2012年11月16日金曜日

あらためて、“受験生” になる!


秋が深まり、すっかり寒くなり、ついに・・と言うべきか今更ながら・・と言うべきか、陽学舎でも暖房をつけるようになりました。ちょっと前まではまだ、冷房をつけていた気がしますが。季節が変わるのは、本当に早いですね。



さて昨日から今日にかけて、近隣の臼井中学校で、第三回の定期試験がありました。今月初めの臼井南中、今週月・火曜日の臼井西中と合わせ、これで当スクールに在籍する中学3年生のほとんどは、今年中の定期試験を終えたことになります(まだ佐倉中が残っていますが)。



“中学3年生の第三回の定期試験が終わった” というのは、単に年に四回ある試験の内の一つが終わったというだけではなく、もっと大きな意味があります。“第四回の試験は、重要ではない” と言ってしまっては中学校の先生に怒られるかもしれませんが、第四回定期テストの時期には、そのテスト対策をしている余裕などありません。その理由はもちろん、高校受験があるからです。


つまり、この “第三回の試験が終わる”=“あとは高校入試へまっしぐら” であり、今後は塾での学習内容も、完全に入試を意識した、“志望校へ合格するための特訓” となります。


もう入試(公立高校前期)まで、3か月を切っています。さすがにどの高校を志望するかを、いまだに全く考えていないような生徒は、皆無でしょう。まだの生徒はもちろんそれが最優先として、ここではそれ以外に今、このタイミングで考えるべきことを並べます。それは

① 自分の志望校に合格するためには、だいたい何点が必要なのか。
② その点数に到達するために、自分は教科ごとに何点を取りたいか。
③ 科目ごとの目標点に到達するために、今、自分は何点足りないのか。
④ その点数の差を埋めるために、これから自分はどのくらい勉強が必要か。

の四つです。


そんなの当たり前・・・と言ってしまえばその通りなのですが、多くの生徒は無計画でやみくもに勉強するだけで、具体的かつ客観的な勉強プランを立てていません。そしてそのような生徒はテストにも無計画のままに挑み、むやみに100点を取ろうとします。


千葉高などのトップレベルの高校ならば話は別ですが、入試では100点を取る必要はなく、100点を狙う必要もありません。受験校の、合格最低点を越えればいいのです。できれば1問でも多く解きたい・・という感情は、誰にでもあります。しかし、“自分の実力ではとても解けないような問題にチャレンジし、そこで時間を無駄に使った上で、結局解けなかった” が実は、最悪なのです。それを入試でしてしまっては・・・その結果は、言うまでもありません。


要は、志望校の合格には学力だけではなく、戦略も必要だということです。そしてその戦略は、直前になって完成させるのではなく、定期テストが終わった今、このタイミングで作り始める必要があるということです。



当スクールでは遅ればせながら、来週21日より、受験生のご父兄を対象とした保護者面談を開催いたします。また12月1日には、中学3年生対象の、受験直前・決起集会を開催いたします。決起集会では、12月~試験当日までの勉強プランの作成、教科ごとの戦略の組み方と、千葉県公立高校入試問題の傾向と対策、についての話をします。参加することによるデメリットは一切ありませんから、中3生は基本、全員参加とさせていただきたく思います。



受験生は、定期テストが終わり、ここらでちょっと一休み・・・ではなく、ここからが “受験勉強の本格的なスタート” だと考えましょう。もう学校のテストに振り回されることはないのですから、ここからは気持ちを新たに、完全に受験勉強を中心とした生活に、切り替えましょう。


このタイミングで、あらためて “純度100%の受験生” になるのです!! “問題の解き方がわからない” という学力面の質問も、“どこから勉強したらいいのかわからない” という戦略面の質問も、私はいつでもウェルカムしておりますので、どんどん聞きに来てください!! 



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