのです。というわけで今回、たまには気楽に、書き記そうと思います。



先日、インターネットをウロウロしておりましたら、とあるサイトで、“お風呂のバスタオルは毎回替えるか?” という議論で盛り上がっていました。まぁ、その議題自体は実にくだらないものだと私は思ったのですが、そのサイトではけっこう、ケンカに近い過激なやりとりが行われていました。



私は独り暮らしですので、毎日洗濯をするような余裕も必然性もなく、洗濯はおおよそ週に一度、一週間分をまとめて洗います。バスタオルもその際に洗濯機に突っ込むので、要するに私は同じバスタオルを、だいたい一週間は使い続けています。


ちょっと興味を持ったので、さらにネットを彷徨ってみたのですが、この“日本人のバスタオル交換の頻度”、いろいろなサイトの統計 (とっているんですねぇ・・) をざっくりとまとめると、だいたい

毎回                   40%
2~3回は使う             20%
一週間くらい使う            30% 
もっと使う (気が向いたら洗う)    10%

といった感じでした。ほとんどのサイトで、「毎回替える」 の割合が一番多いという結果でしたが、「複数回使う」 グループをすべて足せば、「毎回替える」 を越えています。

ちなみに外国で一番多いのは、「一週間くらい使う」 のようです。私の海外経験としても、実際に日本以外の国の人が、バスタオルをしょっちゅう替えていたような印象は、あまりありません。


・・・と、ここまで調べ&語った上でなんですが、僕はこんなもの、別にどっちだっていいと思うのです。前出のネットサイトでは、“毎回替える派” の人は “複数回使う派”の人に、「不潔だ!」「ありえない !!」「気持ち悪い !!!」 と、言いたい放題。対して “複数回使う派” の人は、「潔癖症か !?」「水の無駄だ !!」「バスタオルのレベルで汚いってぇのなら、枕カバーやシーツも当然毎日替えてんだろうな !?」 という応酬。・・・う~ん、どっちもどっちだなぁ。


衛生観念や生活スタイルなんて、人間みんな違うのですから、他人が口を出すものではないと思うのです。何時に寝たって、何を食べたって、何を着たって、本人がそれを選んだのならば、それでいいじゃないですか。

人は、それぞれ。「私はこう考えるので、こうします」 で、おおいに結構! 「まわりに合わせよう」 な生き方では、つまんないですよ!! みなさん自信を持って、自分のスタイルを貫き通しましょう!!



2013年5月28日火曜日

子ども達の学力。


まぁまぁ暑いです。あっという間に、夏が近づいてきました。以前にもこちらに書きましたが、私は夏よりも冬の方が好きなため、あまり夏が待ち遠しくはありません・・・。家にはクーラーがないですし。愛犬と遊ぶのも暑苦しくなりますし。



さて今回は、私が率直に感じている現在の子ども達(小学生~中学生)の、学力についての話をします。この “子ども達” とは、陽学舎に通っている生徒だけに限った話ではなく、今現在の子ども世代、全体に通じる話です。


私が先日のゴールデンウィーク中に会った友人の内の一人は、今は小学校で先生をしています。私は塾講師、彼は小学校の教師、共に教育に携わる者として、この “今の子ども達” 論は、そこで非常に盛り上がった話題でした。そして、私と彼の、お互いの意見、お互いが普段から感じている “今の子ども達の現状” は、だいたいが共通しておりました。よって、私が捉える現代の子ども達像は、おそらくはさほどズレのないものかと思いますので(たった二人の意見が一致しただけですが)、それを今回書き記そうと思います。



巷では “最近の子ども達は学力が低下している” とよく耳にしますが、まずはっきり言いたいのは、“それは捉え方による” ということです。

皆さんは、PISA (学習到達度調査) というものをご存じでしょうか? こちらは世界中の子ども達 (15歳) を対象に3年に一度開催され、国ごとの学力を調査するためのペーパーテストでして、その結果はもちろん公表され、要はこれによって “世界のどの国の子ども達が、頭がいいのか” が、はっきりとわかります。


そのPISAの調査結果の、日本の順位の推移は、

           2000年    20003年    2006年 

総合読解力:  世界 8位  →   14位  →  15位 
数学的思考力:     1位  →    6位  →  10位
科学的思考力:     2位  →    2位  →   6位

