2012年8月23日木曜日

リフレッシュ・サマー!!


久しぶりの更新となりました。暑い夏が続いていますが、そろそろ夏の終わりの気配が感じられますね。


陽学舎は先週は夏休みをいただきましたが、今週からは再び夏期講習を絶賛・開催中です! 休みの間、私は生徒たちの勉強の進捗状況をとても気にしていたのですが、ほとんどの生徒は大量の宿題をしっかりと完遂しており、中には宿題以外にも必死に問題をこなした形跡の見える生徒もいるほどで、そんな心配は杞憂に終わりました。夏期講習は残すところあと一週間強となりましたが、生徒みんなが最後までこのまま立ち止まらず、全力で走り切ってほしいと思います。



さてこの夏休み、僕は何をしていたのかというと、・・・結局のところ、ほとんど家にいました。友人と会ったり職場(塾)に用事があったりで、三日に一度ほどは外に出ましたが、他は買い物にすら行かず、ひたすら家に引きこもっていました。いつも通りに旅の計画はしていましたし、チケットまで買っていたのですがね。いろいろと理由があって、今回はあきらめたのです(もったいないことをしました)。


それでは僕が家でどう引きこもっていたのかというと、それはもちろん僕らしく、ひたすら映画鑑賞ザンマイです。毎日2本くらいは観ていましたので、今や僕がこの夏に何という映画を観たのか、すぐにすべてを思い出すことはできません。


というわけで、今回のブログは相変わらずの映画の話題・・・ではありません。実はこの夏に観た映画の中で、「こりゃあ素晴らしい!」とまで思った作品は、一つもなかったのです。う~ん、残念。あんなにたくさん観まくったのになぁ。


では映画鑑賞以外はというと・・・あれ、特に何もないですね。なんとも不毛な、際だった思い出のない夏休みを過ごしてしまいました・・・。まぁ、休みの前はしばらく多忙な毎日でしたので、このタイミングで一気にどっぷりと休息をいただいた、ということです!



しいて言うならば、愛犬ルディ君と遊んでばかりいましたね。いつも一緒に寝ていますし、起きていてもずっととなりにくっついて来ます。一週間、一緒に過ごした時間が長すぎたせいか、塾が再開したこのところの数日も、家に帰るとすぐにひたすら甘えてきます。体中をペロペロ舐めてくるので、僕は毎日ビッチャビチャになっていますが、相変わらずウチのルディは、世界一かわいい犬です。


















2012年8月7日火曜日

“孤独力” を鍛える。


暦の上では、今日は立秋とのことですが、まだまだ猛暑は終わる気配がありません。みなさま夏バテにならず、元気にお過ごしでしょうか?



陽学舎は昨日より、夏期講習3週目に突入いたしました。講習は全部で5週間、計25日間となりますので、もう完全に、中盤戦に突入しています。今週が終わると塾は再来週までお休みとなりますので、その頃には生徒の夏休みは残り2週間。気が付けば、あっという間に2学期です。



夏期講習は、生徒の数がいつも以上に多く、とても良い雰囲気の中で開催されています。また学校がない分、体力に余裕があり、ほとんどの生徒がとても集中して学習できています。特に中3生にとってはこの夏が勝負どころですので、意識の高い生徒が多く、毎日必死になって勉強しています。


しかしやや物足りないのは、この夏は自習に来る生徒がまだ、少ないことです。単純に人数だけで言えば、昨年の方が自習室は混みあっていました。それも今年は、毎日朝から晩までずっと勉強をしに来ている生徒はいつも同じメンバーで、それ以外の生徒は授業以外にはあまり顔を見せないという、そんな両極端になってしまっているのが現状です。


もちろん、家できちんと勉強しているという生徒も多いですし、それは個人のスタイルですから、まったく否定はいたしません。逆に、自習室に毎日来ているからといって、あまり勉強に身が入っておらず、無駄に時間を過ごしている生徒も中にはいるでしょう。



自習のやり方には、正解はありません。友達と問題を出し合ってもいいですし、それぞれが詳しい単元を教え合うのもいいでしょう。自習室は私語は禁止していますが、勉強に関する会話においては、許可をしています。私は “自習はあくまで自発的なもの”、というスタンスですので、こちらから「ああしろ、こうしろ」と、とやかく言うことはありません(違反行為への注意はします)。


