2012年6月4日月曜日

狂乱の夜。


まだ梅雨にも入っていないというのに、もう梅雨明けしたかのような暑さの毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?



先週日曜には補講があったため、僕にとって昨日は、二週間ぶりの休日でした。しかし特に用事がなかったため、久しぶりに渋谷まで出向き、“私が、生きる肌” という映画を観てきました。













ペドロ・アルモドバルという監督はスペイン映画界の巨匠で、これまでにアカデミー賞などの栄誉もたくさん獲得しています。しかし僕にとってはあくまで “平均点の高い監督” で、作品はいつも素晴らしいが、心に突き刺さるほどの名作はない、といった印象です。


今回の “私が、生きる肌” でも、期待通りにとても楽しませていただきましたが、残念ながらマイ・フェイバリット・リストには入りませんでした。物語は、妻を亡くした形成外科医が、他人を監禁して勝手に整形手術をし、亡き妻そっくりにしてしまうという・・・。なんとなく予備知識ありの状態で観ましたが、まさかここまで狂気じみているとは、ちょっとついていけませんでした。ただ、「あなたはこれを愛と呼べるか?」というキャッチコピーは、絶妙だと思います。




映画は夜に観たのですが、鑑賞後に渋谷の街を歩いていると、そこらじゅうにサッカー日本代表のユニフォームを着た若者たちがいました。皆、表情が明るかったので試合には勝ったのだとわかりましたが、その後に通ることになる渋谷駅前・センター街入口の交差点が、ものすごいことになっていました。


日本代表の勝利でテンションが上がったとんでもない数の若者たちが、交差点内で大騒ぎをしていたのです。ユニフォームを着ている若者だけでなく、普通の恰好をしたデート中のようなカップルや、他にも明らかに関係のなさそうな人々まで巻き込んで、みんなで大騒ぎ。行き交う車の人々にとっては、さぞ迷惑だったことでしょう。僕は狂気の映画を観た後に、狂乱の街の中を歩いたわけで、なんだかハチャメチャな夜になってしまいました。



手元にカメラがあれば、大騒ぎの様子を撮影して、このブログに載せたかったのですが。僕はプライベートは手ぶら主義なので、財布と携帯電話以外は何一つ持ち歩かないのです。バッグはたくさん持っているのですけどね。全くと言っていいほど、使いません。


しかしこうしてブログを書き、それをたくさんの方々に読んでいただいているわけですから、今後はいつでも写真を撮れるよう、どこかに出かける際にはカメラを必ず持って行こうと思います!



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