とあり、明らかに低下している・・・と、データを見る限りはそう感じるかもしれません。しかし実はこの調査、参加国自体がどんどん増え続けており (2000年:32ヵ国、2006年:57ヵ国)、そもそも日本より学力レベルの高かった国が、2000年には参加していなかった、という一面もあるのです。まぁ、それにしたって数学的思考力などは、1位だったものがたった6年で10位となってしまったわけで、2006年に日本より上位だった国のすべてが新規参入国なわけではありませんし、学力が低下している、というのはある程度は客観的な事実なのでしょう。しかし、2009年には

           2000年(32ヵ国中)  2009年(65ヵ国中

総合読解力:  世界   8位     →      8位
数学的思考力:       1位     →      9位
科学的思考力:       2位     →      5位

とだいぶ持ち直しており、総合読解力にいたっては32ヵ国中の8位が、65ヵ国中の8位になったわけですから、むしろ向上しているとさえ言えます。


・・・と、私はまるで学者のように、データを元に子供たちの学力分析をしたいわけではありません。むしろこんな調査などは机上の空論、私は全く信用しておらず、「数字上のデータなんて、どうでもいい!」 とすら思っています。仮に順位が上がっていたとしても、世界全体の学力が落ちていた場合には、それは学力の向上とは言えませんしね。


よって、私はあくまで直接、子ども達と接した上での、自分の経験と感覚をふまえた分析をします。私が見る限り、今の子ども達は、少なくとも “インプット(入力)” の力は、皆、悪くないものを持っています。教科書の内容をよく理解し、必要な知識を身に付けることは、けっこうみんな、よくできているのです。しかし逆に、“アウトプット(出力)” の力は、はっきり言いまして、かなり物足りないと感じます。


極端な例えで簡単に説明すると、「2+3= 」 という問題は誰でもすぐに解けますが、「答えが5になる文章問題を一つ作りなさい」 という問題になると、ほとんどの生徒はしばらく手が止まります。同様に、理科のテストなどで 「どういう結果になるのか説明しなさい」「なぜこの作業をする必要があるのか説明しなさい」 といった問題が出ると、多くの生徒の解答欄は、白紙のままです。

私は授業では理解度の確認のため、私が説明をした後には、生徒から私への同じことの説明をリクエストすることがよくあります。国語の授業では、設問以外にも文章を読んで何を感じたかなどを、生徒に尋ねることがよくあります。そうした中で感じるのは、“理解はできているのだが、その内容を伝えることができない” “文章は捉えられているのだが、その要旨や感想などの表現がうまくできない” という生徒が、非常に多いということです。

私が前出の友人と特に話したのは、「最近の子ども達は、読書感想文の力がかなり落ちている」 というものでした。厳しい表現になりますが、今の中学3年生が書いている感想文の多くは、私が子供の頃ならば、小学生が書いていたような内容のものばかりです。


友達とのメールや、TVゲームからは、アウトプット力はほとんど身に付きません。インターネットなどでせっかく手に入れた情報も、“知っている” だけで満足してしまっては、アウトプット力はなかなか育ちません。


“何かを考えて、誰かに伝える” ことが重要なのです。

陽学舎の生徒のみんなは、自分が観たテレビ番組や漫画などの、感想を語り合ったりしていますか? 良い本を読み、良い映画を観て、その感動を人に伝えたりはしていますか?


誰かから教わる+自分で考える=本当の勉強、です。考える癖と力がつけば、自分の考えを人に伝えたくなるのは、自然な流れです。社会人になって求められるのは、“自分で考えて、新しい何かを生み出すことのできる能力” ですよ。上司の指示内容を理解し、指示通りに完璧に仕事をこなしたとしても、「そんなものできて当たり前だ」 と思われるだけで、それでおしまいです。


みんな苦手・・・ということは、逆に言うとそれを磨くことができれば、そこにチャンスが転がってくるわけです。

子ども達諸君! もっともっとたくさん、いろんなことを考えて、それをどんどん吐き出そうぜ!!