しかしやはりベストの自習方法は、自習室では友達とは距離を置き、一人で黙々と学習することです。友達はお互い、顔を上げれば目に入るような位置に置き、たまにチラッと見て、「あいつもがんばっているんだし、僕もがんばろう」という、良い刺激の対象にすればいいのです。友達と一緒の勉強では、仲間意識や一体感は生まれますが、それが効率の良い学習方法かというと、やや疑問符が付きます。


私はマラソンに詳しいわけではなく、ただの個人的で勝手な解釈ですが、ロンドンオリンピックの女子マラソンでの日本勢の結果が芳しくなかった原因は、代表3人がチームを組み、個人ではなく団体で戦おうとしたことだと、そう考えています。私にとってマラソンとは、あくまで “孤独な戦い” であり、変な表現になりますが “孤独力の競争” だと、考えているからです。


受験勉強だって、孤独な戦いです。チームワークや仲間意識は、あまり必要ありません。「がんばろう」の前に、「一緒に」は、いりません。みんなで一緒のペースで走るのではなく、誰よりも前を走って、周りを引っ張る。「自分はみんなよりもガンガン勉強して、みんなの刺激になるような存在になろう」とまで考えられれば、それこそが本当に友達思いの、素晴らしい意気込みです。



2012年7月31日火曜日

読書感想文マスターへの道 ②


更新が遅くなりました。今回のブログも前回に引き続き、読書感想文の書き方についてです。



前回、まず最初に守っていただきたい心がけとして、

① 誰にでも書けるような文章は書かない。
② 文章の “リズム” を意識する。
③ やみくもに書き始めるのではなく、まずは全体の構成を決める。

の3つを挙げました。今回は、その3つの内の③についての詳細を、書かせていただきます。



まず、読書感想文の全体の構成は、基本的には序章・本のあらすじ・感想・結論の、4章仕立てとなります。



◎序章


あなたがその本を読みたいと思った、きっかけや理由を書きます。理由が「なんとなく」では、そもそも自発的に本を選んだようには映らず、読書感想文を “嫌々やらされている” 感が出てしまいます。嘘でもいいので、それっぽい理由をつけましょう。

最も良いのは、“以前から興味があった” という動機です。テレビで紹介されていた等からの、“その本に興味があった” では、ダメですよ。本の内容やテーマに、興味があるのがいいのです。例えば将来、医者になりたいという生徒が、医者が主人公の本を読む。行ってみたい国があるという生徒が、その国が舞台の冒険物語を読む。歴史が好きな生徒が、大好きな戦国武将の伝記を読む。それらが私の言うところの、“以前から興味があった” です。



◎本のあらすじ


ほぼすべての生徒は、この “あらすじ” を書くことが、非常に苦手です。そしてダメなあらすじのほとんどは、

・そもそも全くまとめになっていないため、どんな内容かもわからない。
・とりあえずストーリーを羅列しているだけ。内容はわかるが、抑揚がなく、要点がどこなのかがわからない。

という2パターンに当てはまります。みなさん行を埋めるのに必死ですから、比較的多いのは、後者の方ですね。

はっきり言いまして、あらすじがつまらないと、読む側はそれだけで見切りをつけます。この時点で感想文は、読む側が “続きを読みたくなる”、魅力的な文章である必要があるわけです。


あらすじは、決してダラダラと、箇条書きのようにしてはいけません。 物語のすべての出来事を、書く必要はないのです。むしろ、どれだけ省略できるか。その引き算が上手いことが、魅力的なあらすじである条件です。そのテクニックとして、まずあらすじは2部構成とし、前半には物語の主人公の紹介と、ストーリー全体の大雑把な流れ(要点だけは必ず押さえるように!)を書きます。そして後半には、物語の中であなたが特に印象に残ったシーンについて、やや細かめに、熱く語ります。極端に言えば、物語全体のあらすじよりも、物語内のたったワンシーンについてを、たくさん書いてもいいのです。



◎感想


これまた多くの生徒が陥るダメな感想文のパターンとして、“感想文ではなく、感情文になっている”  ということがあります。感想と、感情は、全く違います。感想文とは、あなたが “こう思った” を書くのではなく、“こう考えた” を書く場であるというわけです。

