2012年12月31日月曜日

素晴らしい一年でした。


久しぶりの更新となりました。陽学舎では23日より、冬期講習を絶賛開催中です。たくさんの受講のお申し込みを、のべ10日間という短期間内に詰め込んでおりますので、現状、振替授業の余裕があまりありません。大変申しわけありませんが、自己都合での振替のほとんどは冬期講習後の通常授業期間内に振替えさせていただくことになるかと思われますので、その旨よろしくお願いいたします。



冬期講習はもちろん、入試直前の追い込みの期間ですから、受験生には毎日大量の宿題を出しております。例えば1日4~5授業を受講している生徒は、宿題をすべてこなすだけでも4~5時間はかかるかと思いますので、塾で6時間の勉強+家で4時間の宿題+α(自主学習)=合計10時間以上という、相当ハードなペースでの学習を強いられていることになります。しかしそれでも宿題をしてこない生徒は皆無に近く、皆、必死になって勉強しています。


今年の受験生たちで特に良いと感じるのは、みんな疲れているのだろうに、弱音を全く吐かないところです。弱音どころか、むしろ毎日がんばって勉強していることが本人にとっての充実感となっており、皆、非常にいい顔をしています。意識が “受験生” になり切れていなかった以前とは違い、宿題を大量に出しても、「がんばります!」 というリアクション。みんな、本当に素晴らしいです!!




さて日付が変わり、早いもので今年も本日をもって、終わりです。陽学舎も、本日より1月3日までは、お休みとなります。在塾生のみんなはこの期間、自習室を使えず、どうもすみませんね。



私は今年の3月より、陽学舎個別スクールの教室長に就任し、以来、私なりに一生懸命&マイペースに塾を運営してまいりました。


私個人の一年を振り返ると、愛媛に1度、鹿児島に2度行くなどの出来事はありましたが、他は特に目立ったものはなく、大きな買い物もなく、大きな出会いもなく。毎日淡々と、ひたすらに仕事ばかりしていた印象です。しかし決して実のない一年だったわけではなく、むしろ充実した一年だったと言えます。その理由を単純な一言でいえば、「たくさん授業をしたから」 ですね。



毎日、ほとんどフルで授業に入っていましたので、考えてみるとこの一年間で私は、800回ほどは授業をしていたことになります。そして少々大げさではありますが、そのすべてが、私にとってはとても気持ちの良い、楽しい授業でありました。


宿題の出来がよかった、説明の内容を理解した、これまで解けなかった問題を初めて自力で解いた・・・、そんな生徒たちのうれしそうな顔を、何百回も見た一年だった、ということです。私は塾講師のキャリアはもうすぐ10年になりますが、担当した授業数がここまでたくさんになった一年はありませんでした。


来年も私は、生徒たちのそんな笑顔、特に “志望校に合格した” 際の最高の笑顔をたくさん見るために、プロの塾講師として全力で駆け抜ける所存です。



みなさま、今年も一年間、誠にどうもありがとうございました。

2013年も陽学舎個別スクールを、どうぞよろしくお願いいたします。



2012年12月18日火曜日

耳が痛い・・・


このブログにしては珍しく、ショートスパンでの更新です。・・というか本日、のんびり残業をしていたところ、うっかりそのまま終電を逃してしまったのです(たまにやってしまいます)。まぁ、学習塾ではこの時期(冬期講習前)、仕事は山ほどありますから、今夜はこのまま朝まで働くことにします。



さて話は全然違いますが、実は僕は、この日曜~月曜午前中にかけて、また鹿児島に行っておりました。行きの飛行機では右の窓側の席だったのですが、ちょうど前日の雨から晴れに変わった頃合いでして、雲が一つとして無い、それはそれは素晴らしい天気でした。
















僕は飛行機にはしょっちゅう乗っていますが、今回僕が上空から見た富士山は、これまで見た中で一番、見事なものでした。富士山の後ろには、赤石山脈と木曽山脈、さらには遠く飛騨山脈まで眺めることができ、ちょっと感動すらしましたよ。やっぱり富士山は、日本の誇り。デカくて雄大で、カッコいいですね!!



しかし実は僕、飛行機は大の苦手なのです・・・。いちおう飛行機が空を飛ぶ、物理的な仕組みは理解しているつもりですので、「落ちたらどうしよう・・」 の不安感は、微塵もありません。それどころか、乗り物としてはジェットコースター気分で、むしろ大好きなんですけどね(特に離陸の瞬間は最高です!)。


ではなぜ苦手なのかというと、それは僕が飛行機に乗ると、耳の中が異常に痛くなるからです・・・。世界をブラブラしていた3~4年前は、全く平気だったのですが。なぜかここ1~2年の間に、急におかしくなりました。耳だけでなく、顔の眉間の部分など、とにかく顔のいろんなポイントが痛い。外気圧と内気圧の差の影響だということは、わかっているのですが。飛行機に乗っている時だけなのでわざわざ医者には行っていませんが、こいつはちょっと尋常じゃない痛みでして、この問題を片づけるべきかどうか、現在悩み中です・・・。



タイトルを読んで、“弱点を突かれてつらい” という意味の慣用句を想像された方、どうもすみません。

読んで字の通りの、“耳が痛い” 話でした・・・。



2012年12月15日土曜日

さぁ、選挙だ!!


陽学舎の冬期保護者面談は、昨日をもってすべて終了させていただきました。今回の保護者面談は、いつも以上に皆さまと多岐にわたるいろいろな話ができまして、とても充実したものになりました。ご参加いただいた皆さま、誠にどうも、ありがとうございました。


皆さまからお伺いした話を全体的にまとめさせていただくと、今回は特に “子ども(生徒)が自宅であまり勉強していない” というものが多く感じられました。もちろん陽学舎は、“塾で勉強を教えるだけ” の塾ではありません。生徒がご自宅でも自分から積極的に勉強をし、そしてそれを持続できるようにするのも、私達の仕事です。やる気に火をつけるモチベーターとしても、陽学舎講師陣は今後もますます努力していかなければ、と気持ちを新たにいたしました。




さて話は変わりますが、明日は衆議院議員選挙ですね。私は社会も教えておりますので、いちおう興味はありま・・・どころか、実は私は、選挙が大好きなのです!! 子どもの頃は、朝方までテレビで当選速報を見続ける父親を見て 「どこがおもしろいんだろう・・・?」 と疑問に思っていたのですが、いつの頃からか自分も選挙の魅力にどっぷりとハマり、すっかり父親と同じような人間になってしまいました。夕飯後はひたすらテレビにかじりつき、深夜にはテレ朝の “朝まで生テレビ” を肴に晩酌・・・が最近の王道のパターンだったのですが、今回の選挙では “朝生” は、やらないみたいですね・・・。


投票の方は、実は明日は私は用事があって千葉にいないため、先週の日曜日に事前投票で済ませてきちゃいました。今回は前回と違って結果のよみにくい選挙ですし、ギリギリまで候補者のメッセージを聞いて、これだっっっ!!という人に一票を投じたかったのですが。そういう意味では、個人的にはやや、盛り上がりに欠けています。



せっかくの総選挙ですし、陽学舎の生徒たちもこの機会に、自分なりに考えてみてほしいと思います。消費税増税について、原子力発電所について、TPPについて、領土問題について、デフレ対策について、・・・・etc。誰もが 「こうした方がいい」 と考えることは、ほとんどはすでに、そうなっています。上記の諸問題は、すべてにメリットとデメリットがあり、よって賛成と反対に分かれているわけで、よって議論が必要なわけです。


ここで言っておきたいのは、たとえば原発の持続に反対の人は、やみくもに 「反対!」 と叫び、原発はこんなに悪いんだ という情報ばかりを仕入れるようでは、それはただの頭でっかちの頑固者でしかないということです。反対だからこそ、賛成という人の意見もたくさん聞き、賛成派の論拠を理解し、その上で 「反対!」 を選ぶ。もちろん、その逆もしかり。


自分なりに考えるというのは、浅い知識でなんとなく意見を決めることではありません。賛成・反対、それぞれの意見の相互を理解し、その上で自分なりの意見を固めていく。日本の政治の流れが変わる、こういった選挙などは、実は自分が世の中のことをより深く知り、相互理解力の質を高める、大チャンスでもあるわけです。



2012年12月12日水曜日

誰も来ませんが・・・。


陽学舎の冬期の保護者面談は、昨日、期間としてはすべて終了いたしました。しかしまだお会いできていない方がおりますので、すべての方との面談が終了した際に、またご挨拶をさせていただきます。



さて今日のブログは、実にどうでもいい話題なのですが、先日、我が家の玄関を、ちょっぴりオシャレにしてみました。



















・・・いかがでしょうか? 


僕は最近、変なスイッチが急に入り、ビジネス靴ばかりをたくさん買っているのですが、増えすぎてついに、置ける場所がなくなってしまったのです。よって今回、壁に五つ、小さな白い棚を取り付けました。


その棚に靴を並べると、それは僕の想像よりもずっとカッコよかったので、調子に乗ってますますカッコつけたくなり、横に絵を飾りました。この絵は、ピーター・マックスという画家の1960年代の作品で、僕はたまたま雑誌で見つけて衝撃を受け、勢い余ってその日の内に買いに行ってしまったという、思い出の品です。およそ10年前、その日は僕の誕生日が近かったので、いわゆる “自分へのプレゼント” というもっともらしい理由をつけ、全貯金をはたいて購入しました(レプリカではないので、もの凄い高かったです・・)。ちなみに自分への誕生日プレゼントは、それっきりしていません。



玄関をカッコつけたことだし、誰かが我が家に来ればぜひ見てもらいたいと思うのですが、残念、我が家には基本、誰も来ないのでした・・。友人を家に招くという文化が、全くない人間でして。今年も残すところあと少しですが、結局今年一年間で、ウチを訪問してくれた者はたったの一名、それもたしか1月だったので、つまりはここ11ヵ月、誰も来ていないわけです。トホホ・・・・。



ちなみに一番右下のスニーカーは、ロシアはモスクワの蚤の市で購入し、世界一周の前半、ヨーロッパ~中東で一緒に旅をしていた物です。よくわからない胡散臭いブランドで、履き心地は実に残念、なんとタン裏のサイズ表記が 「JPS(ジャパニーズサイズ)28.“3”cm」 という、とてもステキな一品です。



2012年12月2日日曜日

あとはただ、頑張るのみ。


陽学舎では昨日は中学3年生を対象とした、受験直前・決起集会を開催いたしました。今回も、ほぼ全員の生徒に参加していただきまして、どうもありがとうございました。



前回の決起集会は4月の開催でしたが、その時にはまだまだ、言ってみれば “受験生になりきれていない” 生徒が多く、全体的にとても意識が低い、という印象を受けました(→4月23日のブログ)。しかし今回の決起集会は、ゲーム等の余興をせずにいきなり真面目な話を始めた影響もあるのでしょうが、参加した生徒たちは皆、とても真剣に話を聞いており、以前よりもだいぶ意識が高まっている、と感じられました。



11月の末に、中3生の保護者面談を開催させていただきました(ご参加、どうもありがとうございました)が、その際にご父兄の皆さまからお聞きした、生徒たちの家での生活の多くは、

「勉強を、していなくはない。しかし受験勉強としては、全く足りていない」

というものでした。実際、今年の中3生に対する私の印象もその通りで、ほとんどの生徒はまだまだ、入試に向けてのガムシャラの全力疾走はできていない、と感じています。



保護者面談ではご父兄の皆さまに、入試本番までの残り2ヵ月間は、お子様の受験勉強を中心とした生活を、家族総出でしていただけないか、というご協力を依頼しました。そしてその要望に対しては、すべての皆さまから、快く了承をしていただけました。


また昨日の決起集会では、やや強引な手法となりましたが、受験生には今後の勉強の習慣・生活リズムを守っていただくため、残り2ヵ月間の平日・休日ごとの勉強スケジュール表を、作成していただきました。そしてそれを、“家に帰ったら家族に見せる” ということを、昨日の宿題としています。


生徒たちが、その宿題をきちんとやり遂げたかどうか、それはあえて、こちらから確認はいたしません。また、生徒が作成したスケジュール表は、私は回収しておりませんし、表の内容をああしろこうしろと、口を出してもいません。“やれと言われたから、やった” では、意味がないのです。生徒が自分から、意識のレベルを上げる。手を引っ張られ、仕方なく走り出すのではなく、誰の手を借りずとも、自分の脚で走り出す必要があるのです。


いわば昨日の決起集会での私たちの役割は、生徒を受験という名の100m走のレーンに立たせ、スタートのピストルを鳴らしただけにすぎません。その競争を走るのは、生徒一人ひとり、自分だけの力です。もうマラソンではないので、ペース配分も必要ありません。アッという間にゴールがやって来ますから、友達とのんびりとペースを合わせられるような余裕も、もうありません。


100m(2ヵ月)くらい、みんなならば、全力疾走できるでしょう!!
最後の直線で一気に追い抜く、エネルギーはまだ、残っているでしょう!!!



受験生のみんなへ

君たちの知識量を増やし、戦略を立て、合格に突き進むためのサポートのためならば、陽学舎講師陣は何でもします。不安感や、進路等の悩み相談にも、いつでも乗ります。あとは君たちが、とにかく頑張るだけです。

頑張れ!!