2013年5月9日木曜日

グローバルな人間とは。


しばらく更新をしていない間に、気がつけば5月に入ってしまいました。毎年のことですが、やはりこの時期は温暖で過ごしやすく、4月に変化があった環境にもだいぶ慣れ、緊張感がなくなり、“のんびりモード”に入ってしまう生徒がとても多いです(いわゆる5月病というやつですね)。まぁ、人間の1年のサイクルの内の一つとしては、こんな時期があってもいいかな、というのが私の考えですので、別に 「みなさん5月病に打ち勝ちましょう!」 と強く訴えるつもりはありません。


5月病とも、うまく付き合えばいいと思うのです。のんびりモードにどっぷりと浸かりすぎて、毎日ゆる~い気分で眠くてしかたがない・・・では、もちろんダメです。逆に、5月病には絶対に負けてたまるか!というような熱い意気込みも、なんだか余裕がないように感じて、ちょっと損な気がします(もちろん受験生は除きますよ!)。ウトウトしながら無駄に過ごすわけでも、気合入りまくりで過ごすわけでもなく、暖かくて過ごしやすいこの時期は、ゆったりと有意義に過ごせればいいのでは、と思います。勉強はきちんとしつつ、美しい草花の鑑賞を楽しんだり、たまにはオシャレしてお出かけしたりと・・・。



それでは、私はゴールデンウィークを有意義に過ごせたのかと言いますと、まぁ・・・基本的には家でのんびりしていました。3日に一度くらいは人と会う約束があり、家を出ましたが。それ以外はずっと家におり、家では映画を観たり本を読んだり、がほとんどでした。・・・これで有意義と言えるのかどうかは、なんともいえませんね。

去年のゴールデンウィーク&お盆休みと、完全に一緒です!! どうやら大型連休にはどこにも行かずに、家で映画を観まくる・・・が、すっかり私の定番のスタイルになってしまったようです。本当はまだまだ、行きたい場所はたくさんあるのですが。人込みが苦手な上に、費用面での割高感があるので、いつも結局、行動には移していません。その分、ローシーズンに3~4日でも続いた休みがあれば、私はこれまでも積極的に旅に出ていましたし、今後もそうしようと考えています。


特に海外には、もう3年以上は行っておりませんので、そろそろ欲がたまってきております。大きな旅でなくとも、せめて韓国ぐらいにはサラッと行きたいですね。最近、韓国への日本人旅行客が大幅に減っているそうなので、なんだか寂しいですし。ちなみに私は日本人として、韓国という国に対しては国家レベルでは多少なりとも不満がありますが、韓国人そのものは大好きですし、良き友人もいます。



私はハングルは全く話せませんので、韓国の友人とは英語で話します。そして韓国人の若者たちの英語のレベルは、我々日本人と比べると、正直に言って “はるかに高い” というのが、私の率直な印象です。


ズバリ、日本人は、英語が苦手です。しかし世の中は、産業面でも、情報面でも、世界を意識した目線が必要とされる、いわゆる “グローバル” な時代に変わってきています。そんなわけで日本では、いつか世界を舞台に活躍できるようにとの願いを込めて、産まれてくる子供に“あれん”君や“れいら”ちゃんといった名前をつける親が、だいぶ増えてきているようです。


・・・しかし残念ながら世界では、そんなことは求められていません。日本人っぽい顔をしていても、名前が欧米風では、その人物は日本人ではないと思われます。そして、相手が流暢な英語で話しかけてきた結果、うまく返せない+「私、実は日本人なんです」 という流れがあり、「なんだ日本人か」→「日本人はやはり英語がダメだな」 と、よけいなガッカリをさせてしまうわけです。逆に、「私は日本人です!」 が丸出しの人間には、よくも悪くも英語のレベルはさほど期待されませんから、相手に無駄なガッカリは発生しません。


「だから日本人はもっと英語をマスターするべきだ」・・・と言いたいのではありません! 私たちが本当にグローバルな人種になるためには、変に “形から” 欧米に迎合するのではなく、日本人として、日本の文化や伝統、価値観に誇りを持ち、日本のことをより深く知り、その上で外国人とたくさん接する必要がある、ということです。私は世界を旅する際には、とにかく外国人(現地人)と積極的にコミュニケーションをとりますが、彼らが私に興味を持ってくれるのは、私と言うフィルターを通して、日本という国に興味があるからなのです。