ハッピーエンドに 「うれしかった」、大冒険に 「楽しかった」、とある問題に 「頭にきた」・・・は、すべて “こう思った” であり、それは “感情文” です。ハッピーエンドならば、「何が成功をもたらしたのか(友人との絆など・・)」、大冒険には 「自分だったらこんな冒険をしてみたい」、問題提起には 「どうすれば解決するだろうか」、こういった内容を書くのが “感想文” です。

といっても、感情が全く書かれていない文章もおかしいですので、こちらはあくまで、“軸として” の話です。そしてその軸としての、“あなたが言いたいこと” は、基本的には1つだけにして、それについてを全力で熱く語りましょう。

言いたいことが1つだけでは、とても行が埋まらない・・・という生徒は、ひたすらにメッセージを投げかけるのではなく、時には具体例や体験談を交え(それでかなり行は稼げます)、いろんな角度から伝えてゆけばいいのです。この “自分の体験談” は、心構え①の、“誰にでも書けるような文章は書かない” にも役立ちます。あなただけの出来事をさらけだすことで、あなたのメッセージはよりリアルなものとなり、説得力のある、魅力的な文章になるのです。



◎結論


結論は、あっさりでいいです。あなたの考えは、前章で熱く語りつくしているわけですから、ここではむしろ、クールダウンを。オシャレに文章を閉めるコツとしては、感想文内で一度使った何気ない “キーワード” を、ここで再登場させ、 いかにも文章全体の構成を考えて書いているんですよ!・・・な顔をすることです。最近ハヤリのドヤ顔ならぬ、ドヤ文です。

おすすめのキーワード・リンク先としては、あらすじ内の、特に印象に残ったシーンですね。そこにトラップを仕掛け、最後の一文で 「ドヤッ!!」。中学生でこれができれば、たいしたものです。



2012年7月25日水曜日

読書感想文マスターへの道 ①


陽学舎では、一昨日より本格的に夏期講習が開始しています。といっても、部活が終わっていない中3生がまだおりますので、盛り上がりのピークは、もう少し先になりそうです。




さて今回のブログの内容は、前回の宣言通りに、“読書感想文の書き方” についてです。


最近は、文章の書けない生徒が非常に増えてきています。それは小・中学生だけでなく、高校生や大学生にも言えることのようですが・・。新聞や本や雑誌から離れ、活字に触れる機会は友人とのメールのやりとりぐらい・・・の生徒ばかりでは、この現状はいたしかたないのかもしれません。よって多くの生徒にとっては、読書感想文は 「嫌だ!」「面倒くさい!」 という対象のようですが、この夏に頑張って良い文章を書くことにより、嫌悪の感情が少しでも解消され、文章を書く楽しみを知る生徒が増えてくれることを、切に願います。




それではまず、読書感想文を書くにあたって、守っていただきたいこと(心構え)があります。それは、

① 誰にでも書けるような文章は書かない。
② 文章の “リズム” を意識する。
③ やみくもに書き始めるのではなく、まずは全体の構成を決める。

の3つです。


①は別に、一風変わった、独特の感性でもって文章を書こう、と言っているわけではありません。大切なのは、“顔が見えること”。あなたの価値観や人間性・人柄、よき思い出や失敗したエピソードなどを、どんどんさらけ出しましょう、ということです。機械が書いているわけではないのですから、まるで感想文の “見本” のような文章を書き、道徳の教科書に載っている子ども達のような、大人にとって都合の良い “お利口さん” のふりをする必要は、全くありません。あなたを知らない人があなたの文章を読んで、“この子はおもしろそう。どんな子かな” と思わせられれば、それでいいのです。


② 文章というものは文字の羅列ではありませんし、読む人は口には出さずとも、頭の中で音を立てて読んでいるわけです。そしてこの “音”、実はとても重要なのです。音とはもちろん、ドレミファ・・・ではなく、“リズム” のことです。

日本語には、句読点という便利な道具があります。「あしたまた、会いましょう」 と 「あした、また会いましょう」 では意味は一緒ですが、リズムが違う以上、読む側の印象は異なります。どれが正解かの答えはありませんが、“どこに読点を打つか” を、ないがしろにしてはいけません。句読点や改行を効果的に使用することをしっかりと意識し、リズミカルで心地のよい文章を、完成させましょう。