2012年11月26日月曜日

めったに行かない街。


陽学舎では現在、中学3年生のご父兄を対象とした、保護者面談を開催しております。そちらについてはすべての面談が終了し次第、ご報告いたします。小学生~中学2年生の保護者面談については、12月3日~11日に開催いたします。




さてといきなり話は変わりますが、皆さんもきっと、“けっこう近いけど行ったことのない街” ってありますよね。特にここ千葉県のように、“ちょっと足を延ばせば東京都” な環境ですと、なおさらです。僕は最寄りの沿線が京成電鉄ですので、県内はせいぜい船橋までがレギュラーの行動範囲内で、それよりも先に行くならば都内に出てしまおうじゃないか、というのが基本的なスタイルです。



そんなわけで実は昨日、千葉に住むこと計23年、僕は生まれて初めて “柏” に行ってきました!!


最近、インターネットや雑誌を見ていて気になった、行ってみたい店がいくつかあったのです。他にも用事があったため、柏にはたったの2時間ほどの滞在となりましたが、いやぁ~これがなかなか、あなどれない街でした!



















賑わいは船橋と同じか、ちょっと劣るぐらい(失礼!)の街だと予想していたのですがね。駅前にはデパートが多数あり、人通りも多く、とても活気がありました。そしてメインストリートを越えてやや奥まったところにある細い通りにも、古着屋等の小さなお店が、たくさんありました。


そこはどこか裏原宿のような雰囲気で、各店がこだわりを持って店づくりをしている様子。とてもセンス良く、店員さんの印象も良く。いやぁ久しぶりに、楽しい買い物でした。



やはり、初めて行く街・初めて見る景色は、気持ちがいい! 佐倉から電車でたったの1時間強で着く街で、旅人気分になれるとは!! 僕は今後しばらくは多忙で、休日もあまり出かけられなそうですが、それが落ち着いたら今度はどこか、市原や木更津にでも行ってみようかな・・・。



2012年11月16日金曜日

あらためて、“受験生” になる!


秋が深まり、すっかり寒くなり、ついに・・と言うべきか今更ながら・・と言うべきか、陽学舎でも暖房をつけるようになりました。ちょっと前まではまだ、冷房をつけていた気がしますが。季節が変わるのは、本当に早いですね。



さて昨日から今日にかけて、近隣の臼井中学校で、第三回の定期試験がありました。今月初めの臼井南中、今週月・火曜日の臼井西中と合わせ、これで当スクールに在籍する中学3年生のほとんどは、今年中の定期試験を終えたことになります(まだ佐倉中が残っていますが)。



“中学3年生の第三回の定期試験が終わった” というのは、単に年に四回ある試験の内の一つが終わったというだけではなく、もっと大きな意味があります。“第四回の試験は、重要ではない” と言ってしまっては中学校の先生に怒られるかもしれませんが、第四回定期テストの時期には、そのテスト対策をしている余裕などありません。その理由はもちろん、高校受験があるからです。


つまり、この “第三回の試験が終わる”=“あとは高校入試へまっしぐら” であり、今後は塾での学習内容も、完全に入試を意識した、“志望校へ合格するための特訓” となります。


もう入試(公立高校前期)まで、3か月を切っています。さすがにどの高校を志望するかを、いまだに全く考えていないような生徒は、皆無でしょう。まだの生徒はもちろんそれが最優先として、ここではそれ以外に今、このタイミングで考えるべきことを並べます。それは

① 自分の志望校に合格するためには、だいたい何点が必要なのか。
② その点数に到達するために、自分は教科ごとに何点を取りたいか。
③ 科目ごとの目標点に到達するために、今、自分は何点足りないのか。
④ その点数の差を埋めるために、これから自分はどのくらい勉強が必要か。

の四つです。


そんなの当たり前・・・と言ってしまえばその通りなのですが、多くの生徒は無計画でやみくもに勉強するだけで、具体的かつ客観的な勉強プランを立てていません。そしてそのような生徒はテストにも無計画のままに挑み、むやみに100点を取ろうとします。


千葉高などのトップレベルの高校ならば話は別ですが、入試では100点を取る必要はなく、100点を狙う必要もありません。受験校の、合格最低点を越えればいいのです。できれば1問でも多く解きたい・・という感情は、誰にでもあります。しかし、“自分の実力ではとても解けないような問題にチャレンジし、そこで時間を無駄に使った上で、結局解けなかった” が実は、最悪なのです。それを入試でしてしまっては・・・その結果は、言うまでもありません。


要は、志望校の合格には学力だけではなく、戦略も必要だということです。そしてその戦略は、直前になって完成させるのではなく、定期テストが終わった今、このタイミングで作り始める必要があるということです。



当スクールでは遅ればせながら、来週21日より、受験生のご父兄を対象とした保護者面談を開催いたします。また12月1日には、中学3年生対象の、受験直前・決起集会を開催いたします。決起集会では、12月~試験当日までの勉強プランの作成、教科ごとの戦略の組み方と、千葉県公立高校入試問題の傾向と対策、についての話をします。参加することによるデメリットは一切ありませんから、中3生は基本、全員参加とさせていただきたく思います。



受験生は、定期テストが終わり、ここらでちょっと一休み・・・ではなく、ここからが “受験勉強の本格的なスタート” だと考えましょう。もう学校のテストに振り回されることはないのですから、ここからは気持ちを新たに、完全に受験勉強を中心とした生活に、切り替えましょう。


このタイミングで、あらためて “純度100%の受験生” になるのです!! “問題の解き方がわからない” という学力面の質問も、“どこから勉強したらいいのかわからない” という戦略面の質問も、私はいつでもウェルカムしておりますので、どんどん聞きに来てください!! 



2012年11月1日木曜日

地球ってスゴい!!


またまた、久しぶりの更新となりました。皆さま、元気にお過ごしでしょうか?



陽学舎は、昨日・一昨日は第5週目のため、お休みをいただいておりました。よって僕は月曜日に休暇をとり、4連休とさせていただき、日曜日より鹿児島に行ってきました。母親が鹿児島の出身のため、実は僕には、この土地の血が流れております。子どもの頃にじいちゃん・ばあちゃんに会うため、毎年夏に訪れていた、僕にとっては第二の故郷です。

桜島!!


















今回は観光が一番の目的だったわけではないのですが、鹿児島港からフェリーで4時間、せっかくなので以前から行ってみたかった、屋久島にも寄ってきました。

島の滞在予定はたったの一日半だったため、大急ぎでいろいろまわりました。



まずは島に着いたその日の内に、毎年夏にたくさんのウミガメが産卵に来るという、とてもきれいな浜に行き、

田舎浜!
















翌日は早朝(4時)に宿を出て、まだ日の出きっていない6時から、とにかくひたすら登山。



下から上を望むとハート形に見えるという、大きな杉の切株に寄ったりして、

ウィルソン株!
















4時間かけて、ついに辿り着きましたよ、縄文杉に!!

でかい!!






















で、普通はそのまま来た道を戻るのですが、明日には鹿児島に帰ってしまう僕としては、もう一ヵ所どうしても行きたい場所がありまして、

“もののけ姫”の森!!

















通常では縄文杉の登山コースは、往復で10時間。“もののけ姫”の白谷雲水峡コースは、往復で5時間。それを両方まとめて10時間でやっつけたわけですが、無事に登り終えた今、僕ははっきり言って、後悔しています!


「日没の時間までに降りなきゃ」・・・を気にしてばかりで、ゆったりと景色を見ることもなく。もっと大自然を、満喫するべきだった!! 時には足を止め、地球の素晴らしさを、肌で感じたかった!!!


まぁ、いいか! また行こう!! 屋久島は知れば知るほど奥が深く、自然も住民もスケールが大きく、「これでもう満足」・・・なわけがありません!! 僕は鹿児島にはほぼ毎年訪問しているので、今後は屋久島にも、ガンガン行ってしまいそうです。


登山を終えて。
宿で仲良くなったデイビッド(イングランド人)と。






















2012年10月19日金曜日

唄うって、気持ちいい。


しばらくブログを更新しない間に、すっかり寒くなってしまいました。上着なしではもう、外に出られませんね。やはり秋は短く、アッという間に冬になってしまうのでしょう。



さてこの2週間、私の周りに起きた出来事といえば・・・う~ん、大きなのは特にありませんね・・・。秋の夜長とは言い得て妙で、実際に夜が涼しく過ごしやすいこの季節、私は家ではひたすら、映画鑑賞と読書に耽っております。



ちなみに今日は、臼井中学校の合唱祭があったので、参観に行ってきました。体育祭も臼井中に行きましたので、まるで私は臼井中の生徒ばかりを贔屓しているようですが、それはスケジュールの都合でそうなっただけで、たまたまです。臼井西中のみなさん、先週は観に行けず、どうもすみませんでした。


歌を唄う生徒たちはとても真剣で(当たり前ですが)、緊張も混じり、皆、塾で見るのとは全く違う表情をしていました。そして各クラス、がんばって練習していたのがよくわかり、甲乙つけがたい素晴らしい合唱でした。やはり生徒たちが一生懸命に何かに取り組む姿は、見ていてとても気持ちが良いですね。















しかし今回の合唱祭、私には知っている曲がほとんどありませんでした。私が中学生の頃は、いわゆる “昭和の歌謡曲” といった選曲ばかりだったのですが。そして不思議なもので、自分が唄った歌よりも、なぜか他のクラスが唄っていた歌の方を、よく覚えています。“冬が来る前に” や “あの素晴らしい愛をもう一度” などですね。それらは今でも、アカペラで唄えます。


そういえば、中学校ではいまだに “大地讃頌” を唄うのでしょうか? 中学生当時、私はあの歌を校歌よりもさんざん唄わされましたので、良くも悪くも強烈に記憶に残っています。というわけで久しぶりに聴きたくなったので先ほどyou tubeで検索しましたが、それがたったの3分強だったことに今、たいへん驚いています!


決して嫌いな曲ではないのですがね。10分くらいはあると思っていました・・・。何度も何度も繰り返し練習させられたせいか、いつの間にか曲自体が “長くてうんざり”、な印象になっていたようです。



2012年10月5日金曜日

井田先生と私。


本日、臼井西中学校のテストが終わり、これで近隣のすべての中学校の第二回定期テストが終了いたしました。臼井中はまだ順位は出ていませんが、今回は点数が伸びた生徒が非常に多く、がんばっている生徒にはきちんと結果が伴い出してきた、という印象です。



さて、私のこのブログ、気がつけば開始から7ヵ月が経過していましたが、その間まったく代わり映えのなかった陽学舎講師陣ブログラインナップに、本日より井田 前教室長が加わることになりました。
井田前教室長のブログ “さぁ、自由時間だぜ!”



井田先生のことは、現在陽学舎に在籍中の生徒はほとんどの者が知っておりますが、ここ数ヵ月の間に入塾した生徒たちにとっては初めて聞く名前かもしれませんので、ここで改めて説明をさせていただきます。



実は私は今年の3月から陽学舎個別スクールの教室長をさせていただいておりまして、その前、今年の2月まではこの井田教室長のもと、主任講師として井田先生の業務のサポートをしながら、授業に携わってきました。今は私は教室長として、基本的には井田前教室長の業務をそのまま引き継いでおりますので、いわば井田先生は私の元上司であるとともに、目指すべき存在なわけです。もちろん私なりの変化や差異は加えていますので、そっくりそのまま井田先生と同じことをしているわけではありませんが。


井田先生は生徒には全く伝えなかったようですが、先生が陽学舎を退職した理由は、実は “夢を叶えるため” でして、その夢とは “南国の島で暮らす” ことです。そしてその宣言通り、先生は今は遠く、鹿児島県は奄美大島に渡り、奥さんと二人の子どもたちと共に、幸せに暮らしています。


井田先生と私は、善き友人でもあります(怒られちゃうかもしれませんが)。陽学舎では毎日の授業は21時半ですべて終わり、それから終礼があって講師陣の帰りは22時頃になりますが、その後は井田先生と私だけの空間でして、毎日二人でいろいろな話をしました。 たいていは23時過ぎまで、遅いときには私の終電の時間まで、仕事をしながら二人でひたすら、語りまくっていました。

会話の内容はもちろん塾のこと、生徒たちや講師陣についてが中心でしたが、時には政治や経済等の、現代社会が抱える諸問題についての意見を交わしたり、スポーツや恋の話をしたりと、毎日話しているというのに一切、話題は尽きませんでした。


要は私にとってのあの終礼後の2時間は、“日曜日の二度寝” のように、至極の喜びだったわけです。井田先生はとにかく博識で、私も負けじとそれに対抗していた節もあり、お互いに知っている知識をぶつけ合う、気持ちのいい関係でもありました。



だからこそもちろん、井田先生が退職しその空間がなくなったことは、私にはとても残念なのですが、先生の退職自体は、私は賛成いたしました。私も旅人気質な性格ですので、井田先生のようなスケールの大きな “人生の次の一歩” を踏み出すことは、素晴らしいと思うからです。



というわけで、今回井田先生がブログ集に加わることは、下手をすると誰よりも私が一番、楽しみにしているのです。実は先生のブログ自体は少し前から始まっておりまして、私はすでに見ておりましたが。



これからは、井田先生をご存じの生徒やそのご父兄はもちろん、ご存じでない方々にも、私が尊敬する “井田陽平” という男の奄美大島での生活ぶりを、ぜひ覗いてみていただければ、と思います。







2012年9月29日土曜日

旨かった!!


昨晩は近所の焼き肉店の、半額キャンペーンの最終日だったので、行ってきましたよ・・・・独りで!!