外国のことをたくさん知るのが、すなわちグローバル、ではありません。英語を流暢に話せるようになることも、単純にグローバルというわけでもありません。グローバル化における日本人としての一番重要なファクターとは、実は “日本をより深く理解すること” なのです。



外国に行くと、現地人は私に対して “日本という国から来た人間” であることを期待します。私が英語をうまく話せるかなんて、皆さんたいして気にしていません。「日本ってこんなところだぜ!」 をおもしろおかしく伝えると、みんなが興味を持ってくれ、話が盛り上がります。海外で商売をするとしても、相手にとってはこちらが “日本人である” ことが興味のきっかけになりますし、信頼のポイントにもなります。外国のことをちょっと勉強して、知った気になって、調子に乗って外国人に受けそうなものを作ったとしても、その国で売れる商品を作る能力は、現地人には敵うはずがありません。


韓国の若者が日本の若者よりもだいぶ英語を使いこなせている要因は、もちろん学校教育の質の差もあるのでしょうが、日本人よりも 「祖国の魅力を海外に伝えたい」 という熱が強くある(ように感じます)という一面も、大きいように思われます。



生徒諸君! 君が “世界に羽ばたく人間” になりたければ、「自分は英語が話せないし・・」と弱気になる必要なんてありません。何よりも大切なのは、よりたくさんの “日本” を知り、日本という国(&人)の魅力を世界に伝えようと思う、その気持ちです!!



グローバルな時代だからこそ、あなたの中にある “日本” を磨き上げ、大切にする。なんだかスケールの大きな話になってしまいましたが、たまには世界一周経験者としての一面も、出したくなってしまったのです!!



2013年4月19日金曜日

素晴らしい映画に出会った!


新学期が始まり、最近は生徒たちの学校生活がドタバタしていたようですが、ここ数日は、ようやく落ち着いてきた印象です。しかし近隣の中学校では、来月に修学旅行があるところが多く、中3生はこれからますます盛り上がることでしょう。


先日の決起集会でも話しましたが、中3生の1学期は、とにかく勉強の習慣を確立させることが大切です。さすがに修学旅行先では勉強する時間はないでしょうが、それ以外の通常の日々は、どんな日でも、何があっても、必ず勉強をしましょう。“昨日は5時間勉強したので、その分今日はやらなくてもいいや~” というような、日によって勉強量にバラつきがあることもよくありません。「毎日必ず、最低○時間は勉強する」 という自分ルールを作り、それを守り続けましょう。




さてさて話は変わりまして、今回はまた僕の趣味である映画鑑賞の話ですが、先日、久しぶりにマイ・フェイバリット・リスト入りした作品がありました。カナダの映画で、“人生、ブラボー!” という作品です。



















人生がブラボーというよりも、この映画自体が、サイコーにブラボー(素晴らしい)でした! おそらく当ブログの閲覧者には中学生が多いでしょうから、この映画のあらすじは少々書きづらいのですが・・・(PG12やR15指定の映画ではないですよ)。



主人公のダヴィッドは、仕事はろくにできず、借金まみれで、恋人からも愛想を尽かされるような、とことんダメな中年男。しかしとある理由から、実は彼には533人もの子どもがいる、ということが判明します。


フィクションをリアル目線で考えるのもなんですが、実際にいきなり自分に533人も子どもがいることがわかったとしたら、それはもうどうしようもないですよねぇ・・・。何もできないどころか、どうしたらいいのかさえわからない(笑)。しかしダヴィッドは、、“自分が父親である” ことを隠しながら、その子ども達一人ひとりとの交流を開始します。そして、彼らに起こる様々な問題を、解決しようと努めます。子ども達の中には、プロサッカー選手もいれば、麻薬中毒者もいれば、障害を持つ者もいる。そんな子ども達のことを、彼にできる範囲内ではありますが、彼なりに一生懸命にサポートします。



子ども達は、ダヴィッドが父親であるとは知らずに、まだ見ぬ(と思っている)父親の身元開示を求めて、集団提訴します。それに対してダヴィッドは、子ども達に自分の正体を明かすべきか、と悩みに悩みます。