③ これが一番、簡単な作業です。・・・といっても、そんなの考えたことがないからわからない、という生徒の方が多いと思われますので、ここではズバリ、私のアドバイス通りにしてみてはいかがでしょう。

例えば縛りが原稿用紙3枚だとして、

序章・・・      半枚弱
本のあらすじ・・・ 1枚
感想・・・      1枚半弱
結論・・・      数行(3~4行)

の構成です。用紙の枚数が増えれば、バランスは変えずに、指定枚数に比例して増やしてください。



②は、かなりの部分で経験がものを言いますから、小学生には正直、厳しいリクエストです。よってこの心構えは、中学生以上の生徒のみに。小学生のみんなは、あまり気にせずに下書きを書いてみて、それを文章の書ける大人(私でもいいです)に見せて、リズムや表現が変な箇所を直してもらいましょう。






一気に書くととても長くなりますので、今回はこの辺で。次回は前述の①②③についての、細かいレクチャーをいたしますので、またご覧になっていただければ、と思います。





2012年7月22日日曜日

明日から夏期講習!!


梅雨が明け、本格的な夏がやって来ました。陽学舎も夏モードに突入し、明日からはいよいよ、夏期講習がスタートします!!


相変わらず配置表の完成がギリギリになってしまいましたが(どうもすみません)、前日の夜にして、ようやく夏期講習の準備は万全になりました!! 明日からの、生徒のみんなと一緒に “勉強しまくる夏” の到来が、とても楽しみです。




また、ご挨拶が遅れましたが、夏期保護者面談は一昨日をもって、無事に終了いたしました。前回は、教室長が私に代わってから初の1対1での面談でしたので、全体的にやや硬い空気の中でのお話となりましたが、今回は前回以上にバラエティに富んだ会話ができ、とても充実した面談期間を過ごさせていただきました。皆さまどうも、ありがとうございました。




次回の保護者面談は5ヵ月後、12月の初旬を予定しています。皆さまとまたお会いできるのを楽しみにしておりますので、皆さま次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。




なお次回のブログでは、たくさんの生徒からのリクエストを受けまして、“読書感想文の書き方” についてのレクチャーをいたします。遅くなっては意味がありませんので、今週中にはアップする予定です。



2012年7月11日水曜日

“がむしゃら” になる。


久しぶりに、“教室長として” のカテゴリでの、記述になります。



陽学舎ではただいま、夏期の保護者面談を開催しております。面談期間は本日まででしたが、ご都合が悪くまだお会いできていないご父兄の方々がおりますので、面談期間終了のご挨拶は、改めてさせていただくことにいたします。




陽学舎での保護者面談と同じタイミングで、ここ最近は近隣の各中学校でも進路相談の三者(or二者)面談が開催されています。そしてその影響もあるのでしょうが、生徒の中にはそろそろ “あと半年で受験だ” という現実がリアルに心にのしかかり、その重圧や不安感に押しつぶされ、とても悩んでしまっている者が、増えてきているように感じます。


もちろんそれだけ受験というものをを真剣に捉えているということですし、私も 「悩んではいけない」 とまでは言いません。むしろ、受験直前ではない今のうちに、とことん悩んで悩みぬいて、スッキリしてほしいとも考えられます。ではここで私が何を言いたいのかというと、それは “悩んではいけない” のではなく、“悩み続けてはいけない” ということです。



結局、悩んでいたって勝手に入試は近づいて来ますし、基本的には避けられないものですから、こればっかりはどうしようもありません。そしてどうせ避けられないのですから、いろいろと考えてしまう前に、ただガムシャラに、全力でぶつかっていけばいいのです。



NHKの大相撲のTV中継では、実力の劣る平幕などの力士が横綱や大関を倒した場合、ほぼ必ずその勝利力士に別室でインタビューをしています。そこでその力士は、ゼハァ~ゼハァ~と息を切らしながら質問に答えるのですが、インタビュアーが 「今日の勝因は?」 と聞けば 「一生懸命やっただけです」、「明日の意気込みは?」 と聞けば 「一生懸命やるだけです」・・・と、とにかく 「一生懸命やる」 という返事しかしません。たまたまTVで見た力士がそうだったという話ではなく、私がこれまで見たことのある勝利力士インタビューは、ほぼ100%、そんなやりとりです。