僕は普段は粗食に耐えているので、今日こそはと思う存分、肉を食いまくってやりました!!贅沢は、たまにするのがいいってもんです。


しかし、しゃぶしゃぶならば最高で20皿をやっつけたことのある僕ですが、今回の焼き肉は8皿でギブアップ・・・。僕もすっかり、歳をとりました。時間も閉店ギリギリで、あやうく半額適用ラインの3000円に、届かなくなるところでした。



いやぁ~、旨い肉だった!!・・・のですが、やはりビールを飲みながらの “独り焼き肉” は、つまんなかったです。。。



2012年9月26日水曜日

とにかく、やってみる。


すっかり、秋っぽくなりました。昼間はまだ多少暑さが残りますが、夜はもう、寒いくらいですね。我が家でも、扇風機はもう片付けまして、逆に布団を押し入れから引っ張り出しました。



陽学舎では、今月の15日に続き、22日と23日にも中学生対象の定期テスト対策学習会を開催いたしました。今回、特に22日は塾に生徒が入りきれないほどの参加人数となり、たいへんにぎやかな学習会となりました。そして人数が多かった割には、大きなトラブルや混乱は一切なく、とてもスムーズに授業を進めることができました。これも参加した生徒たち全員が、真面目に一生懸命に、勉強をしていたからだと思います。


また今回も、在塾生以外の参加申し込みが多数ありまして、講師陣一同、全力で勉強のサポートをさせていただきました。その結果、外部生の皆さまにも陽学舎の魅力を知っていただけたとすれば、私はとてもうれしく思います。ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。




さて、ここからはカジュアルのスイッチを入れさせていただきますが、今回のブログは、久しぶりに映画の話題です・・・って、僕って塾の話以外では、映画の話題ばかりですよね。僕の3大趣味は “映画” “ファッション” “サッカー観戦” ですが、どうも映画以外の話題はブログには書きにくいのです。“こんなに変なメガネを持ってます!” ネタは、いつかは書こうと思っているのですが。


僕の映画鑑賞(レンタルDVD含む)は、先月の夏休みの9日間に一気に20本ほど観た・・流れを実は継続していまして、その後も2日に1本くらいは観ています。元々しょっちゅう観ていますけど、ここ最近のこの勢いは、ちょっと異常です。逆にテレビはますます観なくなり、ネットもますますしなくなり、音楽もほとんど聴いていません。


最近観た映画で特によかったのは、フランス映画の “最強のふたり” ですね。特に・・どころか、ダントツの素晴らしさで、今のところ僕が今年観た映画の中では、確実に NO.1 の作品です(現在も公開中です)。













この映画は、事故で身体が不自由になった大富豪のフィリップと、その介護をすることになる青年ドリスとの心の交流を描いた作品ですが、なんと、いわゆるわかりやすい “出来事” が、一切ありません。ハラハラドキドキの事件もなければ、アッと驚く展開もない。ただひたすら二人の日常を、切り取っているだけなのです。だからはっきり言いますと、ストーリー自体に面白みは全くありません。


では何が素晴らしいのかというと、それは登場人物のキャラクターです。特にドリスのキャラクターが最高。とにかく無遠慮でテキトウで自分勝手な性格なのですが、ユーモアがあって人に優しく、そして何よりも自由で豪快。観ていて気持ちがいいのです。もちろん彼なりにがんばって介護はしますが、フィリップに対して彼は “介護人” として接するわけではなく、“友達” として接します。そしてそんな二人の関係を、フィリップもとても喜び、大切にするのです。



僕は以前から、日本テレビの「24時間テレビ」が苦手でして、ここ数年はチャンネルを合わせたことすらありません。僕がなぜあの番組を敬遠するのかというと、障がい者に対しての「がんばっているんですね」の目線を、強く感じるからです。僕は、相手が障がい者であろうと普通の人間であろうと、全く変わらない気持ちで接したい。もちろん困っている人を助けるのは、人として当たり前です。しかしそれには、障がいの有無は関係ない。どこか他人事のように思える「がんばっているんですね」よりも、「一緒に遊ぼうぜ」というスタンスで、僕はどんな人とも接したいのです。この映画のドリスのように。



この映画の主人公のドリス、くどいですが本当に魅力的なキャラクターで、僕が彼の性格で一番好きなのは、“とりあえずなんでもやる” ことですね。排便の処理もやりますし、パラグライダーで空まで飛ぶ。やる前にはひたすらブーブーと文句を言いますが、なんだかんだいっても、結局なんでもやります。いやぁ、本当に気持ちがいい性格だ!



同性・異性に関わらず、僕が好きな人間はやはり、「なんでもやってみよう」の人間です。うだうだ理由をつけて、結局行動を起こさない人間は、はっきり言いまして、僕はあまり好きではありません。


陽学舎の生徒たちも、なんでもいいから、とにかくやってみましょう。たまには大きなチャレンジとして、寝る・飯・風呂以外の時間、丸一日、16時間勉強してみるのもいいでしょう(自分に自信がつきますよ)。なにを勉強したらよいのかが分からなければ、とりあえず1~2年の教科書を全部、読破してみてはいかがでしょう(新しい発見がありますよ)。


行動を起こさずに立ち止まっているよりも、とりあえず前に走ってみてズッコケて、怪我をする。しかしその怪我は、実は全く痛いものではなく、むしろ最高に気持ちがいいもんだぜ、ということです!!



2012年9月15日土曜日

自罰主義と他罰主義。


ようやく、涼しくなってきました。こうなったらもう、あっという間に秋が通り過ぎて、気が付けば冬ですね。



陽学舎では本日、臼井南中・佐倉中・井野中の生徒を対象とした、定期テスト対策の学習会を開催いたしました。今回も在塾生のほとんどは、限度である3コマをすべて受講し、みんな一生懸命に勉強していました。臼井中・臼井西中・志津中の生徒対象の学習会は、来週末(22・23日)に開催いたしますので、そちらも皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。


さらに今日は、夏期講習最終日に多くの在塾生が受験した、千葉県統一模試の結果が返ってまいりました。その結果はもちろん、勉強量に比例して順調に伸びている生徒と、勉強の成果がまだあまり出ていない生徒、勉強不足がそのまま結果にあらわれている生徒など、生徒によって様々です。



そこで今日は、“自罰主義” と “他罰主義” という言葉についての、話をさせていただこうと思います。


この二つの語、皆さんには聞きなれない言葉かもしれませんが、実は皆さんも、必ずどちらかのタイプに分類されます(もう一つ、無罰主義という珍しい例もありますが)。それはどういうことかといいますと、これは文字の通りで、人は “自分を罰するタイプ” か “他者を罰するタイプ” に分かれる、ということです。他者というのは人に限らず、物や運命にも当てはまります。


わかりやすい例では、あなたがテーブルの上(の落ちそうな場所)にあったお茶をこぼしてしまった時に、
「なんでこんな所に置いてあるんだよ!」 と真っ先に思ってしまうタイプが、他罰主義。
「気をつけていなくて、すみません!」 と真っ先に思うタイプが、自罰主義。

そんなにわかりやすい例でなくても、あなたが誰かからひどく傷つく一言を言われたときに、
「そんなことを言うなんて、あんたってサイテーの人間ね。」 と思うのであれば、他罰主義。
「こんな事を君に言わせてしまうくらい、僕は何かひどいことをしてしまったのだろうか?」 と思うのであれば、それは自罰主義です。


この時点で、ある程度の方は気付かれたと思いますが、多くの日本人は、他罰主義です。特に子供たちは、ほとんど全員が、他罰主義です(当たり前のことですが)。


どちらのタイプも、極端すぎると人間関係はうまくいきません。人間それぞれが他罰・自罰のほどよいバランスを保ちながら、生活しています。子供の方が大人よりも他罰的というのは、成長の過程で、そのバランスが9:1→8:2→7:3という風に、変化していくということです。


私ももちろん、ついつい他罰的な考え方をしてしまうことがまだありますが、少なくとも 「自罰的な考え方をしなくては!」 という心構えはあります。これまでの経験としても、私が人に傷つけられた時は、今考えれば先に私の方がその相手を傷つけてしまっていたな、と思います。



成績が伸びないことを、「他の奴らは俺より頭がいいから・・・」 という理由にして自分の能力を罰したり(これも他罰主義です)、「問題が難しすぎた」 と言って、自分はがんばっていると納得してしまう生徒は、その考え方がズバリ、成績が伸びない一番の要因です。逆に、悪い成績が返ってきても、「みんな私よりもがんばっているんだ! 私ももっともっと、がんばらなきゃ!!」 と考えられる生徒は、確実に伸びます。


特に受験生。受験とは、あなたの心の中の他罰的な部分を自罰的に変える、人間として成長する、絶好のチャンスです。成績が伸びないことを他者のせいにして、いつまでも “自分の努力不足” という事実から目を背けている生徒は、まずはその意識を大きく変えましょう。



2012年9月8日土曜日

いい笑顔。


今日はここ佐倉市の全ての公立中学校で、体育祭が開催されました・・・ってあれ? 運動会って、昔からみんな同じ日程でしたっけ? 私が中学生の頃は、体育祭の日程は学校ごとに違っていた記憶があるのですが。とんだ勘違いだったのかもしれません。




私は去年同様、今年も臼井周辺の全中学校をまるごとハシゴしたかったのですが、今日もいつも通りに塾は開いておりまして・・・。さらに私には自転車等のアシがなく、よって今回は午前中だけ、さらに場所は臼井中学校のみ(在塾生が一番多いので)の参観となりました。



「どうせ全部見れるわけではないし」と、ノンビリめに家を出たのですが、私が臼井中に着いたのはちょうど学級対抗リレーが終わった頃。次のプログラムは “佐倉音頭”、そしてお昼の休憩に・・・。というわけで、私はせっかく中学校まで出向いたにもかかわらず、あらら競技は一つも見れず、な結果となってしまいました。お昼休みは13時頃~かなという予想が、大きな間違いでしたね。



しかし、昼休みの前に臼井中では音楽部(吹奏楽部)の皆がグラウンドの真ん中で演奏会をするのですが、それをバッチリ見れただけでも、私にはとてもいい参観となりました。この “グラウンドの真ん中で” のスタイル、臼井中では昔からこうなのでしょうか? いつから始まったかは存じませんが、これを発案した方、本当に素晴らしいです!!


生徒たちやご家族の方々が、演奏会をぐるりと囲むのです。演奏する側と聴く側の距離が近く、そこには一体感のようなものがあり、聴いている生徒たちもみんな楽しそうで、とてもいい雰囲気です。




実は私、以前に映像制作会社での勤労経験がありまして、その時代は私はいろいろな中学・高校の吹奏楽部のコンサート撮影にもよく行きました。よって当時から吹奏楽部の演奏会は好きでして、特に3年生の引退のコンサートともなると、強く心に残った撮影がたくさんあります。泣きながら必死に演奏している生徒を見て、あやうくこちらまで泣きそうになったことが、何度もあります。



スポーツで完全燃焼している学生をテレビ等で見かけることはよくありますが、吹奏楽で完全燃焼する学生を見ることは、なかなかできません。青春時代の最後のコンサートで、一生懸命に、そして楽しそうに演奏する学生たち。


素晴らしい演奏で、そしてみんな、いい笑顔でした!!







2012年9月1日土曜日

勉強の楽しさを。


当ブログ、8月は結局、2回しか更新できませんでした・・・。ご覧の皆さま、特に当ブログを楽しみに待っていただいている方(いると信じて・・)には、誠に申しわけありませんでした。



陽学舎は昨日をもって、平成24年度の夏期講習の全日程を、終了いたしました。今年度は昨年とは違い、中3生のスケジュールが後半に偏りませんでしたので、日・時共にいつも同じような生徒数での授業が行われました。よって講習期間の “あの頃が特にすごかった” という時期はあまりなく、毎日似たような忙しさの中、似たようなテンションで授業を展開することができました。



前回のブログにも書きましたが、今年の夏期講習も中3生は個人差はあれど、非常に良くがんばっていたと思います。当たり前のことかもしれませんが、何よりもまず、宿題をやってこないケースがほとんどありませんでした。さらにもちろん勉強は宿題だけではなく、考えて解く問題が苦手な生徒は、それを補おうと必死に理科や社会の知識量を増やす努力をしていましたし、逆に記憶が苦手な生徒は、たくさんの問題を解くことで発想力を鍛えていました。授業中の解説を聞く真剣度も皆、非常に高いと感じました。


逆に残念だったのは、自習に来る生徒のメンバーが、結局最後まであまり変わらなかったことです。、さらにその生徒達も、あまり講師陣に質問には来ませんでした。当スクールは卒塾していった高校生の生徒達にも自習室を解放していますので、そういった生徒もしばしば自習室に訪れますが、その生徒達は “質問をすること” に慣れていますので、講師に対して “隙あればいつでも質問をしたい” という気持ちが強くあるように感じます。今年の3年生もそんな先輩たちに負けず、今後はわからないことがあれば遠慮なく、どんどん聞きまくってもらいたいと思います。



ちなみに今回の講習会は、これまでよりも講師陣の担当科目の固定を強化しました。その結果、生徒達にとっても、柴先生は国語、竹内先生は理科、などといったイメージが強く出来上がったかと思います(二人とも他の科目も、もちろん対応できますが)。



塾の講師を志望する時点で、他塾でも基本的にはそうなのでしょうが、当スクールの講師陣は特に、「勉強が好き」という者が多いように感じます。私も、勉強は大好きです。特に数学は、ファミコンをするのと同じように、ゲームのような感覚で楽しめます。どこかでおもしろい問題を見つけると、そのチャレンジは私にとっては最高の娯楽ですし、その問題を講師陣にも紹介し、一緒に考えて攻略したりもします。



勉強が好きな先生が、好きな勉強(科目)を楽しんで指導する。生徒が勉強を好きになるには、講師がその勉強を楽しんでいる姿を丸出しにする。つまらなそうに指導する講師を見て、「勉強って楽しいんだ!」と気付ける生徒が、いるはずがありません。



この夏、とある生徒が私に「最近、数学が楽しくなった」と言いました。実はこれは私にとって、最高の褒め言葉なのです。生徒が “勉強を好きになる” こと、これはテストで成績が上がったり、志望校に合格すること以上に、大切にしたい目標であります。



勉強を楽しめるようになった生徒は、もちろん確実に成績が伸びますし、勉強の継続力がつきます。逆に勉強が大嫌いなのに、ご両親や学校や学習塾から無理やりに勉強をさせられている生徒は、受験が終わったとたんに、また学習を放棄します。



この夏、私はあらためて、陽学舎は “生徒に勉強をやらせる塾” ではなく、“生徒に勉強の魅力を伝える塾” を目指そうと、そう思いました。



2012年8月23日木曜日

リフレッシュ・サマー!!


