2012年6月9日土曜日

知識の芽。


今年も梅雨入りしてしまいましたね・・・。私は雨は嫌いではありませんが、やはり気持ちの良い、晴れの天気の方が好きです。洗濯物も嬉しそうですしね。



そして今日、日本(関東)で梅雨が始まったのと同じタイミングで、世界ではサッカーの “EURO 2012” が開幕いたしました。こちらは日本代表は関係ありませんし、どのようなイベントかあまり知らない方も多いかもしれません。EUROとは、4年に一度、ヨーロッパの最強国を決定するというワールドサッカーの一大イベントでして、実は私にとってはこれは、ワールドカップよりも楽しみな大会なのです。


ワールドカップは、アジアや北中米などの弱小地域からもチームが出場しますので、チーム毎のレベルの差が大きく、あまり接戦にはなりません。またヨーロッパや南米の強豪国も、前回の南アフリカ大会のように、慣れていない環境での試合ではやはり調子が悪く、本来の能力を発揮できないスター選手がとても多いです。


しかしEUROは、もちろんヨーロッパ地域内での開催ですし(今回はポーランド・ウクライナの共催)、よってワールドカップよりも選手の身体のキレが素晴らしく、試合が白熱して面白いのです! 昨晩の開幕戦 “ポーランド対ギリシャ” も、手に汗握る大接戦で、最高でした!! 私は強豪国以外の試合観戦はパスする予定でしたが、昨日の熱戦のおかげで、結局地上波で放送予定の試合は全部見てしまいそうです。



陽学舎の講師陣にもサッカー好きは多いですし、今月は私以外にも毎晩夜更かしをしてこの大会を見る者が、少なくなさそうです。また、そんな講師が多い環境が呼んでいるのか、陽学舎に通う生徒の中にもサッカー好きがたくさんいますので、よってしばらくは生徒との会話の中にもサッカーの話題が出ることが増えそうです。


塾とは勉強をしに通う場所ですから、雑談のしすぎで勉強に支障をきたすようなことがあっては、当然いけません。しかし雑談自体を禁止しているわけではありませんから、時に生徒とサッカーの話題で盛り上がることもあります。


ただし、「昨日の試合のここが面白かった」 「あの選手のシュートがすごかった」 といった話だけでは、それこそただの雑談です。友達同士の会話ではないのですから、講師陣はその会話を通して生徒に何か、サッカー以外の知識の芽を植える必要があります。例えばイングランドの試合の話が出れば、そこから 「なぜイギリス代表でなく、イングランド代表なのか?」 といった話ができますし、さらに 「イングランド代表やフランス代表には、なぜアフリカ系人種の選手が多いのか?」 という話ができます。



それを可能にするには、それぞれの講師がたくさんの知識を持つことが必要です。また生徒達もただの “サッカーを見て楽しむ” だけでは終わらせず、そこからいろいろなことに興味を広げることが大切です。


要はサッカーからでも、地理や歴史をはじめとした、色々な知識を得ることができるということです。知識というものの糸口は、そこらじゅうに転がっているわけです。



“そんなに無理やり勉強した覚えはないのに、気が付いたらいろんなことを知っていた”
それが一番効率の良い、勉強法です。


“イブラヒモビッチ” という名前を聞いて、そこからスウェーデンを連想することはサッカー好きには簡単な作業ですが、「ユーゴスラビアと何か関係があるのかな?」 とまで発想できれば、それがすなわち、知識の芽となります。



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