受験勉強も大相撲と同じです。とどのつまりは 「一生懸命やるだけ」 なのです。とことん、とことん一所懸命に勉強して、その結果、受験した全ての高校に合格できなかったとしましょう(とても稀なケースですが)。もちろんその受験は、全てダメだったわけですから、決して成功とは言えません。しかしそれは実は、失敗とも言い切れません。逆に言えば、たいした努力もせずに、なんとなく受験を迎え、結果的に志望校に入れたとしても、実はその受験は失敗なのかもしれません。



要は受験で一番大切なのは、“志望校に受かること” ではなく、“志望校に受かるために、努力すること” なのです。



夏休みに本気で頑張れば、一気に成績を伸ばすことは充分に可能です。志望校のレベルと自分の現状の実力の差は、まだ気にする必要はありません。“どの高校なら受かるかな” “どこも受からなかったらどうしよう” といったことも、今はまだ考える必要はありません。この夏は、生徒のみんなは高校のことはあまり気にせず、「とにかく勉強しまくって、もっともっと実力をつけよう」 とだけ考えていれば、それでいいのです。




生徒が志望校に合格するために、どうすればいいのかを本気で考え、真剣に悩むべきなのは、塾の講師の方です。生徒のみんなはこの夏、ただ “ガムシャラ” に、一生懸命に勉強しましょう!!



2012年7月6日金曜日

20秒の勇気。


今回も相変わらずの、映画の話題です。



先週末は僕は愛媛へ旅をしましたが、やはり梅雨のこの時期は天気が非常に不安定でして、雨が降ったり止んだりの3日間でした。実は今回の愛媛訪問は、7月1日に山開きになる石鎚山に登ることも目的の一つだったのですが、1日もそんなお天気模様だったため、結局あきらめてしまいました。


よって僕のこの旅、終盤は完全にヒマになってしまったので、ちょうど映画の日(毎月1日)だったこともあり、僕は “幸せへのキセキ” という映画を観ることにしました。














映画はとても好感のもてる、王道のいい話で、暇つぶし気分(失礼!)で観たわりには、充分に楽ませていただきました。少々 「感動できるでしょ?」 臭が強すぎるのが、玉にキズでしたが・・・。物語は、妻に先立たれた主人公が、幼い息子と娘と共に環境を変えるために引っ越した先が、なんと動物園付きの家で、その動物園の再建を通して、失われた “家族” が再生されていく・・・というものです。



・・・あらすじを書くだけでも、「これっていい話でしょ?」臭が漂ってきます・・。う~ん、もっとさりげなく、泣かせてほしいなぁ。というわけで、こちらの映画も、マイ・フェイバリット・リストには入りません(ヒネくれていて、すみません)。ただし、この映画にはとても素敵なメッセージが散りばめられていましたので、今回はその中でも特に印象に残った言葉の話を、させていただこうと思います。




映画の内容は主人公の家族の絆と動物園再建の話が中心ですが、主軸としては、主人公が妻の死からどう立ち直るのか、についてが描かれています。よって劇中、主人公の回想として、妻が生きていた頃の家族の団欒~出産~妻との出会い、とシーンが重なっていくのですが、その “出会い” のシーンが、僕には特に心に残りました。


街を歩いていて、カフェの中にいた女性(後の妻)のあまりの美しさに一目惚れした主人公は、「20秒の勇気だ!」 と心の中で叫び、いきなりカフェに入って声をかけます。まぁ要するにナンパしたわけなのですが、この “20秒の勇気” という言葉、とてもいいなぁと思いました。



そうです。勇気は、20秒もあれば充分なのです。永遠ではないのです。困難に立ち向かうには、一歩目を出すのに勇気が必要なだけで、その一歩目さえ出てしまえば、あとは自然と前に進めます。この映画では、その一歩目の勇気を “20秒” と表現したところが、 とても素晴らしいと思いました。



愛を告白するのも、「ゴメンね」と謝るのも、新しいことにチャレンジするのも、続けていたことを思い切ってやめるのも、全部 “20秒の勇気”。これさえあれば、気持ちを一歩前に踏み出せます。




何よりも、勇気のある人間ってやっぱり、とてもカッコいいです。
この “20秒の勇気” という言葉、皆さまも心のメモ帳に刻んでおくことを、強くおススメします。