久しぶりの更新となりました。暑い夏が続いていますが、そろそろ夏の終わりの気配が感じられますね。


陽学舎は先週は夏休みをいただきましたが、今週からは再び夏期講習を絶賛・開催中です! 休みの間、私は生徒たちの勉強の進捗状況をとても気にしていたのですが、ほとんどの生徒は大量の宿題をしっかりと完遂しており、中には宿題以外にも必死に問題をこなした形跡の見える生徒もいるほどで、そんな心配は杞憂に終わりました。夏期講習は残すところあと一週間強となりましたが、生徒みんなが最後までこのまま立ち止まらず、全力で走り切ってほしいと思います。



さてこの夏休み、僕は何をしていたのかというと、・・・結局のところ、ほとんど家にいました。友人と会ったり職場(塾)に用事があったりで、三日に一度ほどは外に出ましたが、他は買い物にすら行かず、ひたすら家に引きこもっていました。いつも通りに旅の計画はしていましたし、チケットまで買っていたのですがね。いろいろと理由があって、今回はあきらめたのです(もったいないことをしました)。


それでは僕が家でどう引きこもっていたのかというと、それはもちろん僕らしく、ひたすら映画鑑賞ザンマイです。毎日2本くらいは観ていましたので、今や僕がこの夏に何という映画を観たのか、すぐにすべてを思い出すことはできません。


というわけで、今回のブログは相変わらずの映画の話題・・・ではありません。実はこの夏に観た映画の中で、「こりゃあ素晴らしい!」とまで思った作品は、一つもなかったのです。う~ん、残念。あんなにたくさん観まくったのになぁ。


では映画鑑賞以外はというと・・・あれ、特に何もないですね。なんとも不毛な、際だった思い出のない夏休みを過ごしてしまいました・・・。まぁ、休みの前はしばらく多忙な毎日でしたので、このタイミングで一気にどっぷりと休息をいただいた、ということです!



しいて言うならば、愛犬ルディ君と遊んでばかりいましたね。いつも一緒に寝ていますし、起きていてもずっととなりにくっついて来ます。一週間、一緒に過ごした時間が長すぎたせいか、塾が再開したこのところの数日も、家に帰るとすぐにひたすら甘えてきます。体中をペロペロ舐めてくるので、僕は毎日ビッチャビチャになっていますが、相変わらずウチのルディは、世界一かわいい犬です。


















2012年8月7日火曜日

“孤独力” を鍛える。


暦の上では、今日は立秋とのことですが、まだまだ猛暑は終わる気配がありません。みなさま夏バテにならず、元気にお過ごしでしょうか?



陽学舎は昨日より、夏期講習3週目に突入いたしました。講習は全部で5週間、計25日間となりますので、もう完全に、中盤戦に突入しています。今週が終わると塾は再来週までお休みとなりますので、その頃には生徒の夏休みは残り2週間。気が付けば、あっという間に2学期です。



夏期講習は、生徒の数がいつも以上に多く、とても良い雰囲気の中で開催されています。また学校がない分、体力に余裕があり、ほとんどの生徒がとても集中して学習できています。特に中3生にとってはこの夏が勝負どころですので、意識の高い生徒が多く、毎日必死になって勉強しています。


しかしやや物足りないのは、この夏は自習に来る生徒がまだ、少ないことです。単純に人数だけで言えば、昨年の方が自習室は混みあっていました。それも今年は、毎日朝から晩までずっと勉強をしに来ている生徒はいつも同じメンバーで、それ以外の生徒は授業以外にはあまり顔を見せないという、そんな両極端になってしまっているのが現状です。


もちろん、家できちんと勉強しているという生徒も多いですし、それは個人のスタイルですから、まったく否定はいたしません。逆に、自習室に毎日来ているからといって、あまり勉強に身が入っておらず、無駄に時間を過ごしている生徒も中にはいるでしょう。



自習のやり方には、正解はありません。友達と問題を出し合ってもいいですし、それぞれが詳しい単元を教え合うのもいいでしょう。自習室は私語は禁止していますが、勉強に関する会話においては、許可をしています。私は “自習はあくまで自発的なもの”、というスタンスですので、こちらから「ああしろ、こうしろ」と、とやかく言うことはありません(違反行為への注意はします)。


しかしやはりベストの自習方法は、自習室では友達とは距離を置き、一人で黙々と学習することです。友達はお互い、顔を上げれば目に入るような位置に置き、たまにチラッと見て、「あいつもがんばっているんだし、僕もがんばろう」という、良い刺激の対象にすればいいのです。友達と一緒の勉強では、仲間意識や一体感は生まれますが、それが効率の良い学習方法かというと、やや疑問符が付きます。


私はマラソンに詳しいわけではなく、ただの個人的で勝手な解釈ですが、ロンドンオリンピックの女子マラソンでの日本勢の結果が芳しくなかった原因は、代表3人がチームを組み、個人ではなく団体で戦おうとしたことだと、そう考えています。私にとってマラソンとは、あくまで “孤独な戦い” であり、変な表現になりますが “孤独力の競争” だと、考えているからです。


受験勉強だって、孤独な戦いです。チームワークや仲間意識は、あまり必要ありません。「がんばろう」の前に、「一緒に」は、いりません。みんなで一緒のペースで走るのではなく、誰よりも前を走って、周りを引っ張る。「自分はみんなよりもガンガン勉強して、みんなの刺激になるような存在になろう」とまで考えられれば、それこそが本当に友達思いの、素晴らしい意気込みです。



2012年7月31日火曜日

読書感想文マスターへの道 ②


更新が遅くなりました。今回のブログも前回に引き続き、読書感想文の書き方についてです。



前回、まず最初に守っていただきたい心がけとして、

① 誰にでも書けるような文章は書かない。
② 文章の “リズム” を意識する。
③ やみくもに書き始めるのではなく、まずは全体の構成を決める。

の3つを挙げました。今回は、その3つの内の③についての詳細を、書かせていただきます。



まず、読書感想文の全体の構成は、基本的には序章・本のあらすじ・感想・結論の、4章仕立てとなります。



◎序章


あなたがその本を読みたいと思った、きっかけや理由を書きます。理由が「なんとなく」では、そもそも自発的に本を選んだようには映らず、読書感想文を “嫌々やらされている” 感が出てしまいます。嘘でもいいので、それっぽい理由をつけましょう。

最も良いのは、“以前から興味があった” という動機です。テレビで紹介されていた等からの、“その本に興味があった” では、ダメですよ。本の内容やテーマに、興味があるのがいいのです。例えば将来、医者になりたいという生徒が、医者が主人公の本を読む。行ってみたい国があるという生徒が、その国が舞台の冒険物語を読む。歴史が好きな生徒が、大好きな戦国武将の伝記を読む。それらが私の言うところの、“以前から興味があった” です。



◎本のあらすじ


ほぼすべての生徒は、この “あらすじ” を書くことが、非常に苦手です。そしてダメなあらすじのほとんどは、

・そもそも全くまとめになっていないため、どんな内容かもわからない。
・とりあえずストーリーを羅列しているだけ。内容はわかるが、抑揚がなく、要点がどこなのかがわからない。

という2パターンに当てはまります。みなさん行を埋めるのに必死ですから、比較的多いのは、後者の方ですね。

はっきり言いまして、あらすじがつまらないと、読む側はそれだけで見切りをつけます。この時点で感想文は、読む側が “続きを読みたくなる”、魅力的な文章である必要があるわけです。


あらすじは、決してダラダラと、箇条書きのようにしてはいけません。 物語のすべての出来事を、書く必要はないのです。むしろ、どれだけ省略できるか。その引き算が上手いことが、魅力的なあらすじである条件です。そのテクニックとして、まずあらすじは2部構成とし、前半には物語の主人公の紹介と、ストーリー全体の大雑把な流れ(要点だけは必ず押さえるように!)を書きます。そして後半には、物語の中であなたが特に印象に残ったシーンについて、やや細かめに、熱く語ります。極端に言えば、物語全体のあらすじよりも、物語内のたったワンシーンについてを、たくさん書いてもいいのです。



◎感想


これまた多くの生徒が陥るダメな感想文のパターンとして、“感想文ではなく、感情文になっている”  ということがあります。感想と、感情は、全く違います。感想文とは、あなたが “こう思った” を書くのではなく、“こう考えた” を書く場であるというわけです。

ハッピーエンドに 「うれしかった」、大冒険に 「楽しかった」、とある問題に 「頭にきた」・・・は、すべて “こう思った” であり、それは “感情文” です。ハッピーエンドならば、「何が成功をもたらしたのか(友人との絆など・・)」、大冒険には 「自分だったらこんな冒険をしてみたい」、問題提起には 「どうすれば解決するだろうか」、こういった内容を書くのが “感想文” です。

といっても、感情が全く書かれていない文章もおかしいですので、こちらはあくまで、“軸として” の話です。そしてその軸としての、“あなたが言いたいこと” は、基本的には1つだけにして、それについてを全力で熱く語りましょう。

言いたいことが1つだけでは、とても行が埋まらない・・・という生徒は、ひたすらにメッセージを投げかけるのではなく、時には具体例や体験談を交え(それでかなり行は稼げます)、いろんな角度から伝えてゆけばいいのです。この “自分の体験談” は、心構え①の、“誰にでも書けるような文章は書かない” にも役立ちます。あなただけの出来事をさらけだすことで、あなたのメッセージはよりリアルなものとなり、説得力のある、魅力的な文章になるのです。



◎結論


結論は、あっさりでいいです。あなたの考えは、前章で熱く語りつくしているわけですから、ここではむしろ、クールダウンを。オシャレに文章を閉めるコツとしては、感想文内で一度使った何気ない “キーワード” を、ここで再登場させ、 いかにも文章全体の構成を考えて書いているんですよ!・・・な顔をすることです。最近ハヤリのドヤ顔ならぬ、ドヤ文です。

おすすめのキーワード・リンク先としては、あらすじ内の、特に印象に残ったシーンですね。そこにトラップを仕掛け、最後の一文で 「ドヤッ!!」。中学生でこれができれば、たいしたものです。



2012年7月25日水曜日

読書感想文マスターへの道 ①


陽学舎では、一昨日より本格的に夏期講習が開始しています。といっても、部活が終わっていない中3生がまだおりますので、盛り上がりのピークは、もう少し先になりそうです。




さて今回のブログの内容は、前回の宣言通りに、“読書感想文の書き方” についてです。


最近は、文章の書けない生徒が非常に増えてきています。それは小・中学生だけでなく、高校生や大学生にも言えることのようですが・・。新聞や本や雑誌から離れ、活字に触れる機会は友人とのメールのやりとりぐらい・・・の生徒ばかりでは、この現状はいたしかたないのかもしれません。よって多くの生徒にとっては、読書感想文は 「嫌だ!」「面倒くさい!」 という対象のようですが、この夏に頑張って良い文章を書くことにより、嫌悪の感情が少しでも解消され、文章を書く楽しみを知る生徒が増えてくれることを、切に願います。




それではまず、読書感想文を書くにあたって、守っていただきたいこと(心構え)があります。それは、

① 誰にでも書けるような文章は書かない。
② 文章の “リズム” を意識する。
③ やみくもに書き始めるのではなく、まずは全体の構成を決める。

の3つです。


①は別に、一風変わった、独特の感性でもって文章を書こう、と言っているわけではありません。大切なのは、“顔が見えること”。あなたの価値観や人間性・人柄、よき思い出や失敗したエピソードなどを、どんどんさらけ出しましょう、ということです。機械が書いているわけではないのですから、まるで感想文の “見本” のような文章を書き、道徳の教科書に載っている子ども達のような、大人にとって都合の良い “お利口さん” のふりをする必要は、全くありません。あなたを知らない人があなたの文章を読んで、“この子はおもしろそう。どんな子かな” と思わせられれば、それでいいのです。


② 文章というものは文字の羅列ではありませんし、読む人は口には出さずとも、頭の中で音を立てて読んでいるわけです。そしてこの “音”、実はとても重要なのです。音とはもちろん、ドレミファ・・・ではなく、“リズム” のことです。

日本語には、句読点という便利な道具があります。「あしたまた、会いましょう」 と 「あした、また会いましょう」 では意味は一緒ですが、リズムが違う以上、読む側の印象は異なります。どれが正解かの答えはありませんが、“どこに読点を打つか” を、ないがしろにしてはいけません。句読点や改行を効果的に使用することをしっかりと意識し、リズミカルで心地のよい文章を、完成させましょう。


③ これが一番、簡単な作業です。・・・といっても、そんなの考えたことがないからわからない、という生徒の方が多いと思われますので、ここではズバリ、私のアドバイス通りにしてみてはいかがでしょう。

例えば縛りが原稿用紙3枚だとして、

序章・・・      半枚弱
本のあらすじ・・・ 1枚
感想・・・      1枚半弱
結論・・・      数行(3~4行)

の構成です。用紙の枚数が増えれば、バランスは変えずに、指定枚数に比例して増やしてください。



②は、かなりの部分で経験がものを言いますから、小学生には正直、厳しいリクエストです。よってこの心構えは、中学生以上の生徒のみに。小学生のみんなは、あまり気にせずに下書きを書いてみて、それを文章の書ける大人(私でもいいです)に見せて、リズムや表現が変な箇所を直してもらいましょう。






一気に書くととても長くなりますので、今回はこの辺で。次回は前述の①②③についての、細かいレクチャーをいたしますので、またご覧になっていただければ、と思います。





2012年7月22日日曜日

明日から夏期講習!!