・・・まぁもちろん全てを書くつもりはないので、映画のストーリー紹介はこのくらいにしますが、僕はこの映画を観始めて、開始10分ほどが経過した時点で、「こいつは大当たりだ!」 と確信しました。それぐらい、魅力的な空気のある映画で、ストーリーにもキャラクターにも、惹きつけられるものがありました。

ダヴィッドと子ども達とのやりとりの中で、この映画を観る者(僕)たちは、彼が持つ素晴らしい魅力に気付きます。嫌な性格の人間が、だんだんと良い心を持つようになる・・・という、よくあるパターンではないですよ。ダヴィッドは本当にダラしのない男ですが、人に対してはいつでも、誰に対しても人一倍優しく、そして誰からも愛される人間なのです。



僕はここで人間をケーキに例え、それを強引に4パターンに分けてみます。

①外のクリーム:おいしい 中のスポンジ:おいしい
②      クリーム:不味い          スポンジ:おいしい
③      クリーム:おいしい        スポンジ:不味い
④      クリーム:不味い          スポンジ:不味い

もちろん、クリームは表面上の人間性(そとづら)、スポンジは内なる人間性(心根)の例えです(説明するのなら、わざわざケーキに例えた意味がありませんが)。


この4つでは、僕が好きなケーキは確実に②です。①は万人受けはするのでしょうが、僕個人としてはあまり好みではありません。逆に一番、避けたいのは③。④は③よりわかりやすいので、僕としては実はけっこう、嫌いじゃなかったりします(変な話ですが)。


昨年の私的ベスト1映画の “最強のふたり” の主人公ドリスもそうでしたが、僕はこのダヴィッドのような、“一見するとダメダメな奴だけれど、心根だけはしっかりしている人間” が大好きなのです。そして自分も、そんな人間になりたい。そのために必要なもの、・・・ダヴィッドやドリスの心の中に確実に存在していたもの・・・それはやはり、

“人間が好き”

という気持ちです。



ダメダメ(表面)を目標にすると言うのはおかしな話かもしれませんが、僕は 「表面をないがしろにしてもいいので、とにかく内面の味を大切にしたい」 と思っているということです。しかし残念ながら、そもそも僕のクリームはクセのある味ですので、その不味さで敬遠してしまい、スポンジまでたどり着いてくれない人が多いようですが・・・。



ちなみにこの映画、たまたまなのか、劇場には観客が僕しかいませんでした。ワーナーマイカル・ユーカリが丘さん、こんな無名の、しかし素晴らしい映画を上映してくれて(儲からないでしょうに)、どうもありがとうございます!



2013年4月15日月曜日

早起きは合格の徳。


陽学舎では、先週末の土曜日に、中学3年生対象の決起集会を開催いたしました。

何の “決起” かというと、それはもちろん、「これから受験勉強をがんばるぞ!!」 という決起です。


集会では、大きく分けて

① 千葉県の公立・私立高校入試のシステムについて
② 公立高校入試に向けての、各教科の分析と効果的な勉強方法
③ 受験生として、この1年間をどう過ごすべきか

という3点を軸にお話をしました。今年は私がずっと話をし、生徒はただ聞き続けるというスタイルをとったため、所々集中が切れてしまっていた生徒が何人かおりましたが、おおむね皆、真剣に話を聞きながら一生懸命にメモをとっていた印象です。その結果、ちゃんと集会に出席した者は欠席した者よりもたくさんの情報を手に入れたわけで、その時点ですでに、受験生としてのスタートがだいぶ違うということになります。


陽学舎のほとんどの中3生は、まだいわゆる “受験勉強” はスタートしておらず、意識レベルでもまだ、“受験生” にはなりきれておりません。実際に決起集会の出席者数は今回は例年よりも少なく、欠席した生徒達に理由を尋ねたところ、 「忘れていた」 「寝てしまった」 等の、残念な答えが返ってきました。



