2012年9月1日土曜日

勉強の楽しさを。


当ブログ、8月は結局、2回しか更新できませんでした・・・。ご覧の皆さま、特に当ブログを楽しみに待っていただいている方(いると信じて・・)には、誠に申しわけありませんでした。



陽学舎は昨日をもって、平成24年度の夏期講習の全日程を、終了いたしました。今年度は昨年とは違い、中3生のスケジュールが後半に偏りませんでしたので、日・時共にいつも同じような生徒数での授業が行われました。よって講習期間の “あの頃が特にすごかった” という時期はあまりなく、毎日似たような忙しさの中、似たようなテンションで授業を展開することができました。



前回のブログにも書きましたが、今年の夏期講習も中3生は個人差はあれど、非常に良くがんばっていたと思います。当たり前のことかもしれませんが、何よりもまず、宿題をやってこないケースがほとんどありませんでした。さらにもちろん勉強は宿題だけではなく、考えて解く問題が苦手な生徒は、それを補おうと必死に理科や社会の知識量を増やす努力をしていましたし、逆に記憶が苦手な生徒は、たくさんの問題を解くことで発想力を鍛えていました。授業中の解説を聞く真剣度も皆、非常に高いと感じました。


逆に残念だったのは、自習に来る生徒のメンバーが、結局最後まであまり変わらなかったことです。、さらにその生徒達も、あまり講師陣に質問には来ませんでした。当スクールは卒塾していった高校生の生徒達にも自習室を解放していますので、そういった生徒もしばしば自習室に訪れますが、その生徒達は “質問をすること” に慣れていますので、講師に対して “隙あればいつでも質問をしたい” という気持ちが強くあるように感じます。今年の3年生もそんな先輩たちに負けず、今後はわからないことがあれば遠慮なく、どんどん聞きまくってもらいたいと思います。



ちなみに今回の講習会は、これまでよりも講師陣の担当科目の固定を強化しました。その結果、生徒達にとっても、柴先生は国語、竹内先生は理科、などといったイメージが強く出来上がったかと思います(二人とも他の科目も、もちろん対応できますが)。



塾の講師を志望する時点で、他塾でも基本的にはそうなのでしょうが、当スクールの講師陣は特に、「勉強が好き」という者が多いように感じます。私も、勉強は大好きです。特に数学は、ファミコンをするのと同じように、ゲームのような感覚で楽しめます。どこかでおもしろい問題を見つけると、そのチャレンジは私にとっては最高の娯楽ですし、その問題を講師陣にも紹介し、一緒に考えて攻略したりもします。



勉強が好きな先生が、好きな勉強(科目)を楽しんで指導する。生徒が勉強を好きになるには、講師がその勉強を楽しんでいる姿を丸出しにする。つまらなそうに指導する講師を見て、「勉強って楽しいんだ!」と気付ける生徒が、いるはずがありません。



この夏、とある生徒が私に「最近、数学が楽しくなった」と言いました。実はこれは私にとって、最高の褒め言葉なのです。生徒が “勉強を好きになる” こと、これはテストで成績が上がったり、志望校に合格すること以上に、大切にしたい目標であります。



勉強を楽しめるようになった生徒は、もちろん確実に成績が伸びますし、勉強の継続力がつきます。逆に勉強が大嫌いなのに、ご両親や学校や学習塾から無理やりに勉強をさせられている生徒は、受験が終わったとたんに、また学習を放棄します。



この夏、私はあらためて、陽学舎は “生徒に勉強をやらせる塾” ではなく、“生徒に勉強の魅力を伝える塾” を目指そうと、そう思いました。



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