梅雨が明け、本格的な夏がやって来ました。陽学舎も夏モードに突入し、明日からはいよいよ、夏期講習がスタートします!!


相変わらず配置表の完成がギリギリになってしまいましたが(どうもすみません)、前日の夜にして、ようやく夏期講習の準備は万全になりました!! 明日からの、生徒のみんなと一緒に “勉強しまくる夏” の到来が、とても楽しみです。




また、ご挨拶が遅れましたが、夏期保護者面談は一昨日をもって、無事に終了いたしました。前回は、教室長が私に代わってから初の1対1での面談でしたので、全体的にやや硬い空気の中でのお話となりましたが、今回は前回以上にバラエティに富んだ会話ができ、とても充実した面談期間を過ごさせていただきました。皆さまどうも、ありがとうございました。




次回の保護者面談は5ヵ月後、12月の初旬を予定しています。皆さまとまたお会いできるのを楽しみにしておりますので、皆さま次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。




なお次回のブログでは、たくさんの生徒からのリクエストを受けまして、“読書感想文の書き方” についてのレクチャーをいたします。遅くなっては意味がありませんので、今週中にはアップする予定です。



2012年7月11日水曜日

“がむしゃら” になる。


久しぶりに、“教室長として” のカテゴリでの、記述になります。



陽学舎ではただいま、夏期の保護者面談を開催しております。面談期間は本日まででしたが、ご都合が悪くまだお会いできていないご父兄の方々がおりますので、面談期間終了のご挨拶は、改めてさせていただくことにいたします。




陽学舎での保護者面談と同じタイミングで、ここ最近は近隣の各中学校でも進路相談の三者(or二者)面談が開催されています。そしてその影響もあるのでしょうが、生徒の中にはそろそろ “あと半年で受験だ” という現実がリアルに心にのしかかり、その重圧や不安感に押しつぶされ、とても悩んでしまっている者が、増えてきているように感じます。


もちろんそれだけ受験というものをを真剣に捉えているということですし、私も 「悩んではいけない」 とまでは言いません。むしろ、受験直前ではない今のうちに、とことん悩んで悩みぬいて、スッキリしてほしいとも考えられます。ではここで私が何を言いたいのかというと、それは “悩んではいけない” のではなく、“悩み続けてはいけない” ということです。



結局、悩んでいたって勝手に入試は近づいて来ますし、基本的には避けられないものですから、こればっかりはどうしようもありません。そしてどうせ避けられないのですから、いろいろと考えてしまう前に、ただガムシャラに、全力でぶつかっていけばいいのです。



NHKの大相撲のTV中継では、実力の劣る平幕などの力士が横綱や大関を倒した場合、ほぼ必ずその勝利力士に別室でインタビューをしています。そこでその力士は、ゼハァ~ゼハァ~と息を切らしながら質問に答えるのですが、インタビュアーが 「今日の勝因は?」 と聞けば 「一生懸命やっただけです」、「明日の意気込みは?」 と聞けば 「一生懸命やるだけです」・・・と、とにかく 「一生懸命やる」 という返事しかしません。たまたまTVで見た力士がそうだったという話ではなく、私がこれまで見たことのある勝利力士インタビューは、ほぼ100%、そんなやりとりです。



受験勉強も大相撲と同じです。とどのつまりは 「一生懸命やるだけ」 なのです。とことん、とことん一所懸命に勉強して、その結果、受験した全ての高校に合格できなかったとしましょう(とても稀なケースですが)。もちろんその受験は、全てダメだったわけですから、決して成功とは言えません。しかしそれは実は、失敗とも言い切れません。逆に言えば、たいした努力もせずに、なんとなく受験を迎え、結果的に志望校に入れたとしても、実はその受験は失敗なのかもしれません。



要は受験で一番大切なのは、“志望校に受かること” ではなく、“志望校に受かるために、努力すること” なのです。



夏休みに本気で頑張れば、一気に成績を伸ばすことは充分に可能です。志望校のレベルと自分の現状の実力の差は、まだ気にする必要はありません。“どの高校なら受かるかな” “どこも受からなかったらどうしよう” といったことも、今はまだ考える必要はありません。この夏は、生徒のみんなは高校のことはあまり気にせず、「とにかく勉強しまくって、もっともっと実力をつけよう」 とだけ考えていれば、それでいいのです。




生徒が志望校に合格するために、どうすればいいのかを本気で考え、真剣に悩むべきなのは、塾の講師の方です。生徒のみんなはこの夏、ただ “ガムシャラ” に、一生懸命に勉強しましょう!!



2012年7月6日金曜日

20秒の勇気。


今回も相変わらずの、映画の話題です。



先週末は僕は愛媛へ旅をしましたが、やはり梅雨のこの時期は天気が非常に不安定でして、雨が降ったり止んだりの3日間でした。実は今回の愛媛訪問は、7月1日に山開きになる石鎚山に登ることも目的の一つだったのですが、1日もそんなお天気模様だったため、結局あきらめてしまいました。


よって僕のこの旅、終盤は完全にヒマになってしまったので、ちょうど映画の日(毎月1日)だったこともあり、僕は “幸せへのキセキ” という映画を観ることにしました。














映画はとても好感のもてる、王道のいい話で、暇つぶし気分(失礼!)で観たわりには、充分に楽ませていただきました。少々 「感動できるでしょ?」 臭が強すぎるのが、玉にキズでしたが・・・。物語は、妻に先立たれた主人公が、幼い息子と娘と共に環境を変えるために引っ越した先が、なんと動物園付きの家で、その動物園の再建を通して、失われた “家族” が再生されていく・・・というものです。



・・・あらすじを書くだけでも、「これっていい話でしょ?」臭が漂ってきます・・。う~ん、もっとさりげなく、泣かせてほしいなぁ。というわけで、こちらの映画も、マイ・フェイバリット・リストには入りません(ヒネくれていて、すみません)。ただし、この映画にはとても素敵なメッセージが散りばめられていましたので、今回はその中でも特に印象に残った言葉の話を、させていただこうと思います。




映画の内容は主人公の家族の絆と動物園再建の話が中心ですが、主軸としては、主人公が妻の死からどう立ち直るのか、についてが描かれています。よって劇中、主人公の回想として、妻が生きていた頃の家族の団欒~出産~妻との出会い、とシーンが重なっていくのですが、その “出会い” のシーンが、僕には特に心に残りました。


街を歩いていて、カフェの中にいた女性(後の妻)のあまりの美しさに一目惚れした主人公は、「20秒の勇気だ!」 と心の中で叫び、いきなりカフェに入って声をかけます。まぁ要するにナンパしたわけなのですが、この “20秒の勇気” という言葉、とてもいいなぁと思いました。



そうです。勇気は、20秒もあれば充分なのです。永遠ではないのです。困難に立ち向かうには、一歩目を出すのに勇気が必要なだけで、その一歩目さえ出てしまえば、あとは自然と前に進めます。この映画では、その一歩目の勇気を “20秒” と表現したところが、 とても素晴らしいと思いました。



愛を告白するのも、「ゴメンね」と謝るのも、新しいことにチャレンジするのも、続けていたことを思い切ってやめるのも、全部 “20秒の勇気”。これさえあれば、気持ちを一歩前に踏み出せます。




何よりも、勇気のある人間ってやっぱり、とてもカッコいいです。
この “20秒の勇気” という言葉、皆さまも心のメモ帳に刻んでおくことを、強くおススメします。



2012年7月3日火曜日

ますます人間を好きになりました。


雨が降ったり止んだりの、相変わらず不安定な梅雨空ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?



陽学舎では昨日より、夏期 保護者面談を開催しております(~11日まで)。今回も私は、ご父兄の皆さまと交流のできるこの機会を、とても楽しみにしております。生徒たちの学習の進捗状況のご報告をし、ご家庭での様子をうかがうのはもちろん、皆さまからのご意見・ご要望等がありましたら、ぜひともお伝えしていただきたいと思います。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。




さて陽学舎は、先週末の6月29日~7月1日はお休みでしたので、僕は愛媛県へ、小旅行へ出かけてまいりました。先週観た映画(詳しくは前回のブログを)の影響を受けたわけではありませんが、最近僕は少々旅人回帰な気分だったため、3日間という短い期間でしたが、久しぶりにバックパッカーに戻って旅をしました。

道後温泉です。










バックパッカーですから、宿はもちろんホテルではなく、ユースホステルに泊まりました。日本ではこの “ホステル” というシステムは、なぜかあまり馴染みがありませんが、世界的には “若者の泊まる宿=ホステル” というくらい、寝泊りを安く済ませる王道の手段です。まぁ、ホステルの素晴らしい魅力は語ると長くなりますので、こちらは後日、改めて書かせていただこうと思います。



今回で松山訪問は3度目となりましたが、いつもと変わらない、とても素晴らしい街でした。僕は世界一周だけでなく、日本中のほぼすべての都市にも訪問経験がありますが、松山はその中でも1・2を争う、大好きな街です。


なぜならば松山は、なによりも人がおおらかで優しいからです。今回は松山の一番の繁華街である大街道という通りで、たまたまお祭りのようなことが開かれていたのですが、僕は商店街の事務所を探して突撃し、「いきなりですが似顔絵をやらせてください!」と訴えたところ、なんと特例でOKをもらえました。僕には “似顔絵師” という顔もありますので、いつ・どこでも描けるよう、旅には必ず似顔絵道具を携帯しています。




場所は似顔絵には最適の、とてもいいスペースをあてがっていただきました。似顔絵屋を始めてしばらくすると、地べた座りの僕を気遣い、先ほどの商店街事務所の方々が、イスを持ってきてくれました。似顔絵のお客さんはほとんど途切れず、僕の店はたいへん繁盛したのですが、お客さんも皆さんいい人ばかりで、素晴らしい関係をたくさん築くことができました。また、僕の周りで出店をしていた方々からも、ジュースやフランクフルト等、たくさんの差し入れをいただきました。新参者の僕に対して、このように本当にびっくりするくらい親切な方々ばかりで、僕は感動すら覚えましたね。


小4生のお客さんと














学習塾の教室長という定職がありながら、僕が旅を続け、似顔絵を描き続けるわけ、それは人間を好きになれるからです。僕の旅は、その土地の人々と積極的にかかわり、その土地々々の様々な価値観や文化を理解し、人間の素晴らしさを知ることが、一番の目的です。


観光を目的とした旅も、もちろんいいものです。しかし、素晴らしい景色を見ることで得る感動と同じくらい、人間を好きになるという感動は気持ちの良いものですので、皆さまも旅を通して一度体験していただければ、と思います。


ちょっとカッコつけすぎましたかね・・・。本日、保護者面談にて何名かの方から、「ブログ見てますよ」とうかがい、今回はこんなテンションになってしまいました。



2012年6月26日火曜日

旅の醍醐味!


昨日(もう一昨日ですね)はまた、独りで映画を観に行きました。高校・大学時代に仲の良かった友人たちのほとんどが結婚をしてからは、僕の休日はこうして “誰とも会わない” ことばかりですが、こんな生活にはもう、すっかり慣れてしまいましたね・・・。



今回観たのは、“星の旅人たち” という映画です。このブログを読んでいただいているのは千葉県の方が多いと思いますが、いつも県内では上映していない映画ばかりを紹介してしまい、どうもすみませんです。













映画は、世界を放浪中の息子が事故で亡くなり、その遺志を継いで、彼の父親(60歳くらい?)が代わりに旅をすることになる、という物語です。




個人的には、映画の冒頭、息子が父親の反対を押し切って旅に出る決断をするという回想シーンで、いきなりウルッときてしまいました。なぜならそれは単純に、自分の過去とダブってしまったからです。僕の両親は反対どころかむしろ賛成をしてくれましたが、僕が「この世界をこの眼で見る!」と決断した、あの時の熱い気持ちが鮮明によみがえりました。



映画はまるでドキュメンタリーのような、とてもリアルな演出で、僕も実際に一緒に旅をしているような、そんな錯覚を覚えるつくりでした。よっていわゆる映画的な、稀で極端な出来事は全くなく、ハプニングも普通に旅をすれば起こりうるレベルのものばかりで、元旅人の僕としては、「わかる、わかる」の連続でした。



何より良かったのは、主人公の旅を決して “自分探し” な空気にせず、人生とは・・的な説教くささや面倒くささも、スッキリと排除していたところです。出会いと別れを繰り返し、旅の友との再会に喜び、夜はみんなで酒を飲んで語り合う。僕が経験した旅、そのまんまです。この映画の主要登場人物の旅の目的は、“ダイエット” “禁煙” などとステキなものばかりで、これまたリアル。そして結局、誰一人としてその目的を達成できない(笑)。やっぱりいいなぁ、こんな旅。




「“自分探し“の旅です」とか言って自分にウットリしてしまうのは、日本人くらいなものです。僕も 「なんで旅に出たの?」 といまだによく聞かれますが、その答えはズバリ、「おもしろそうだったから」 です。「旅をして得たものは?」 との質問には、自信を持って 「おもしろかった経験、のみ!」 と答えます。“自分” なんか探している暇があるのなら、一つでも多くのおもしろい経験をする。それが僕の、旅のポリシーです。



もう一つリアルだったのは、“別れ方”。この映画の主人公は、一緒に行動を共にする旅仲間が最終的には4人になりますが、あんなに長く喜怒哀楽を共に旅をした仲間たちが、なんともあっさりと解散します。これまた日本人にはあまりない感覚ですが、僕が出会い、行動を共にしたたくさんの仲間たちとの別れも、本当にあっさりとした気持ちの良いものでした。それは何というか、「さようなら」の悲しみよりも、「いつかどこかで、また会おう!」の感動が勝っている、そんな感覚でした。




旅は、素晴らしいです。


学習塾の教室長という立場にありながら、おかしな発言かもしれませんが、生徒達には “ただ勉強ができるだけ” の人間にはなってほしくないと、僕は心からそう思っています。



2012年6月18日月曜日

ようこそ、陽学舎へ!!