“早起きは三文の徳” ということわざがありますが、受験だって当然、早く目覚めた者が勝ちます。のんびり寝ていて気がついたら冬になってしまい、急に目が覚めて必死に勉強したところで、ずっと走り続けていた者を追い抜けるはずがありません。私は以前は 「遅くとも夏休みからは始めよう」 と言うこともありましたが、それを 「じゃあ夏までは始めなくてもいいんだ」 と捉える生徒が多かったので、その一言は私はもう言わないようにしています。



「今すぐに受験勉強を始める」 のです!! 決起集会では、「とりあえず今すぐに始めるべき科目は、“英語” である」 と具体的に話をしました。さらに、「一学期は必死に勉強するというよりも、勉強習慣・リズムを身体に刷り込ませる時期だ」 とも話しました。受験生たちは、まずはできるだけ早く、気持ちも生活も、すべてを受験モードに切り替えるのです。


そんなことを言うと、プレッシャーを感じてウンザリしてしまい、逆にモチベーションが下がる生徒もいるかもしれませんので、私は一年中 「勉強しよう」 と言い続けるわけではありません。それどころかむしろ、陽学舎でのその圧力は、他塾と比べればずっと小さいと思われます。

しかしその分、こういった “3年生のスタート” “夏休みに突入” “部活が終了” といったキリのいい時期には、「さぁ、 今から受験勉強を始めよう!」 と強く訴えます。陽学舎は生徒たちにとって、普段は “明るく楽しく、気持ちよく勉強できる塾” でありたいと思いますが、生徒が意識を変えるべき大事なタイミングでは、このようにビシッとした厳しさを見せる塾でもあります。



「この問題がわからない」 といった質問はもちろんのことながら、勉強方法や受験の仕組みについての質問も、私はいつでもウェルカムしております。生徒たちは、わからないことがあったら、私にどんどん聞きに来てください!!



君たちはもう、“受験生” になったんだ!!

 一緒に全力でがんばろうぜ!!!


 

2013年4月1日月曜日

またもや結婚式!


桜が満開になりました。しかし今年は春期講習(絶賛開催中!)の期間と被ってしまったため、陽学舎講師陣でのお花見は、今のところ予定されておりません。けれどもせっかくの桜を全く楽しまないのはもったいないと思い、日曜日はレジャーシート片手に近所の公園に行き、愛犬と一緒にまったりと過ごそう・・と考えていたのですが、・・・残念ながら昨日は雨でしたね。



よって昨日は一日中、家でのんびりしました。3月は何かと用事が多く、休日もドタバタしていましたので、久しぶりに何にもない、ダラダラとした一日でした。


僕は元来、“休みの日には休みたい” 性格なのです。まぁ、全く何もないとヒマになるのかもしれませんが、我が家にはかわいい愛犬ルディ君がおりますので、彼と一日中遊べれば、僕はそれで満足なのです。休日にどこかに行ったり、何かをすることが嫌いなわけではないですよ。



というわけで、僕は最近はますます、友人達と疎遠になりました・・・。大学時代の親友の一人や、昔のバイトの仲の良い先輩の一人を除き、他はみんな結婚しちゃいましたしね。先週の土曜日には、先日に引き続き、また僕の旅仲間の一人が結婚しました。今回の新郎(友人)と新婦は、お互いに世界一周の旅をしている間に知り合い、その間に付き合いが始まり、帰国後も関係は続き、そしてこのたびめでたくゴールインしました。


とても素敵な友人たちに囲まれた、とても素敵な結婚式でした。新郎・新婦は、本当に幸せそうでしたね。盛り上がりすぎて、写真を撮るのを忘れましたので、画像はありません・・・。



自由と孤独をこよなく愛する僕ですが、土曜日の “大きな愛” を見た後に、誰とも会わない孤独な日曜日を過ごすというのは、さすがにちょっぴり、虚しさを覚えました・・。

僕は一年以上、独りで世界を放浪していましたが、その話をすると多くの方から、「寂しくなかったの?」 と聞かれます。しかし実は、一人旅というものは、全く孤独感とは無縁なのです。孤独とは、“みんなが盛り上がっているのにその輪に入れない” 際などに感じる相対的なものですから、ハナから独りでいることを前提とする一人旅では、むしろ心が満たされます。



・・・また、旅に出たくなりました。ゴールデン・ウィークは、どこか海外にでも行こうかなぁ・・・。