2012年7月25日水曜日

読書感想文マスターへの道 ①


陽学舎では、一昨日より本格的に夏期講習が開始しています。といっても、部活が終わっていない中3生がまだおりますので、盛り上がりのピークは、もう少し先になりそうです。




さて今回のブログの内容は、前回の宣言通りに、“読書感想文の書き方” についてです。


最近は、文章の書けない生徒が非常に増えてきています。それは小・中学生だけでなく、高校生や大学生にも言えることのようですが・・。新聞や本や雑誌から離れ、活字に触れる機会は友人とのメールのやりとりぐらい・・・の生徒ばかりでは、この現状はいたしかたないのかもしれません。よって多くの生徒にとっては、読書感想文は 「嫌だ!」「面倒くさい!」 という対象のようですが、この夏に頑張って良い文章を書くことにより、嫌悪の感情が少しでも解消され、文章を書く楽しみを知る生徒が増えてくれることを、切に願います。




それではまず、読書感想文を書くにあたって、守っていただきたいこと(心構え)があります。それは、

① 誰にでも書けるような文章は書かない。
② 文章の “リズム” を意識する。
③ やみくもに書き始めるのではなく、まずは全体の構成を決める。

の3つです。


①は別に、一風変わった、独特の感性でもって文章を書こう、と言っているわけではありません。大切なのは、“顔が見えること”。あなたの価値観や人間性・人柄、よき思い出や失敗したエピソードなどを、どんどんさらけ出しましょう、ということです。機械が書いているわけではないのですから、まるで感想文の “見本” のような文章を書き、道徳の教科書に載っている子ども達のような、大人にとって都合の良い “お利口さん” のふりをする必要は、全くありません。あなたを知らない人があなたの文章を読んで、“この子はおもしろそう。どんな子かな” と思わせられれば、それでいいのです。


② 文章というものは文字の羅列ではありませんし、読む人は口には出さずとも、頭の中で音を立てて読んでいるわけです。そしてこの “音”、実はとても重要なのです。音とはもちろん、ドレミファ・・・ではなく、“リズム” のことです。

日本語には、句読点という便利な道具があります。「あしたまた、会いましょう」 と 「あした、また会いましょう」 では意味は一緒ですが、リズムが違う以上、読む側の印象は異なります。どれが正解かの答えはありませんが、“どこに読点を打つか” を、ないがしろにしてはいけません。句読点や改行を効果的に使用することをしっかりと意識し、リズミカルで心地のよい文章を、完成させましょう。


③ これが一番、簡単な作業です。・・・といっても、そんなの考えたことがないからわからない、という生徒の方が多いと思われますので、ここではズバリ、私のアドバイス通りにしてみてはいかがでしょう。

例えば縛りが原稿用紙3枚だとして、

序章・・・      半枚弱
本のあらすじ・・・ 1枚
感想・・・      1枚半弱
結論・・・      数行(3~4行)

の構成です。用紙の枚数が増えれば、バランスは変えずに、指定枚数に比例して増やしてください。



②は、かなりの部分で経験がものを言いますから、小学生には正直、厳しいリクエストです。よってこの心構えは、中学生以上の生徒のみに。小学生のみんなは、あまり気にせずに下書きを書いてみて、それを文章の書ける大人(私でもいいです)に見せて、リズムや表現が変な箇所を直してもらいましょう。






一気に書くととても長くなりますので、今回はこの辺で。次回は前述の①②③についての、細かいレクチャーをいたしますので、またご覧になっていただければ、と思います。





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