相変わらずほとんど雨の降らない、暑い毎日ですね。これが梅雨の真っ最中だとは・・・。なんだか季節感が狂わされてしまいます。



さて陽学舎では昨日一昨日と、臼井&臼井西中生対象の、第一回定期テスト対策学習会を開催いたしました。今回もたくさんの生徒に参加していただき、2日間、とても賑やかな学習会となりました。



また今回の学習会は、外部生や、陽学舎在塾生のお友達のご参加も、たくさんありました。よって初めて拝見するお顔も多く、講師陣一同、新鮮な空気の中、楽しく授業をすることができました。私も直接ご挨拶ができた生徒と、できなかった生徒といましたが、「ようこそ陽学舎へ!!」という熱い気持ちだけは、皆さまにお伝えできたかと思います。


陽学舎個別スクールに初めて来た外部生の皆さまは、この陽学舎という塾を、どのように感じましたでしょうか? ・・・といっても外部の方は、ほとんどこのブログは読んでいませんね。在塾生でブログを読んでいる生徒達は、今回の学習会に一緒に参加してくれたお友達に、当ブログや陽学舎ホームページの存在をお知らせしていただけましたら、うれしいです。



定期テストは、臼井中も臼井西中も今週末の、21&22日です。くどいほどに言っていますが、特に中3生にとっては今回は、これまでとは同等のテストではなく、高校受験に直接かかわる、重大なテストとなります。周りにはすでに、受験モードに意識を切り替え、本気になって必死に勉強している者がいるはずです。「まだ入試は8ヵ月も先だし~」などと考えてのんびりしている者は、確実に順位が落ちます。



部活は今日から3日間は休みのはずですから、その空いた時間はもちろん全て、勉強に当てましょう。どんどん塾に来て、自習をしましょう。現に今日は、先週よりも自習室に来ている生徒が明らかに増え、皆、一生懸命に勉強していました。しかしまだまだ席に余裕はありますので、今日来なかった or 来れなかった生徒達も積極的に自習に来て、ますます自習室を活気のあるものにして欲しいと思います!




2012年6月11日月曜日

毎日見る花。


先週末にやっと梅雨入りしたと思ったら、ここ2日間はまた、晴れで暑い日でしたね。今年の梅雨はこのように、晴れと雨が交互にやってくるそうでして、毎日雨がしとしとと降り続くわけではないようです。



さて昨日は、ポカポカした陽気で気持ちがよかったので、ちょっと長めの愛犬の散歩をしました。さらに、ただ散歩するだけなのもなんだったので、ついでにカメラを持って、家の近所の撮影をしてみました。というのも、僕の家から駅までの道のりには最近、いろいろな種類の綺麗な花が、たくさん咲いているのです。出勤の途中ではいつも、のんびり撮影するほどのヒマがないため、「そのうち写真を撮りたいなぁ」 と、ずっと思っていたのです。



まずは、










“あじさい” です。
あじさいの花って、最初は緑っぽくて、そこからだんだん綺麗な色をつけていくんですね。僕はそれを知らなかったのですが、このあじさいの変化の様子を毎日見続けることにより、この歳になって初めて気づきました。



つぎに・・・










かわいいです。
・・・が、この花、なんという名前なのでしょう? 誰か知っていたら教えてください。僕は花を見るのは好きですが、花の知識は全くと言っていいほどなく、エーデル・ワイスとロールス・ロイスの違いもわかりません・・・。



あとは、










こんなやつもいました。この花も、名前がわかりません。道路脇の側溝で、孤独に咲いていました。こういう “群れない” 花は、僕はとても好きです。独りぼっちで寂しそう・・・にはまったく見えず、むしろ元気いっぱい、バンザイをして勝ち誇っているようにすら思えます。



この “名もなき花”(あるのでしょうが)は、今朝通勤する際にまた覗いてみたところ、残念ながら抜かれてしまっていました。せっかく綺麗な花が咲いていたのになぁ・・・。雑草として扱われたのなら仕方がないのかもしれませんが、せめて花が枯れるまでは、抜かずにいてほしかったです・・・。






















2012年6月9日土曜日

知識の芽。


今年も梅雨入りしてしまいましたね・・・。私は雨は嫌いではありませんが、やはり気持ちの良い、晴れの天気の方が好きです。洗濯物も嬉しそうですしね。



そして今日、日本(関東)で梅雨が始まったのと同じタイミングで、世界ではサッカーの “EURO 2012” が開幕いたしました。こちらは日本代表は関係ありませんし、どのようなイベントかあまり知らない方も多いかもしれません。EUROとは、4年に一度、ヨーロッパの最強国を決定するというワールドサッカーの一大イベントでして、実は私にとってはこれは、ワールドカップよりも楽しみな大会なのです。


ワールドカップは、アジアや北中米などの弱小地域からもチームが出場しますので、チーム毎のレベルの差が大きく、あまり接戦にはなりません。またヨーロッパや南米の強豪国も、前回の南アフリカ大会のように、慣れていない環境での試合ではやはり調子が悪く、本来の能力を発揮できないスター選手がとても多いです。


しかしEUROは、もちろんヨーロッパ地域内での開催ですし(今回はポーランド・ウクライナの共催)、よってワールドカップよりも選手の身体のキレが素晴らしく、試合が白熱して面白いのです! 昨晩の開幕戦 “ポーランド対ギリシャ” も、手に汗握る大接戦で、最高でした!! 私は強豪国以外の試合観戦はパスする予定でしたが、昨日の熱戦のおかげで、結局地上波で放送予定の試合は全部見てしまいそうです。



陽学舎の講師陣にもサッカー好きは多いですし、今月は私以外にも毎晩夜更かしをしてこの大会を見る者が、少なくなさそうです。また、そんな講師が多い環境が呼んでいるのか、陽学舎に通う生徒の中にもサッカー好きがたくさんいますので、よってしばらくは生徒との会話の中にもサッカーの話題が出ることが増えそうです。


塾とは勉強をしに通う場所ですから、雑談のしすぎで勉強に支障をきたすようなことがあっては、当然いけません。しかし雑談自体を禁止しているわけではありませんから、時に生徒とサッカーの話題で盛り上がることもあります。


ただし、「昨日の試合のここが面白かった」 「あの選手のシュートがすごかった」 といった話だけでは、それこそただの雑談です。友達同士の会話ではないのですから、講師陣はその会話を通して生徒に何か、サッカー以外の知識の芽を植える必要があります。例えばイングランドの試合の話が出れば、そこから 「なぜイギリス代表でなく、イングランド代表なのか?」 といった話ができますし、さらに 「イングランド代表やフランス代表には、なぜアフリカ系人種の選手が多いのか?」 という話ができます。



それを可能にするには、それぞれの講師がたくさんの知識を持つことが必要です。また生徒達もただの “サッカーを見て楽しむ” だけでは終わらせず、そこからいろいろなことに興味を広げることが大切です。


要はサッカーからでも、地理や歴史をはじめとした、色々な知識を得ることができるということです。知識というものの糸口は、そこらじゅうに転がっているわけです。



“そんなに無理やり勉強した覚えはないのに、気が付いたらいろんなことを知っていた”
それが一番効率の良い、勉強法です。


“イブラヒモビッチ” という名前を聞いて、そこからスウェーデンを連想することはサッカー好きには簡単な作業ですが、「ユーゴスラビアと何か関係があるのかな?」 とまで発想できれば、それがすなわち、知識の芽となります。



2012年6月4日月曜日

狂乱の夜。


まだ梅雨にも入っていないというのに、もう梅雨明けしたかのような暑さの毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?



先週日曜には補講があったため、僕にとって昨日は、二週間ぶりの休日でした。しかし特に用事がなかったため、久しぶりに渋谷まで出向き、“私が、生きる肌” という映画を観てきました。













ペドロ・アルモドバルという監督はスペイン映画界の巨匠で、これまでにアカデミー賞などの栄誉もたくさん獲得しています。しかし僕にとってはあくまで “平均点の高い監督” で、作品はいつも素晴らしいが、心に突き刺さるほどの名作はない、といった印象です。


今回の “私が、生きる肌” でも、期待通りにとても楽しませていただきましたが、残念ながらマイ・フェイバリット・リストには入りませんでした。物語は、妻を亡くした形成外科医が、他人を監禁して勝手に整形手術をし、亡き妻そっくりにしてしまうという・・・。なんとなく予備知識ありの状態で観ましたが、まさかここまで狂気じみているとは、ちょっとついていけませんでした。ただ、「あなたはこれを愛と呼べるか?」というキャッチコピーは、絶妙だと思います。




映画は夜に観たのですが、鑑賞後に渋谷の街を歩いていると、そこらじゅうにサッカー日本代表のユニフォームを着た若者たちがいました。皆、表情が明るかったので試合には勝ったのだとわかりましたが、その後に通ることになる渋谷駅前・センター街入口の交差点が、ものすごいことになっていました。


日本代表の勝利でテンションが上がったとんでもない数の若者たちが、交差点内で大騒ぎをしていたのです。ユニフォームを着ている若者だけでなく、普通の恰好をしたデート中のようなカップルや、他にも明らかに関係のなさそうな人々まで巻き込んで、みんなで大騒ぎ。行き交う車の人々にとっては、さぞ迷惑だったことでしょう。僕は狂気の映画を観た後に、狂乱の街の中を歩いたわけで、なんだかハチャメチャな夜になってしまいました。



手元にカメラがあれば、大騒ぎの様子を撮影して、このブログに載せたかったのですが。僕はプライベートは手ぶら主義なので、財布と携帯電話以外は何一つ持ち歩かないのです。バッグはたくさん持っているのですけどね。全くと言っていいほど、使いません。


しかしこうしてブログを書き、それをたくさんの方々に読んでいただいているわけですから、今後はいつでも写真を撮れるよう、どこかに出かける際にはカメラを必ず持って行こうと思います!



2012年5月28日月曜日

“考える” ということ。


今日は昼まではピーカン晴れでしたが、夕方から急に大雨が降ったり止んだりの、変な一日でした。最近はこのような天気が多く、やはり地球はおかしくなっているように感じます。実は私、今日は家の洗濯物を干したままの状態でして、今はそれがどうなっているのか、とても心配です・・・。今年の関東地方の梅雨入りは、6月8日頃の予想だそうです。



さて、昨日・一昨日は塾を開放し、臼井南中の生徒を対象とした定期テスト対策学習会を開催いたしました。参加した生徒は皆、今回も一生懸命に勉強しており、全体的にとてもいい雰囲気の学習会だったと思います。テスト直前にもかかわらず、まだまだ勉強不足の生徒も少なくはありませんでしたが、この土日をきっかけに、残りの数日間をひたすらに頑張ってほしいと思います。



臼井中&臼井西中生対象の定期テスト対策学習会は、6月16・17日に開催いたします。もちろんそちらも、内部生は無料で受講できます(3コマまで)。特に中3生、私立高校の受験は “内申書で合否が決まる” と言っても、過言ではありません。テストで良い点を取って、通知表の成績を上げることが、すなわち私立高校の合格に直結するわけです。その意味では受験はもう始まっているのですから、気持ちを入れ替えて、これから必死に勉強しましょう!!




