2014年6月27日金曜日

水無月の失望。


ブラジルワールドカップ、観まくっています。ここまでの48試合、見逃したのは2試合くらいですかね。今回のワールドカップは、点が入りまくりでエキサイティングな試合が多く、僕がこれまでライブで観た大会の中では、過去最高に楽しいと思われます。

大会前にも、各国の強化試合をチェックしていた(ネットで観られました)ので、6月に入ってからのこの1ヶ月、僕は完全にサッカーに支配されている状況です。全然、お出かけしていません。映画も、ほとんど観ていません。


日本代表については、別にツウぶっているわけではありませんが、これくらいの結果だろうな、と予想はしていました。本田選手の病気や首の傷跡のことも、同じくサッカー好きの友人とは報道されるだいぶ前から話題にあがっていましたし、率直に言ってこの4年間、日本と海外のサッカーのレベルの差は、むしろ大きく開いたという印象でした。日本も成長しているが、海外はもっと劇的に強くなっている、と。少し前までは海外の主要リーグの得点王ならば、だいたい20〜25得点くらいでなれましたが、最近はアルゼンチンのメッシなんて、50点ですよ、50点。次元が違います。

個人的には、今大会はイングランドに注目しており、友人にも「ベスト4には入るぞ!」と予言していました(直前強化試合の内容がよかったので・・)が、あっさりはずれちゃいましたね。しかし、アルジェリアやナイジェリアの躍進は、予想通りでした。コスタリカには、全く注目していませんでしたが。とにかく、波乱だらけのこの大会、僕はハマりまくりで、最高にエンジョイな毎日です。



しかし今朝、とても残念なことがありました。韓国がベルギーに破れ、これでグループリーグ敗退となったのですが、その後にネットを見てみると、その記事のコメント欄には「ざまぁ」「日頃の行いの結果だ」「アジアの恥」といった罵詈雑言の嵐で、韓国代表に対するねぎらいやリスペクトの欠片もありませんでした。あまりにガッカリしたので、僕はあえて「韓国を応援していたので、残念に思う」とコメントしてみたところ、それに対するリ・コメントでもクソミソに言われ。なんなんでしょう、(一部の)日本人の、このイヤ〜な感じ。

あげくの果てには、「在日だろ」や「キムチ臭い」等、僕を勝手に韓国人と認定し、どんどん増長してこの “架空の僕” をバカにしまくる。韓国を応援するのって、韓国人しかいないんですかね? まぁ、こんなのは相手にしていませんけどね。もちろん途中で読むのをやめましたよ。


僕の周りの人間には、そんなしょうもない連中はいないので、“あくまでネット内の、狂った社会の話” というのはわかっていますが。しかし一部の人間とはいえ、なんでこうなっちゃったんですかねぇ? 日本人が守るべき、大切なものを失ってしまった者が多すぎると思います。

「韓国人のここが許せない!」と言いながら、“そっちがそう来るなら、こっちも” で、同じことをしていては、何の解決になるんだ、という・・・。僕が安倍首相の靖国参拝に断固として反対していたのは、韓国政府からの嫌がらせ行為に反抗するのであれば、逆に日本政府はもっと高貴に、「こちらは相手の嫌がることはしない」を貫くことで、レベルの高い外交が実現できる、と考えるからです。



日本と韓国は、隣国ですし、歴史が歴史なので、ケンカをするのはしかたがない。これからも、お互いを本当に理解し合うことは、難しいのかもしれない。しかし、相手への最低限のリスペクトを忘れ、批判はおろか誹謗中傷をすることで自己満足の歪んだ正義感に浸り、生産的な未来を想像せず、しようともしない愚かな人間にだけは、なりたくないと僕は思います。



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