ところで最近、巷では吉本興業の芸人による、親族の生活保護不正受給問題が騒がれています。先週金曜日の本人による記者会見があるまでは、テレビではほとんど扱っていませんでしたが、私はインターネットを通じて、4月半ばからこの問題を認識していました。テレビでは無名俳優の二股騒動の報道ばかりで、大手芸能事務所の芸人の問題は知らないふりをし続けていたので、非常に違和感を覚えました。あの大げさでしつこすぎる二股騒動は、マスコミはその他のもっと大きな問題を隠したいからだと、そう捉えていました。



私が考える、生活保護の問題やその芸人に対する意見を、ここで述べるつもりはありません。しかしもちろん、生徒とそのような話題になった際には、私なりの意見を言うことはあります。ただし、いち教育者として、“私の意見が正しいとは限らない” を生徒にきちんと伝えることだけは、必ず心がけています。


よって私は、私とは違う意見を生徒から聞くと、非常にうれしく思います。たとえそれが、私とは真逆の考えだったとしても、です。私が全く思いつかないような、スペシャルな視点での意見を聞いた時には、感動すら覚えることがあります。私と考えが合うことが重要なのではなく、生徒が自分の考えを持つことこそが大切だと、そう考えているからです。



勉強に関しても、同じことが言えます。主に数学にいえる話ですが、塾や学校の先生が教える “こうすれば解ける” の内容を理解し、“そのルールの通りに考えて正解を出す” ことには、限界があります。そのステージはどこかでクリアし、“自分で解法を考えて解く” ステージに入らなければなりません。“理解” から “攻略” へ、進化する必要があるわけです。高校入試の数学で、80点以上を取るのは難しいと私はよく生徒に言いますが、それは “理解” のマスターだけでは、80点が限界だからです。



世の中のいろいろな問題に、“自分はこう思う” をきちんと持っている生徒は、勉強面での “自分で考えて解く” ことにも、比較的強いと感じます。また、子どもたちが大人になる上で知るべき知識は、きっかけがなければなかなか伝えるチャンスがありません。ご父兄の皆さまには、今回の生活保護や原子力発電所の問題のように、世間で騒がれるような出来事があれば、ぜひとも子どもたちと意見の交換をし、子どもたちが “自分で考える能力” をつけさせていただきたいと、そう願います。



生徒の中には、自分から 「最近テレビでよく見る~の問題について教えて!」「~について、先生はどう思う?」 などと言ってくる子もいます。そして私はそれを、素晴らしいことだと思っています。



2012年5月18日金曜日

自習室に来よう!


いきなり暑くなってしまいました。季節が変わるのは、本当にはやいですね。春夏秋冬は3ヵ月ずつに分かれていますが、私の感覚的には、春2ヵ月・夏4ヵ月・秋2ヵ月・冬4ヵ月くらいのバランスのように感じます。


さて、他中学校に先駆けて、臼井南中の第1回定期テストが迫ってまいりました。陽学舎では今回も、テスト対策学習会を開催いたします(5/26・27日)。受講可能授業数は3コマまで、在塾生の参加費は無料です。ほとんどの生徒はいつも3コマ、フルに受講されていますが、今回も皆さまにはたくさん申し込んでいただき、テストで良い点をとりまくっていただきたい、と思います。







臼井南中はいつもテストの時期が早いのですが、付近の各公立・私立高校でもこの時期に、定期テストが行われます。高校一年生にとっては入学してたった一か月でのテストで、いきなりすぎて戸惑うかもしれません。高校から急に勉強が難しくなり、授業の内容がサッパリわからない、という生徒も多いようです。


最近は、前年度をもって進学を機に卒塾していった生徒達が、塾にたくさん自習をしに来ています。自習に来る生徒の中には、「もう卒塾しているのに自習室を使ってもいいのかな・・・」 と考えている者もいるようですが、陽学舎は、皆さんの来塾を歓迎しています。積極的に自習に来て、一生懸命に勉強する姿を在塾の小・中学生達に見せ、皆にいい刺激を与えてほしいと思います。


何よりもこうして、高校生になった皆さんが毎日のように顔を見せに来てくれるのは、とてもうれしいことです。さすがに優先順位としては在塾生が先になりますが、わからない問題があればいつでもアドバイスをしますので、遠慮せずにどんどん来てくださいね。



中学生も、最近は塾に自習に来る生徒が増えてきました。中にはほぼ、毎日来ている生徒もいます。入試に向けて、この人数をますます増やし、自習室が埋まってしまうくらいの勢いのある塾になれるよう、今後ともがんばっていきたいです。



2012年5月14日月曜日

母親。


ぽかぽかとした暖かい毎日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?



昨日は母の日でしたね。陽学舎の生徒のみんなは、お母さんに何か、日ごろの感謝をこめた贈り物をしましたでしょうか? 物でなくても、一言 「いつも、ありがとう」 と、そんな言葉はかけましたか? 照れくさくても、一年に一度くらいは、そんな出来事があってもいいかと思います。



僕は毎年、正月と母の日だけは、必ず実家に帰るようにしています。ここのところ母親にプレゼントは贈っていませんが、最近は実家の家事を僕が全部やって、母親には一日休んでもらう、ということが多いです(結局いつも、中途半端になってしまいますが)。

僕と僕の母親は、はっきり言いまして、仲が良いです。“世界一のカァチャン” とまで言うとさすがにオーバーな気がしますが、少なくとも “このカァチャンの下に生まれて、本当によかった” とは、心の底から思っています。


その一番の理由は、僕の母親は “物事を必ずプラスにとらえる” 性格だからです。例えて言うならば、外出中に急な大雨に降られ、全身がズブ濡れになったとしても、「たまにはこんなのも気持ちがいいわぁ」と言って、爆笑できるような性格なのです。以前当ブログで家族の話題が出た際に、我が家はとにかくポジティブであると書きましたが、一家のそんなポジティブな空気をつくっていたのは、紛れもなく母でした。


僕はその母親の影響をモロに受けていますので、価値観がとても似ています。先日も春期講習が終わった頃に、当スクールのメインパソコンの調子が悪くなったのですが、僕は 「講習中でなくて本当にラッキーだった」 と思いましたね。「壊れそうなカラダにもかかわらず一生懸命働いて、忙しい時期を必死に乗り越えてくれたんだな」と、そんなパソコンに 「アッパレ!」 を贈りたくなりました。




皆さんは、友人から 「以前は大嫌いだったけれど、今は大好き。」 と言われたら、どう思いますか? 僕はものすごく、うれしいです。「以前はなんとも思っていなかったけど、今は大好き。」と言われるよりも、はるかにうれしいです。マイナスがプラスになったわけですから、その振れ幅に大きな喜びがあります。

しかし同じ言葉を聞いても、「以前は大嫌いだった」 の方に意識が持っていかれてしまい、「なんでだろう?」 「私、過去になにかしたのかな・・・」 と、ショックを受けてしまう人も多いようです。


これはどちらがいいのか悪いのかの問題ではなく、単純に性格の違いです。しかしこれこそが、僕が 「人生を楽しんでいる」 と自信を持って言える、大きな要素だと思っています。



2012年5月11日金曜日

いまさらながら・・・


先ほど当ブログのコメント機能を、全員投稿可にしました!!

これまで何人かの生徒から、「先生のブログにはコメントができない」と言われていましたが、先ほどようやくその原因がわかりました。いままでコメントを書こうとしてくれていた皆さま、本当にどうもすみません! これからは投稿できるはずですので、どんどん書き込んでいただければ、と思います!!

今後とも当ブログを、よろしくお願いします!!!



2012年5月10日木曜日

いつかはこんな会話を。


前回に引き続き、今回も映画についての話題です。



僕は好きな映画は所有したくなるタイプの人間でして、家にはDVDが50枚ほどあります。レンタルをせずにわざわざ買っているわけですし、そのほとんどは一度だけではなく、繰り返して何度も何度も観ています。


その中でも一番観ている映画は何かと言えば、それはダントツで 「いまを生きる」 ですね。













間違いなく一年に一度は観ているので、これまでに20回は超えているかと思います(1989年の映画です)。観ればいまだに100%の確率で泣いてしまうので、僕にとっては普段の生活の中でなんだか “心が濁ったなぁ” と感じた際に鑑賞し、その涙で心の汚れを落とすという、そんな映画です。僕が感動で泣いてしまう映画は、他にはあまりないのですけどね。



映画は、全寮制の超エリート高校に、キーティングという国語教師が新しく赴任して来るところから始まります。エリート校らしく、それまでは勉強をして良い成績を残すことだけがすべてという、そんな価値観の生徒ばかりの学校でしたが、キーティングのとても型破りな授業を通して(教科書を破り捨てたりします)、生徒達は “生きるとは何か” を学び、変わっていきます。



僕の号泣ポイントはもちろんラストシーンなのですが、実はこの映画の中盤に、僕がそれ以上に大好きなシーンがありまして、その概要をここに書かせていただこうと思います。



内気で気弱な転校生のトッドが、夜中に校内のとある橋の上に座り、何やらしょんぼりしています。そしてその前を通りかかったルームメイトのニールが、そんなトッドに気付き、声をかけます。

ニール 「どうしたんだい?」
トッド 「・・・今日は僕の誕生日なんだ。」
ニール 「そいつはおめでとう! でもなんで、落ち込んでいるんだい?」

トッドの横には、新品のデスクセット(日本では馴染みがありませんが、画板のような大きさの板にペンや定規やハサミが乗っている、文房具のセットです)が置いてあります。

トッド 「両親から、プレゼントとして届いたんだ。」
ニール 「よかったじゃないか。」
トッド 「でもこれ、去年と同じ物なんだ。」
ニール 「・・・・必要だと思ったんじゃないか?」
トッド 「そうだね・・・・」


沈黙の後、デスクセットを手にしたニールは、そのセットをなめ回すように見つめ、変なことを言い出します。

ニール 「この形、空気力学的だと思わないか?」
トッド 「・・・?」
ニール 「飛びたがっている。そう思わないか?」
トッド 「・・・(笑)」
ニール 「世界初、無人の空飛ぶデスクセットだ。」

セットを受け取ったトッドは、橋の上から豪快に投げ捨て、それは見事にバラバラに飛び散り、二人は大笑いします。



・・・この時点でも、充分すぎるほどにステキな二人のやりとりなのですが、最後にニールがトッドに発した一言が、とにかく僕は大好きなのです。


ニール 「気にするなよ。どうせ来年もまた、同じのをもらえるさ!」



・・・・最高じゃないですか、この一言? 落ち込んでいた友人の、その悲しい気持ちをスッキリさせるだけでなく、この一言で友人を落ち込ませた原因すらも、笑い話に変えています! なんて気持ちのいい、なんて優しい、なんて魅力的な男なんだ、ニール!!




一本の映画の、たった数分のシーンですが、このシーンは僕の人間形成に大きな影響を及ぼしています。初めて観た時から僕は、ニールのような人間を目指し、いつかニールのような会話ができるようになりたい、と思ってきました。傷ついている人の、その悲しみを吹き飛ばし、さらに豪快に笑わせてしまうような、そんな人間になりたい。どこまで実現できているかはわかりませんが、その気持ちは今でも、変わっていません。



ちなみにこの映画 「いまを生きる」 は、高校時代に家で友人に観せたところ、それからその友人は 「俺は教師になる」 と宣言し、彼は今では小学校の教員として日々、一生懸命に頑張っています。


最近の子どもたちを見ていると、映画や本で “人生が変わった” という経験をしている子は、あまりいないように感じます。いい映画をたくさん観て、いい本(漫画でもいいです)をたくさん読むだけでも、それは人生の礎になると、僕は思います。



2012年5月7日月曜日

映画が好きです。


今日はとても暑い一日でしたね。よって陽学舎にも久しぶりにクーラーの出番が来まして、春を通り越して、いきなり夏になってしまったような感覚を覚えました。



さて久しぶりのブログ更新となりましたが、皆さまはこのゴールデンウィークを、どのように過ごされましたでしょうか? 僕は今年も東北にボランティアをしに行く予定でしたが、大雨などの影響で参加予定の活動自体が中止となり、結局行きませんでした。これまで僕は長い休みがあれば、必ずと言っていいほどどこかへ旅に出ていましたが、よって今回はほとんど家におり、久しぶりにのんびりとした連休でした。



では家で何をしていたかといいますと、これまで観たい・読みたいと思ってたまっていた映画や本・雑誌を、独りでひたすら楽しんでいました。特に映画をたくさん観ましたね。8連休で、10本は観たかと思います。



僕は決して多趣味というわけでもなく、狭く深くの人間だと思いますが、興味・知識ともに豊富だと自負しているのは、映画・ファッション・サッカー(観るだけ)ですね。逆にそれ以外の、例えば車やグルメ、ゴルフなどに関しては、知識はゼロに近く興味も今のところありません。僕は絵が得意ですが、描くのが好きなだけで漫画本やアニメにはほとんどノータッチです。


映画は学生時代には撮ってもいましたから、撮影のテクニックなどのレベルから気にして観てしまいます。友人などと一緒に観ると、感想の会話で「あのシーンはもっと短くていい」やら「あそこのカットのあのアングルがよかった」といった細かい話までついついしてしまうため、映画鑑賞はあえて、いつも独りです。


映画のチョイスは、選り好みしないように気を付けているため、なんでも観ます。わけのわからない実験映画のようなものから、いかにもアメリカンなハリウッド大作も観ます。もちろん観た後の好き嫌いはありますよ。というよりも「本当に素晴らしい映画だった!」と思えることは、めったにありません。先日は 「ニーチェの馬」 という、2時間半の間にまさかの “出来事無し”“カットがほぼ無し” な映画を観たりもしました。ちなみにこの映画、実は邦題に難有りでして、なんとニーチェもニーチェの馬も全く出てきません(ズッコケました)。いやぁ、エンタメを完全に度外視した、本当の映画好きにしかわからない、本当に素晴らしい映画でした(皮肉です)。



ゴールデンウィーク中に観た映画の中では、イラン映画の「別離」という作品がなかなかよかったです。













今年度の米国アカデミー賞・外国語映画賞を受賞した作品です。千葉県内では上映しておりませんが、機会があれば皆さまにもぜひ、観ていただきたいですね。




・・・やはり趣味の話題となると、話が尽きません。


今日はこのくらいにして、次回の更新では、僕が一番好きな映画の、一番好きなシーンについてを熱く語らせていただこうと思います。



2012年4月23日月曜日

本気度を上げる。


陽学舎の中園です。


先週は土曜日に、中学3年生を集め、受験に向けての決起集会を開催いたしました。用事があって事前に不参加を表明していた生徒を除いて、ほとんど全員の生徒に参加していただき、とてもにぎやかな会となりました。


集会では主に、千葉県公立高校入試の受験5科目の攻略のポイントと、入試までの10ヵ月間の過ごし方の説明をさせていただきました。しかし話を聞いている生徒の様子を見る限り、全体的な印象としては “自分はもう受験生なんだ” と強く自覚している生徒よりも、まだまだ受験への意識が低い生徒の方が多い、と感じました。


その要因はいろいろあるでしょうが、一因としては、私をはじめとする陽学舎講師陣の本気度が、まだ生徒たちにあまり伝わっていない、という点があげられると思います。生徒に “自分は受験生だ” と自覚させるためには、講師陣が改めてますます “担当生徒の志望校合格のために、自分は何をするべきか” を強く考える必要があると感じました。


生徒の本気度をもっと上げるためには、講師がもっともっと本気にならなければ。



次回の決起集会は、各中学校での第3回定期テストと三者面談が終わった後、11月末~12月初め頃の開催予定です。その会では、4月~11月の振り返りと反省をし、残りの3ヵ月間へ向けて、改めての “気合の注入” をいたします。次回の集会では、中3生全員の “本気になった目” を、確認したいですね。



83(日本人の平均寿命)×365(一年の日数)= 30295


来年2月の公立高校入試までは、あと295日です。30000と比べれば295などちっぽけな数字ですが、そのたったの295日が、残りの30000日に大きな影響を及ぼすかもしれません。


これからの295日を、一日も無駄にせず、一生懸命に勉強しましょう!

多くの受験生にとっては、これが人生で最初の巨大な壁です。その壁を “乗り越える” なんて表現では、甘っちょろいです。

壁に全力でぶつかって、壁を破壊してやりましょう!!!



2012年4月16日月曜日

お花見 !!



久しぶりの更新になりました、陽学舎の中園です。


生徒の皆さんは新学期になり、一週間以上が経過しました。クラス替えがあったり、修学旅行の話が具体的になってきたりで、最近は塾でも学校の話題が出ることが多いです。クラスが替わり仲の良い友達と離れ、ガッカリしている生徒もいますが、全体的には皆、希望に満ちた「これから楽しみだな」という顔をしています。


そして遅れましたが、新中学・新高校一年生、入学おめでとう!! 進学を機に陽学舎を卒塾していった生徒達が、この一週間 毎日のように誰かしら塾に来てくれていましたが、新しい制服に身を包んだ生徒達は、なんだかとても輝いて見えました。これからも学校の帰りがけでかまわないので、たくさんの生徒に顔を見せに来て欲しいですね。




さて私、昨日は上座公園にて、陽学舎講師陣での お花見 をしてまいりました。前日が一日中雨だったので心配しましたが、昨日はとてもよく晴れ、絶好のお花見日和でした。夕方からは急に寒くなりましたが・・。


花よりもトゥース(K原先生)


周りでは高齢の方の集まり(すごい人数でした)が皆でカラオケを楽しんでいたり、ママさんの集まりが小さい子供達と一緒に遊んでいたりで、とてもユル~い雰囲気のハッピーな空間でした。私は以前は東京の三鷹に住んでいたため、毎年のお花見先は井の頭恩賜公園でしたが、むこうは泥酔した若者だらけで、しょっちゅうパトカー or 救急車のサイレンの音が聞こえる、もっと殺伐とした空気だったのですが・・。



桜はもう、ほどよく散っていましたが、とてもきれいでした。私はどちらかというと “満開” の桜よりも “散りつつある” 桜の方が好きですね。プロレスラーなどでも、現役バリバリのスターレスラーよりも、全盛期を過ぎたロートルレスラーの方が好きです。


時が経ち、いさぎよく枯れて行く事は、むしろ美しいと思います。ただしそれは、一度 “思いっきり咲いた” からこその、美しさです。私もまだまだ枯れるつもりはありませんし、今後も生徒達には、「思いっきり咲きまくろう!!」と伝えていきたいです。



2012年4月4日水曜日

本当の強さ。


陽学舎の中園です。


本日をもちまして、2012年度の春期講習が無事に終了いたしました。皆さまどうも、ありがとうございました。

今回の春期講習は、例年以上にお申し込みの数が多く、とても活気の溢れる良い空気の中、たくさんの生徒が毎日頑張って勉強をしていました。特に新中学3年生は、“受験生になった” という自覚のある生徒はまだまだ少ないのですが、皆少しずつ、勉強への意識が高まってきているように感じられました。


生徒の多くは、明日に新学期の始業式があります。何もない日に、いきなり “やる気のスイッチ” を押すことは、なかなか困難でしょう。生徒たちにも直接、しつこいほどに言っておりますが、こういった “新学期が始まる日” や、“夏休みに入った日”、“部活動が終わった日” などのキリのよい日は、 「今日から毎日○時間勉強するぞ!!」という決意をする、絶好のチャンスです。逆に言えば、そのチャンスを何も変わることなく通過してしまったとしたら、それは自分に対する甘えだと自覚しましょう。




さて、人間が元来所持している “力” には、身体では 腕力・走力・瞬発力・耐久力・・、脳の中では想像力・発想力・忍耐力・・・ などと様々ありますが、その中であなたが最も手に入れたいと思うものは何でしょう? そして、どの力に優れることが、人間として最強だと思いますか?


私が考えるその答えは、“意志力” です。

今は亡き巨人 “ジャイアント馬場” は、とにかくギャンブルが強いことでも有名でしたが、ある記者にその秘訣を聞かれ、「それは勝つまでやめないことだ」と答えました。

また、ドラえもんのエピソードで名作として名高い “さようならドラえもん” の中で、のび太くんは未来に帰ってしまうドラえもんを安心させようと、ジャイアンに喧嘩を売ります。そして何度殴り倒されても必死に食らいつく のび太に対して、ジャイアンは結局「俺の負けだよ」と言いました。


馬場と のび太くん、二人が勝負に勝つことができたのは、それはひとえに “意志の強さ” があったからこそであります。



意志の強さも、実は生まれ持った才能の要素は大きいです。しかしこちらは腕力などとは違い、「意志を強く持とう!」という心構えを一つ持つだけでも、その力は大きく成長します。


受験は何度もチャレンジできるわけではなく、“勝つまでやめない” というのは少々ズレがあるかもしれません。しかし “絶対に志望校に合格してやる!” という気持ちを維持するのも、もちろん意志力です。


要は、どれだけ本気で勝ちたいと思っているか。どれだけ本気で、自分を成長させたいと思っているか。


受験は意志力を育てる、絶好の機会です。
新中学3年生の皆さん、塾にどんどん自習をしに来ましょう。たくさん勉強して、たくさん間違えて、たくさん質問しましょう。なんとなくではなく、本気で受験勉強をしましょう。


陽学舎講師陣は、皆さんの “鉄の意志” を、いつでも待ち望んでいます!!



2012年4月1日日曜日

父親。


今日の休日は久しぶりに、のんびりとした一日でした。


といっても何もなかったわけではなく、両親と姉夫婦と一緒に、夕ご飯を食べに行きました。実は父親が、この3月をもって定年を迎えたので、家族でそのお祝いをすることになったのです。



僕は大学時代から一人暮らしをしていますし、都内から佐倉に戻ってきて4年になりますが、実家には年に2〜3回しか帰っていません。よってまぁ要するに、父親と僕はここ15年間は、すっかり疎遠な関係なわけです。なのでたまに会う度に、「親父も年を取ったなぁ」と、しみじみ思います。



我が家は良くも悪くも放任主義な家庭でして、それぞれがどこで何をしているかは、お互いに全く気にしません。よって僕が世界を放浪している間も、実は両親には一度として連絡をとりませんでした。今日も、姉夫婦が新築の家を買ったことを僕は初めて知りましたが、両親も “我関せず” のスタンスでしたね(さすがに知ってはいましたが)。


父親も、若い頃に世界を放浪しています。その旅の間にアメリカで出会ったのが僕の母親なので、そもそも変な家庭なのです。父親の放浪癖はまだまだ健在で、先週も “青春18切符” を使ってひたすら鈍行列車に乗り、関西方面までブラリ旅をしてきたそうです。


我が家は “放任主義” といっても、家族に対しての関心がないわけではありません。お互いに “楽しく生きている” と思っているので、それぞれ好きなように楽しんで欲しい、というスタンスなのです。心配する気持ちもなくはないのでしょうが、元来がポジティブの固まりのような家族なので、とにかくケ・セラセラなんですね。



僕も社会人になって10年が経ちますが、父親が僕や姉を育てるために30年以上も必死に働いてくれたことには、本当に感謝です。

あらためて両親には、夫婦二人でしばらく世界でも回ってきたらいいのにと思っているのですが、さすがにもう、そんな体力はないのかなぁ・・。



2012年3月25日日曜日

パーティーの写真


3月18日、陽学舎3年生卒業記念パーティーの写真集です。


全体的にブレまくっています。申しわけない!!


私が個人的に思う今回のMVPは、Y路くんですね。

ちなみに井田 前教室長は全くいないように見えて、実は写真1枚に写っています。


O田先生&H野さん

Y川さん&K本さん

ウルトラのMくん&O田くん

O方さん&I堀先生

Hくん&T中くん

T井くん&K藤さん

K藤くん&T内くんの熱いキッス

A井先生&K澤さん

変顔中のS先生&W辺さん

J谷先生&T内先生

O田くん&O山くん&K本さん

ローラっぽいK原先生&M田先生

チューチューK藤さん&O木さん

Y路くん&H比さん 

K地くん&K石さん

S見先生&N島さん



みなさん楽しそうですが、中学生のみんなからはやはり、テレが感じられますね。



2012年3月23日金曜日

そろそろ・・・


陽学舎の中園です!!


日曜日にあったフットサル大会&3年生卒業記念パーティーにつきましては、安藤塾長をはじめ講師陣の多くがブログで話題にしておりますので、ここでは割愛することにします。参加してくれた生徒のみんなは、楽しんでくれたかな? 私は最高に楽しかったです! たくさん来てくれて、どうもありがとう!! パーティーで撮った写真は、後ほど改めてアップしますので、お楽しみに(写真の公開が嫌だという方は、あらかじめ言ってください)!!!


ちなみに私、そのパーティーの場で生徒から、「先生のブログは真面目すぎてつまんない」と言われてしまいました(笑)!! しかしその言葉、私にとってはまさに “渡りに船” でして、ちょうど私もそろそろ、教室長としてのフォーマルな文章だけではなく、一人の人間としてのカジュアルな文章も書こうと考えていた所なのでした。


よって今回、当ブログ、カテゴリーに [教室長として] を作らせていただきました! 今後はフォーマルな文章はそちらで、それ以外のカテゴリーでは “素の中園拓朗”として、私の趣味や生活、世の中の諸問題に対する私なりの意見などを、どんどん発表していきたいと考えております。なお、今後は人称も [教室長として] の中でのみ “私”、それ以外のカテゴリー内では “僕”、とさせていただきます。よろしくお願いいたします。





さて、ここからはカジュアルのスイッチを入れさせていただきますが、今回の話題は、塾長や持田先生に負けじと、我が家の愛犬の話です。


塾長の愛犬“ロン”くん(麻雀・・?)や、持田先生の愛猫“マリン”ちゃん(パチンコ・・・?)とは違い、ギャンブルとは無縁のいたってクリーンなイメージで、名前を“ルディ”くんといいます。「ノッキンオン・ヘブンズドア」という、僕が大好きな映画に出てくる、とある人物と雰囲気が似ていたため、そちらからいただきました。“ボストンテリア”という犬種です。


















我が家に来て、ちょうど2年になります。赤ちゃんの頃から一緒にいますので、歳も2歳と3か月くらいです。ネットで見て、あまりの可愛さに衝撃を受けた僕は、いきなりそのペットショップ(厚木です!遠かった・・・)まで出向き、いきなり購入してしまいました。誰にも相談せずの行動だったため、実家にも事後報告になり、かなり呆れられましたね。僕は一人暮らしをしていますので、どこかに出かけるたびに実家に預けておりまして、勝手に飼いだしたくせに、周りに散々迷惑をかけてしまっております(どうもすみません)。


ちなみにこのルディくん、この2年間で、おそらく5回も吠えていません!! もしかしたら、吠え方を知らないのかもしれません! イビキやオナラは、すさまじい頻度で、音もすさまじいんですけどね。こちらが心配になるくらい、全く吠えません。


さらにルディくん、



なんと立つこともできます! どうですかこの、堂々とした立ちっぷり!! そろそろどこかのテレビ局が噂を嗅ぎつけて、取材に来るのではないかとソワソワしているのですが。まぁ、立つ犬なんてそこらじゅうにいますよね・・・。


そんな感じで僕は、仕事が休みの日曜日はもっぱら、ルディくんと遊ぶだけの一日を過ごしております。 


今日もこれから、一緒に寝ます。布団の中に入ると、ルディくんは決まって尻餅をつきながら横になります。それがまた、とんでもなく可愛いんですよ・・・。


おっと、すっかりただの、愛犬自慢になってしまいました。
愛犬でこうなのですから、いずれ自分に子供でもできようものなら、僕はとんでもなくデレデレな父親になってしまうのかもしれません・・・。